転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2018/05/25 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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35歳以上必見!転職の落とし穴と脱出法、教えます【前編】

難易度が高いと思われがちな35歳以上の転職。少し転職活動しただけで、あるいは始める前にあきらめたりしていませんか?実務経験豊富なビジネスパーソンには、レジュメや面接でのひと工夫が必要。

35歳以上の転職希望者が陥りがちな落とし穴と、その解決策を指南します。

アドバイザー

ベルコリンズ研究所 代表 佐々木一美氏

大手建設会社の教育事業部長などを経て、2002年主に中高年の転職コンサルティングを行うベルコリンズ研究所を設立。独自の転職支援プログラムで約620人の転職を導いてきた。著書に『驚異の「幸せ転職」術』。

株式会社リクルートエージェント キャリアアドバイザー 柴田教夫氏

リクルートおよびリクルートエージェントでの総務、人事、経営企画などの管理部門のスタッフ、マネージャーや営業所長を経て、2000年4月より現職。主に40歳以上の転職希望者のサポートを行っている。

ダラダラと転職活動を続けている

いいところがあればすぐにでも転職したい。だが、今の仕事が忙しいので、なかなか転職活動できないのが目下の悩み。気持ちは焦るが、どうしようもないのか…。

【脱出法】目標を設定し、スケジュールを組む

 

年齢が高くなると、仕事の負荷が大きくなり、職場での責任も重くなるもの。自分の仕事さえ片付けば早めに帰宅して転職活動するなどということも難しい。とはいえ、今の仕事に振り回されながらダラダラ活動をしていたら、転職の意欲もしだいにしぼんでいく。この事態を脱出するには、希望条件や活動資金などを早急に見直し、転職したい希望日を目標設定することが大事。次にその目標から逆算して、転職活動スケジュールを組む。「今、何をするべきか」を常に確認しながら自己管理することが、転職成功につながる道である。

転職活動を効率よく行うには、最初に転職する日を決め、その目標に向けて戦略を練り、確実に実行していきます。スケジュールはあとあとまで重要になるので、しっかり準備したいものです。(佐々木氏)

この年代に入ると、転職の目標は、今後の人生の目標とも大きく関連します。大切な時間を有効に使えるよう、転職活動に入る前にこれからの人生をどう生きたいかを明確にしておくといいでしょう。(柴田氏)

【成功の秘訣】
毎日の仕事と転職活動、今はエネルギーが2倍いるときだと覚悟し、目標に向かって確実に進もう。

自分の転職環境を整えていない

「こんないい会社、受かるわけない」と思いながら応募したところ、トントン拍子に話が進み、内定が出た。あわてて「仕事の区切りがつく3カ月後まで入社を待ってほしい」と申し入れたところ、「プロジェクトのスタートを延ばすわけにいかないので」と、話が流れてしまった。

【脱出法】身辺を顧みて、ふさわしい転職を考える

 

転職はタイミングが大事。しかしながら、仕事内容や職場環境によっては、すぐに退職できない場合もある。長年世話になった会社に後足で砂をかけていくようなことは避けたいもの。仕事の区切りや引き継ぎに要する時間を考慮して、いつだったら退職可能かをあらかじめ計算しておこう。また、家庭のある人は、家族の同意を得るなど、転職環境を整えておく必要がある。この年代は、「子どもを私立の学校に入れたので転勤するなら単身赴任」「住宅ローンがあるので、年収はあまり下げたくない」「親の介護があるので、転勤はもちろん、残業の多い仕事も無理」など、人それぞれにさまざまな事情を抱えている。自分はどんな転職が可能なのかをよく考えて、それに応じた転職先を探すようにしたい。

一家の大黒柱の転職活動は、家族の理解が大前提になります。いつ転職できるのか見通しが立たない事態が続けば、本人はもとより家族も不安にさらされます。言いだしにくいからといって後回しにせず、転職活動に入る前に十分話し合っておきましょう。(佐々木氏)

この年齢層は役職に就いている人が多く、後任探しに手間取り、予想以上に引き継ぎ時間がかかることがあります。その点も考慮しておいてください。(柴田氏)

【成功の秘訣】
転職を考えて一人浮き足立つな。行動を起こす前に、足場を固めておこう。

少し探しただけで、見合う求人がないと思い込む

最近、転職サイトや新聞などで求人情報を集めているが、私の経験やキャリアに見合う求人はなかなかない。35歳転職限界説は、やっぱり本当なのか。

【脱出法】希望条件の見直しと、徹底して情報収集することが大事

 

2007年10月、雇用対策法の改正が行われ、募集・採用における年齢制限が原則禁止になった。これは、中高年の転職希望者にとっては朗報といえる。ただし、大幅に年収ダウンするような仕事では、よほど別の付加価値がなければ、食指は動きにくい。では、見合う求人に出会うにはどうしたらいいか?これには、希望条件の見直しと求人情報源の拡大が有効だ。自分の希望条件は、現在の転職マーケットにマッチしているか。また求人情報源は、インターネットでいえばリクナビNEXTのような転職サイト系、政府系、サーチ系、人材紹介会社集合系など、そしてハローワーク、人材紹介会社、人材銀行、雇用安定センター、新聞、求人情報誌、フリーペーパーなど、あらゆる窓口や媒体から徹底して集めることが大事。なかには1社の求人がいくつかの媒体に載っていることがあるが、さまざまな記事を読むうちに、企業の求める人材像がより鮮明にわかってきて、レジュメの作成時に役立つ。

採用条件からはずれているなと感じても、入社したい気持ちがあるならあきらめることはありません。まずはレジュメを送ってみてください。書類選考に受かる確率は高くないものの、「ちょっと会ってみようか」という企業も必ず出てくると、経験則からいえます。(佐々木氏)

【成功の秘訣】
悲嘆する前に、情報源を拡大して徹底的に探すこと。対象外の求人でも、応募すれば門戸が開かれることあり。

レジュメがやたらと長い

少しでも自分をわかってほしいと、新卒からの仕事の経歴を丁寧に書き出したら、レジュメが6枚以上にもなった。キャリアが長いのだから、これぐらい大丈夫?

【脱出法】強みを打ち出し、コンパクトにまとめる

 

中途採用の書類選考は、人事ではなく、直属の上司が行う企業が多い。つまり忙しい仕事の合間を縫ってレジュメを読むわけだから、求職者1人にかける時間はだいたい3~4分程度となる。この短い時間内に、どれだけ読めるのかを考えたい。名前を見て職務経験をざっと確認する、これが精いっぱいだ。応募数によっても状況はかなり異なるが、あまりに長すぎるレジュメは、担当者をイラつかせうっとうしいと思わせてしまい、マイナス効果になるばかり。事実を無味乾燥に書き並べるのではなく、自分の強みだと思うところで文字数を増やすなど、メリハリのあるレジュメを目指したい。

長年の経験から、中高年の場合、レジュメはA4判3~4ページを推薦します。1~2ページでは触りしか書けませんし、5ページを超えると「多い」と感じる企業が圧倒的に増えてしまうからです。長くなりそうなエピソードについては、「詳細は文末を参照」とするなど、自分なりに工夫して3~4ページを有効に使ってください。(柴田氏)

【成功の秘訣】
ダラダラ書いても無駄。読んでもらえる範囲で、精いっぱいの工夫をしよう。

読み手を無視したレジュメを作っている

書類選考で引っ掛かりたいと、仕事の成功談や表彰歴を盛り込んだ力作のレジュメを送っている。なのに、書類の段階で落ち続けているのは、なぜ?

【脱出法】エピソードをまじえて、読み手の興味を引く内容にする

 

何としても書類選考を突破したい――。そんな気持ちが強まると、どうしても自分を優秀な人材に見せたくなるのが人情。レジュメにも、「~で成功」「~で表彰される」ばかりを並べたりしていないだろうか。しかしながら、こういったレジュメでは、読み手はなんの興味も持てない。それどころか、他人の自慢話を聞かされているような錯覚に陥る人さえいるだろう。ところが、「経験者が一人もいなかったので何からやってよいかわからず、当初は途方に暮れた。ようやく業界知識に詳しい弁理士を探し出してきて、特許を出願し、問題が解決した。すいぶん遠回りしたが、部員たちとともに困難を乗り越えることによって、部全体の士気も大きく上がった」というような実際に体験したエピソードや、具体的な数字を交えながら、課題と解決策、成果のポイントを書くと、読み手の印象もぐっと変わる。企業は、過去の経験を見ることによって、その人に課題設定能力や問題解決能力が備わっているかを確認したいのだ。

要領よくレジュメをまとめあげる能力も企業は判断材料にします。レジュメを作成する際は、読まされる側の気持ちを考えながらやると、書くべき内容が見えてきます。(柴田氏)

【成功の秘訣】
「ぜひ会ってみたい!」と、相手に思わせるレジュメを作ろう。

記事作成日:2008年8月25日
EDIT&COPY:中嶋典子 PHOTO:設楽政浩、松田康司、fotolia