転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/12/11 UPDATE 毎週水・金曜更新!

「大卒以上」の求人とは?高卒や専門卒の学歴でも採用される?

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「大卒以上」と応募資格に記載している求人に対して、高卒や専門学校卒の学歴でも応募は可能なのでしょうか。

大卒以外の学歴でも応募できるケースや企業が大卒以上を指定する理由などについて、組織人事コンサルタントの粟野友樹氏が解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

高卒・専門卒・中卒・高専卒・短大卒も「大卒以上」の求人に応募できる

大学を卒業していなくても、「大卒以上」の求人に応募すること自体に問題はありません。

ただし、採用につながるかどうかは、事前によく検討してみる必要があります。

高卒・専門卒・中卒・高専卒・短大卒などでも採用に至った事例を具体的に見ていきましょう。

採用に至った事例

高卒者「大卒以上」の求人で採用された成功事例:
高卒で複数企業でのIT営業経験あり → 外資系IT企業の営業で採用
転職で着実に実績を出しステップアップしてきていること、マネジメント経験があること、大手企業担当の実績が豊富なこと、英語力を実務で磨いてきたことなどをアピールした結果、評価された。
専門学校卒者が「大卒以上」の求人で採用された成功事例:
■専門学校卒で販売職を長らく経験 → web企業のwebエンジニア(未経験募集)で採用
仕事をしながらプログラミングスクールで学び、さらに副業でweb制作に携わる。その経験と意欲が評価された。

ほかにも、以下のようなケースであれば、採用に至る可能性も高まるでしょう。

• 募集の人材要件に学歴以外の部分がほぼ合致している
• 高い専門性経験スキルを持ち、実績を出している

特に、営業職や販売職、各種エンジニア(IT・ハード系エンジニア含む)、デザイナーなどのクリエイティブ職、ドライバーなどは、学歴よりも経験スキルや実績が重視される傾向にあるため、挑戦しやすいと言えます。

採用が難しいケース

逆に採用が難しいとされるのは、学歴以外にも、掲載されている人材要件をほとんど満たしていない場合です。

特に大手企業や、知名度が高く応募者数の多い企業では、採用につなげることは難しいでしょう。

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「大卒以上」の求人を企業が掲載するのはなぜ?

企業が採用で重視するポイントの一つに、基礎学力や素養、職務遂行能力といった「ポテンシャル」があります。

企業が「大卒」を指定する理由は、主にこのポテンシャルを見極めるため、と言えます。

応募者が大学を卒業していれば、一定の基礎学力があると期待できることから、一つの目安として掲げているのです。

また、「大卒者のほうがより長く働いてもらえる可能性がある」という理由で「大卒以上」を掲げている企業もあります。

厚生労働省発表の「学歴別就職後3年以内離職率の推移」によると、大卒の離職率は、他の学歴よりも低いことが示されています。

このような状況も踏まえて、企業は「大卒者は相対的により長い期間同じ会社で働き、経験やスキルを磨いている可能性がある」と考えているのでしょう。

出典:厚生労働省・報道発表資料「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します

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高卒・専門卒・中卒・高専卒・短大卒でも「採用の可能性がある」企業や求人の探し方

「大卒以上」の応募資格を満たしていなくても、書類選考を通過し、採用の可能性がある求人を探すには、以下のような方法を試してみてください。

「大卒以上」以外も許容範囲内としている企業を特定のキーワードで探す

求人情報には「大卒以上」と記載していても、その他の学歴を許容しているケースがあります。

例えばリクナビNEXTで検索する場合、下記のようなキーワードを併記している、「採用対象の間口が広い」企業を探してみてください。

• 未経験歓迎系(業界・職種・社会人)
• フリーターから正社員を目指す
• 第二新卒歓迎
• ブランクOK
• 応募者全員と面接

さまざまな職種で人材を募集している企業を探す

バックオフィス、エンジニア、サポートなど、さまざまな職種で募集している企業に注目してみましょう。

このような企業は、職種によっては学歴より実績を重視しているにも関わらず、求人情報には一律で「大卒以上」と記載しているケースがあります。

特に専門性が高い職種の場合は、実力や経験があれば興味を持ってもらえる可能性があります。

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大卒以外の人が転職成功を目指すためには

求人応募の際に「大卒以上」と記載されている場合、やはり一般的には大学卒業者が有利とされます。

そんな中で、大卒以外の人が転職成功を目指すためにできることは何があるのでしょう。

「転職後、活躍できる」ことを具体的にイメージさせる

まずは、応募先企業に「転職後、活躍できる」ことを具体的にイメージしてもらう必要があります。

大切なのは、これまで培ってきたスキルや経験、実績を、数字や固有名詞を入れながら伝えること。

業務の難易度や規模感を共有できるので、入社後の活躍や事業貢献の可能性を感じてもらいやすくなるでしょう。

学歴に左右されない自身の価値を最大限にアピールする

大卒以上の応募者がいる中で自分をアピールするためには、まず応募書類で自分ならではのポータブルスキルやテクニカルスキルを強調することが重要です。

特に職務経歴書には、自分の実績や経験を具体的に記載し、採用担当者の興味を引くことが求められます。

まずは資格取得や自己研鑽エピソードなどの学習意欲、リーダーやマネジメント経験をすべてリストアップしてみましょう。

その作業には「自己分析」が役立ちます。

こうした作業を丁寧に行うことで、志望動機も明確に伝えられ、学歴に左右されず自身の価値を最大限にアピールできます。

ぜひ前向きな姿勢で取り組んでください。

引用:厚生労働省:ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)より

転職エージェントを頼る

自分だけでは準備が難しい場合は、転職エージェントを頼るのも手です。

「過去に大卒以外の採用実績がある企業の情報を教えてもらう」「応募書類へのアドバイスをもらう」「自分をプッシュしてもらう」など、多くのフォローを受けることができるでしょう。

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