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ボーナスを多くもらえる会社に転職したいのですが、探し方を教えてください【転職相談室】

ボーナスの日が記されたカレンダー多くの社会人が「ボーナスを少しでも多くもらいたい」と思うことでしょう。

ボーナス支給を希望条件に挙げる転職者に、ボーナスをもらえる企業の探し方や注意するポイントなどについて、組織人事コンサルティングSeguros代表コンサルタント・粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

ボーナスの支給額が多い会社に転職したいです。そのような会社の探し方を教えてください。(Sさん/24歳/営業職)

相談者
相談者
【相談内容】
今の会社では、全社的に昇給もボーナスも期待できません。将来が心配なので、ボーナスを貯金にまわして備えたいと思い、それを理由に転職を検討しています。ボーナスの支給額が高い企業に転職したいのですが、そのような企業を探すにはどうしたらいいか教えてください。(Sさん/24歳/営業職)

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収入としてボーナスをあてにするのはオススメできない

▶アドバイザー
ボーナスがたくさんもらえる企業への転職を考えているんですね。

相談者
そうなんです。将来を考えて、ボーナスを貯金に回したいと…。

▶アドバイザー
気持ちはよくわかりますし、ボーナスは多いほうがうれしいですよね。ただし、知っておいてほしいのは、ボーナスは変動するものであるということ。それを踏まえてマネープランを立てるほうが賢明だと思います。

相談者
ボーナスはどのような要因で変動するんですか?

▶アドバイザー
企業の業績、個人に対する評価、社会情勢などで変動します。

相談者
企業は、ボーナスを支給しなくても違法ではないんですか?

▶アドバイザー
違法ではありません。「賞与」や「特別手当」などとも呼ばれるものですが、法律上の支払い義務は生じないのです。

相談者
求人欄に「賞与制度あり」と書かれていたら、ボーナスが支給される会社だと考えていいんですよね?

▶アドバイザー
はい。ただ、賞与制度があるといっても、その金額や1年に何回支給されるのかはわかりません。支給額の査定には、年齢や在職期間なども加味されるので、転職して間もないと在籍期間が短くてボーナスの対象とならないこともあります。

相談者
そうなんですね。

▶アドバイザー
それに、ボーナスの支給実績額が明記されていたとしても、業績・評価ともに最高だった人の実績を例に挙げているかもしれません。実際に入社して同等の額が支給されるとは限らないので、心しておきましょう。

相談者
わかりました。

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ボーナスと基本給とのバランスにも着目

▶アドバイザー
また、ボーナスが高めの企業は、業績連動型が多い傾向にあります。業績連動型は、基本給が低めに設定されていて、業績が良ければ高額のボーナスが支給される仕組みのことが多く、収入全体を考えると業績に左右される部分が大きくなるということです。

相談者
そうなんですね。高額のボーナスが期待できても、基本給が低めに設定されるとしたら、ちょっと不安です。ボーナスをもらうことばかりに気をとられていましたが、きちんと収入全体で考えないといけませんね。

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ボーナス面を条件にするなら企業規模に着目

相談者
転職サイトで、「賞与あり」や「賞与年3回」などのキーワードで検索しているんですが、ボーナスを条件に転職先を探す場合、ほかにどんな点に着目すればいいですか?

▶アドバイザー
厚生労働省の統計『令和4年の夏季賞与の支給状況』(※)によると、事業所規模5人以上の事業所の66.8%が夏のボーナスを支給しています。事業所規模500人以上では96.5%、100~499人では93.1%、30~99人では88.7%、5~29人では63.2%。つまり、企業規模が大きいほどボーナスが支給されているという結果が出ています。

(※)参考:令和4年の夏季賞与の支給状況│厚生労働省(PDF)

相談者
なるほど。企業規模が大きいところを狙ったほうがいいわけですね。

▶アドバイザー
あとは、企業の成長性に着目するといいでしょう。

相談者
業界でいうと、どのあたりに着目すべきしょうか?

▶アドバイザー
同じ厚生労働省の統計によると、「調査産業計」の389,331円を上回っている業界は、建設業、製造業、電気・ガス業、情報通信業などが該当しています。

相談者
そうなんですね。実は、現職と同じ営業職で転職したいと考えているので、それならIT系企業の営業職を中心に探してみようと思います。

賞与について不明な点があれば面接で確認しておく

相談者
募集要項に賞与の記載がない企業に応募した場合、ボーナスについて面接で質問しても大丈夫ですか?

▶アドバイザー
支給されるのかどうかを確認するのは、問題ないでしょう。ですが、金額などについて具体的に突っ込んで質問しても、冒頭でも述べた通りボーナスは業績次第で変動するものなので、面接担当者を困らせることになりかねません。

相談者
ボーナスの有無や支給の回数程度を聞くのはOKでも、想定される賞与支給額の詳細までを質問するのは控えたほうがよさそうですね。面接で質問する場合、どのように切り出せばいいのでしょうか?

▶アドバイザー
仕事や組織などについての質問の後に、あくまで参考として聞く程度にとどめておくのが無難でしょう。営業職を希望しているSさんなら、目標達成意欲を前面に出し、その流れで質問するのもいいと思います。

ボーナスをあてにせず収入アップを狙う方法も

相談者
先ほど、収入全体を考えると…というお話を伺いましたが、ボーナスをあてにせず、年収という大きな括りで収入アップを目指すにはどうしたらいいでしょうか?

▶アドバイザー
長期的に考えて、自分の市場価値を上げていく、ということを考えてはいかがでしょうか。

相談者
自分の市場価値を上げていくには、私の場合、どのような働き方をすればいいのでしょう。

▶アドバイザー
同じ営業でも、法人営業など市場ニーズの高い職種を経験する。あるいは、営業企画やマーケティング、カスタマーサクセスや人事など、違う職種を経験してキャリアの幅を広げていくことが大切です。

そのほか、その会社で実績を上げてマネジャーなどの役職に就くことができれば、基本給が上がって収入全体も増えていくはずです。

相談者
目先のボーナスにこだわるのではなく、長期的視点に立って自分の実績やキャリアを積み、徐々に収入全体を増やしていこうという考え方ですね。

▶アドバイザー
そうです。それ以外にも、自分の営業力に自信があるのなら「インセンティブ制度あり」の求人を狙う、副業を認める企業に転職して副業で収入を増やすなどの方法も検討してみるといいでしょう。

相談者
お話を伺って、視野が広がったような気がします。いろいろな角度からのアドバイスをありがとうございました。

記事作成日:2023年4月5日 WRITER:笠井貞子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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