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【株式会社アーネストワン】“チーム制、若手を抜擢、19時PCシャットダウン”会社の急成長期を支えた責任者が語る、「社員を大切にする理由」

戸建、マンションの施工、分譲を手掛けるアーネストワン。分譲戸建住宅市場で日本一のシェアを持つ、飯田グループホールディングスの中核企業だ。関東一円で高品質、低価格の住宅を提供し、特に若い世代の支持を集めている。

同社は1981年の設立以来急成長を遂げ、今も年間約10拠点の営業所を新設するなど右肩上がりの拡大を続けているが、一方で、社員に対する手厚いフォロー、19時PCシャットダウンの徹底など「社員を大切にする会社」としても知られている。

同社の急成長期を支えてきた執行役員の真船氏に、昔と今の違い、社員を大切にする理由などを伺った。

▲執行役員 戸建事業部長 真船潤一氏

入社後すぐ、上司が退職。しかし、皆が支えてくれた

現在、アーネストワンの従業員数は1165名(2016年3月末日現在)だが、執行役員の真船氏は2001年、アーネストワンが社員数わずか50名のときに中途入社。激動の急成長期を支えてきた立役者の一人だ。

「それまでは造園会社やゼネコンなどで経験を積み、アーネストワンに転職する前に4年間務めた建設会社では、主に公共機関の現場監督、施工管理、設計、積算などを経験。ときに営業も担当しました。これらの経験・スキルを活かして別のことにチャレンジしたい、違う角度からこの業界を見てみたいという思いに駆られ、戸建住宅を手掛けていたアーネストワンに飛び込んだのです」

現場監督の求人募集に応募したものの、打診されたのは営業職。「営業のほうが人手が足りないから」という理由だったが、「現場の知識や技術力は営業で活かせるはず」と考え、入社を決めた。

 

配属されたのは、武蔵小杉営業所。現在、同社は全国に82営業所+本社を展開しているが、この武蔵小杉営業所は4拠点目として立ち上げたばかりで、店長と2人きりで切り盛りすることになった。当時は人員も少なく、仕事を教えてくれる人は誰もいない。これまでの知識を総動員しながら、土地の仕入れ、プランニング、間取りの図面起こしなどを見よう見まねで行った。

しかし入社1カ月後に、頼みの綱である店長が急に辞めてしまったという。これから建築・着工に入る案件は20棟以上。急きょ、本社から1人助っ人を呼んだものの、案件を把握しているのは自分だけという状況に、頭を抱えたという。

「そんな中、設計士、測量士、造成業者、設備業者など、外部の協力業者さんが皆、私を応援し、支えてくれたんです。わからないことは教えてくれて、ともにこの苦境を乗り切ろうと尽力してくださいました。皆さんの温かい思いが本当に嬉しく、涙の出る思いでしたね。同時に、やはりこの仕事は一人でできるものではなく、周りの協力なくして成り立たないものなのだと実感させられました」

皆に支えられ、激動の苦境期を乗り越えた後は、徐々に自分のペースをつかめるようになり、仕事のやりがいを実感できるようになった。用地仕入から住宅のプランニング、建築工程管理、そして完成した住宅の引き渡しという、住宅に関する「先発から抑えまで完投できる」ことにやりがいを覚えたという。

部下を持つようになり、「丁寧に教える」「褒めて伸ばす」大切さを実感

その後は、店長、神奈川ブロック長と順調にステップアップ。そして大阪に異動し、ブロック長として手薄だった関西圏での営業所数拡大に力を注いだ。真船氏の異動後、営業所数は倍に増え、関西圏の業績も急拡大した。

関東、関西でたくさんの部下を持つようになった真船氏は、日々「社員教育」について考えるようになり、独自のマネジメント論を持つようになった。

「私が入社したころはまだ会社も小さく、『先輩の背中を見て仕事を覚えろ』という雰囲気でした。その“背中”も1カ月でいなくなり、本当に苦労しましたが、周りに支えられ、励まされ、どうにか一人前に成長することができました。でも、ついていけずに辞めた人も、以前は少なくありませんでした。辞めてもらうために採用したわけではないし、『辞めてもいい人』なんて一人もいないはず。皆が仕事にやりがいを感じ、長くイキイキ働いてもらうためには、丁寧に仕事を教える、不安や不満の兆候を見逃さず、ピンチのときには手を差し伸べる、褒めて伸ばすなど、社員一人ひとりを大切にする姿勢を徹底するべきだと考えるようになったのです」

「部下は自分の写し鏡」だと言う真船氏。社員一人ひとりに寄り添い、フォローを徹底するようになって以降、社員がイキイキとした表情で働いている姿を見るたびに「自分の考えは間違っていなかった」と実感できたという。この「社員を大切にする姿勢」は全社に広がり、今では同社の大きな特徴となっている。

チーム制、若手を抜擢、19時PCシャットダウン…働きやすい環境は整った

現在は戸建事業部門の責任者として活躍する真船氏。現場の社員と触れ合う機会も多く、改めて昔と今の体制の違いを実感しているという。

「真面目に誠実に、常に安価で高品質な住宅を提供するという姿勢は、昔から一貫して変わりませんが、仕事の進め方、そして働く環境がかなり整備され、一人ひとりが力を発揮しやすい体制が整っていると感じますね」

今のアーネストワンの「働きやすい理由」について、真船氏が説明してくれた。

まず挙げられるのは「チーム制」である点だ。取り扱う案件数が増え、顧客からのニーズも増大している今、入社したころの真船氏のように「一人で先発から完投まで」を担うのは負担が大きい。

「個人プレーで切磋琢磨するという考え方もありますが、それでは肉体的にも精神的にも疲弊してしまう。二人三脚、三人五脚になれば、互いを補うことができ、より高い実績も生み出せると考えています」

「社歴、年齢に関係なく、抜擢し任せる」体制も、同社の魅力だ。同社では、20代でも店長に抜擢し、店舗全般の運営を任せる。若くして「ヒト、モノ、カネ」を動かす経験を積むことができるため、皆が店長を目指して頑張っているという。

「もちろん、そのためのサポートは惜しみなく行っています。新人時代から、周りは並走し、一から丁寧に教えて『褒めて伸ばす』姿勢を取っているうえ、ステージごとの研修も充実。店長候補に入った社員には、本人にその事実を伝え、店長の仕事を一から学べる研修も行っています。自分のペースで伸び伸び成長でき、ステップアップもしやすい環境だと思いますね」

そして、「19時PCシャットダウンの徹底」。ワークライフバランスを取って、イキイキ働いてほしいという思いからだ。住宅の販売や集客は仲介業者に委託しているため、夜遅くまで業務に追われることがないという背景もあり、平均残業時間は月20~35時間程度と業界内では異例の少なさだ。

「私が若手の時代は、会社が倍々ペースで成長していたこともあり、昼夜なしで働いていましたが、今はそんな時代ではありません。ワークシェアの徹底で、一人あたりの勤務時間は適正を保てています。社員にはオンオフのメリハリを持って、長く働いてほしいと願っています」

目指すは単体で1兆円企業。業容拡大の過程で個人の活躍チャンスもさらに広がる

飯田グループホールディングスの売上高は現在1兆円以上(2016年3月期)。その中核企業であるアーネストワンは、2600億円の売上高を誇っている。そしていつかは「アーネストワン単体でも1兆円企業」を目指している。

「当社は高品質・低価格の住宅を、真面目に誠実に提供するという姿勢がお客様に支持され、業績を拡大してきました。

しかし、少子高齢化が進む日本においては、いつかは頭打ちとなるはず。目標を達成するためには、さらなる業容拡大が必要です。住宅には、付帯するビジネスがたくさんあり、すそ野が広いのが特徴。すでに3万件超に及ぶお客様のリフォーム需要も顕在化していますし、保険などのライフサポート分野も親和性が高いはず。賃貸住宅の空室を活かしたシェアハウス、民泊ビジネスというのもあり得るかもしれない。これからも真面目、誠実の姿勢は貫きながらも、柔軟、臨機応変にビジネスを広げていきたいですね」

だからこそ、これからのアーネストワンは、活躍のチャンスが大きい、とも話す。

「当社は、やりたいことにドンドン手を挙げられる社風ですが、ビジネスの幅が広がることで、チャレンジできる機会が増え、その範囲も広がるはず。『アーネストワンで何かを成し遂げたい』という強い思いを持っている人には、やりがいある環境。大いに歓迎したいですね」

記事掲載日:2017年3月16日 WRITING 伊藤理子