転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2022/01/28 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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これから伸びそうな会社に転職したいのですが、どう見極めればいいですか?【転職相談室】

旧態依然とした会社を飛び出し、「これから伸びる会社に転職したい」という29歳のTさん。

しかし、どのように「伸びる会社」を見極めればいいのかわからない…と相談しに来ました。

伸びる会社の見極め方や、転職の際の企業選びのポイントについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

数ある求人の中から、伸びる会社をどのように見つければいいですか?(Tさん/29歳/営業職)

相談者
相談者
■相談内容
中堅の精密機器卸でルート営業として働いていますが、未だに年功序列の古い体質で若手の意見が通らず、成長実感がありません。まだ若くて勢いがあり、成長性が見込めるベンチャーなどに転職したいのですが、伸びる会社はどうやって見極めればいいのでしょう。

成長性だけでなく、興味を持てるかどうかも重視しよう

アドバイザー
「伸びる会社」を見つけるには、一般的には、『会社四季報 業界地図』を読むとか、日本経済新聞などで定期的に紹介される注目業界の記事や業界天気図などを見るなどの方法が挙げられます。

ほかには、転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーから採用ニーズが旺盛で勢いがある業界や会社を教わる、日本取引所グループのホームページで紹介されているアナリストレポートから興味ある業界の企業をピックアップして参考にする、有料ですが帝国データバンク等の調査会社のレポートをチェックするという方法もあります。

相談者
なるほど、いろいろな調べ方があるのですね。これらの方法で、伸びそうなベンチャーを探してみます。

アドバイザー
たしかに、ベンチャー企業は成長性が高いでしょう。ただ、スタートアップ期は赤字の会社も多いですし、財務情報などは株式公開していないと把握できません。伸びそうな会社を選んだつもりが、すぐに会社が傾いてしまった…となる可能性もゼロではありません。

そもそも、先行き不透明な時代においては、伸びる会社を見極めるは難しいもの。大手企業でもあっさり倒産するような時代です。

さらにいえば、「伸びそうだ」というだけで転職を決めても、事業内容や仕事内容に興味を持てなければ長く働くことができないかもしれません。まずは、「興味がある分野」をピックアップし、その後伸びそうかどうかを判断してはいかがでしょうか?

相談者
確かに…おっしゃる通りです。今の会社の古い体質が窮屈に感じて、つい「ベンチャーのような若い会社がいい!」という思いが先行していました。

既存業界×ITの「〇〇テック」は成長が期待できる分野

アドバイザー
興味関心がある業界や分野、注目している業界や分野はありますか?

相談者
特にはないのですが…あえて言えば、「〇〇テック」という言葉を最近よくメディアで目にする気がします。IT分野は伸びそうな印象もあるし、面白そうな気がしています。

アドバイザー
「〇〇テック」とはさまざまな業界とテクノロジーが融合して生まれた、新しい製品やサービス、仕組みなどを指す言葉で、「X-Tech(クロステック)」とも呼ばれていますね。まさに今、伸びている分野と言えます。では、「〇〇テック」の中では、どの分野が気になりますか?

相談者
不勉強で…どんなものがあるのでしょう?

アドバイザー
例えば、金融とITが融合した「Fintech」、人材とITで「HRTech」、医療とITで「MedTech」、教育とITで「EdTech」などが挙げられます。ほかにも、農業×ITで「AgriTech」、不動産×ITで「RealestateTech」などもあります。いわば既存業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)化であり、多くのスタートアップ企業が生まれている分野でもあるので、今後の成長が期待できるうえ「若い会社で働きたい」というTさんの思いにもマッチしているかもしれません。

相談者
そんなにいろいろな分野があるのですね!まずは「〇〇テック」を詳しく調べ、関わっているベンチャーを探してみます。

アドバイザー
スタートアップの場合は、公募はしていないかもしれません。興味のある「〇〇テック」の企業を調べ、個別にホームページやSNSなどをチェックしたほうが良さそうです。

経験を活かせる分野のほうが、入社後のキャッチアップも早い

アドバイザー
Tさんは「伸びる会社に行きたい」という思いが強いあまりに、ベンチャーなど若い会社ばかりに目が向いているようですが、中堅~大手であっても伸びている会社はあります。そしてTさんは現在29歳。ポテンシャルよりもこれまで培ってきた経験やスキルを評価してくれる会社のほうが、入社後すぐに力を発揮できるでしょうし、ステップアップも期待できるでしょう。

精密機器の卸営業という経験を考えれば、機械メーカーや卸売業の大手でいち早くIT化に取り組んでいる企業などに注目してはいかがでしょうか?建設資材や工具などをEC展開している成長企業もあり、同じ業界の中でもITを取り入れ伸びているところは多数存在します。

相談者
なるほど、機械系や卸売業界は対象から外していましたが、今の業界×Techで考えるのも一つの方法なのですね。…ただ、できれば心機一転、別の業界で手掛けたことのない商材を経験してみたいという思いもあります。

アドバイザー
では、異業界の無形商材に目を向けてみてはどうでしょう。これまでの経験が活かせる「BtoB」の営業を選べば、未経験の業界でも早期にキャッチアップできるでしょう。例えば、ITやWeb、広告、人材、金融、コンサルティング、教育など。無形商材は、商品や価格が固定されていないケースが多いので、提案の幅が広がり営業としてスキルアップできそうです。

現職での経験スキルを最大限に活かしつつ、興味関心も併せて考えると、「有形商材を扱う〇〇Tech」を狙うという手もあります。例えば、前述した「AgriTech」、「RealestateTech」のほか、車×ITの「AutoTech」分野で自動運転システムや自動運転車を手掛けるという道も考えられます。

相談者
有形商材×ITか…全く未経験の分野に飛び込むより、成果が出しやすいかもしれません。

アドバイザー
そうですね。まずはその方向で、興味を惹かれる企業を探してみてはいかがでしょう。調べるにつれ知識が深まり、特定の業界・企業に絞れるかもしれません。

ちなみに「〇〇テック」で言えば、営業活動をITで効率化する「SalesTech」や、経理や人事、総務などバックオフィスの業務効率化を目指す「BOTech」という分野もあります。セールスもバックオフィスも、全業界すべての企業がクライアントになり得るので、そういう企業でこれまでの力を発揮するのもアリかもしれませんね。あらゆる業界・企業を相手にすることで得られる経験も多く、やりがいを持って働き続けられそうです。

相談者
〇〇テックだけでもいろいろな選択肢があるんですね…驚きました。「伸びる会社」という軸しか持っていませんでしたが、具体的な業界や領域の話を聞いてイメージが湧いてきました。有形・無形も含めて、興味を持った企業に幅広く応募して話を聞いてみたいと思います。

記事作成日:2021年12月17日 WRITER:伊藤 理子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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