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転職後、同期がいないので会社に馴染めるか不安です【転職相談室】

スーツ姿の男性の足元転職後の会社には、中途入社同期や同じ年齢の社員がいないことで、漠然と不安を感じているというYさん。

転職後に同期がいないことによるメリット・デメリットと人間関係づくりのコツを組織人事コンサルタントの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職後の会社には同期も年齢の近いメンバーもいません。会社に馴染めるか不安です。(Yさん/営業/26歳/男性)

相談者
相談者
■相談内容
人材営業から不動産営業に転職することが決まりました。
現職では同期同士で情報交換をしたり、飲み会をしてストレス発散したりしていましたが、転職後の会社は、中規模の会社で、入社時期が同じ中途入社同期がいません。
同年代の社員もどうやらいないようで、漠然と不安を感じています。

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転職後に同期がいないことで何が不安なのかを整理しよう

アドバイザー
転職後の会社には同期がいないので不安とのことですが、具体的に心配なことや、困りそうなシーンのイメージはありますか?

相談者
「同年代の社員も中途入社同期もいなくて会社に馴染めるかなぁ」と漠然とした不安感を抱いていたのですが、そう言われてみると具体的に困るシーンまではイメージがついていません…。
逆に質問をしてしまって恐縮ですが、転職後に同期がいないデメリットってどんなことがありますか?

アドバイザー
「新入社員向けの雑用を分担できない」「弱音や不満を気軽に吐き出せる相手を見つけづらい」などが挙げられますね。
転職者の方が戸惑いやすいこととしては、「自分が知らない社内情報を共有してもらいにくくなる」などでしょうか。

相談者
社内情報を共有してもらいにくい…とは、どういうことでしょうか?

アドバイザー
「知らなくても仕事はできるけど、知っておくと楽に仕事ができる」情報ってありますよね。
例えば、社内のちょっとした上下関係や、暗黙のルールなどです。
同期がいないことで、そういった情報を共有しあう相手探しに苦労するかもしれません。

相談者
なるほど。
現職では、同期メンバーでの社内チャットがあって情報交換が活発なんです。
とある社内申請ができずに困っていた時には、すぐに同期のうちの1人が「申請に使う社内システムのURLが変わったよ」と教えてくれ、他の同期がすかさず「承認まで2週間かかるから注意!」と補足してくれました。
「申請書に必要な部長のフルネームってなんだっけ?」みたいなことまで、気軽に聞ける関係性の人がいなくなるのは確かに辛いですね。

アドバイザー
そうですね。
同期ではなくてもいいので、「上司にわざわざ聞きに行くほどでもないけれど、自分で調べるには少し手間だな」という疑問を、気軽に質問・相談できる同僚が1人でもいると、転職後の精神的な安心に繋がると思います。

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同期がいない職場で、うまく人間関係を作るコツ

相談者
転職後は同期がいないからこそ、同僚とのコミュニケーションが大切ということですね。
私は、人見知りをしやすいんですが、どうすればうまく人間関係を構築できるでしょうか?

アドバイザー
まずは、最初の自己紹介でYさんのパーソナルな部分をしっかり伝えましょう。
出身地や出身学校、趣味、好きな音楽のジャンルや映画など、なんでもいいです。
その自己紹介を聞いた人が、Yさんとの共通点を見つけ出して、声をかけやすい雰囲気を作ることが重要です。

相談者
当たり障りないことを言うよりも、しっかり人間性を伝えた方がいいと言うことですね。
他にも何かコツはありますか?

アドバイザー
入社後は「色々聞かせてください」と言って、同僚と1 on 1でのミーティングを設定するのもオススメです。
相手の仕事内容や、これまでのキャリアなどをインタビューするつもりで質問していけば、相手も答えやすいですし、そこから人柄も知れるでしょう。
気が合いそうであれば、少しずつプライベートな話に展開していくのもいいですね。

相談者
たしかに入社直後なら、そう言ったお願いもしやすそうですね。

アドバイザー
最初の3ヶ月は、印象を決める大事な時期です。
朝会での発表などがあれば最初のうちに引き受けたり、社内イベントに参加してみたり、自分を知ってもらう機会をとにかく増やしましょう。

相談者
分かりました。
最初の3ヶ月は、特に意識して積極的な行動を心がけてみます。

アドバイザー
他には、同じ年齢ではなくても、近い世代の同僚と仲間になって、その世代の輪に入っていくのも一つの手です。
例えば、近くの席を通る時に挨拶やちょっとした会話をするなどして、少しずつでも良いので雑談できる関係性を目指していくと良いでしょう。

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仕事をする時には、上司や同僚のコミュニケーションスタイルを見極めよう

相談者
同僚との関係づくりのコツはなんとなく理解できたのですが、仕事を進める上でのコツもありますか?

アドバイザー
早い段階で、上司や同僚のコミュニケーションスタイルを把握することをオススメします。
そのうえで、各々とどう接していけばいいのか大まかに方針を立てると良いですよ。

相談者
相手のコミュニケーションスタイルに応じて、接し方をアレンジすると言うことですね。
具体的にはどうすれば良いのでしょうか?

アドバイザー
例えば、上司が「人の話をじっくり聞いて手取り足取り指導することは苦手。だけど、リーダーシップはとっていたい情熱的なタイプ」だとしましょう。
その場合は、時系列順に丁寧に報告をしていたら、本当に伝えたいことを最後まで聞いてもらえないかもしれません。

相談者
そのパターンは心当たりがありますね。
このタイプの人には、どう接すると良いのですか?

アドバイザー
「営業の数字を上げる秘訣について、〇〇さんのご意見を聞かせてください」などと、相手を立てつつ、最初に目的を明確にしましょう。
そして重要な順に、簡潔に概要を説明して、必要に応じて補足しながら相談を進めていくと良いですよ。

相談者
なるほど。
他のタイプには、どう言った接し方が考えられますか?

アドバイザー
相手が「コツコツと仕事を進め、理論やデータを大切にしている職人気質なタイプ」の場合には、少し相談の仕方を変えて、相手に前もって準備してもらえるような時間を設けると良いかもしれません。
例えば、「営業の数字を上げるために計画を立てているので、来週の会議で意見を伺いたいです」など、事前に相談事項を伝え、数字などの客観的データを揃えてから相談をするとより効果的だと思います。

相談者
相手のタイプに合わせることで、それぞれが気持ちよく相談に乗ってくれるようにするってことですね。

アドバイザー
はい。上司や同僚のコミュニケーションスタイルが自分と異なると、苦手意識を持ちやすいのですが、相手の特徴に合わせた対応を心がけることで連携がとりやすくなりますよ。
こういったことを心がけることで、たとえ転職後に同期がいなくても、上司や同僚と仕事がしやすくなり、会社にも馴染みやすくなるのではないかと思います。

相談者
なるほど。これまでの漠然としていた不安を明確化して、どう関係を作っていけば良いのかを知れたことで、少し気持ちが晴れてきました。

アドバイザー
それは良かったです。

転職後に「同期がいない」ことによるメリットもある

アドバイザー
同期がいないことは不安でしょうが、実は良い面もあります。
転職後には、すぐに成果が出せるとは限りません。
そういった時に、成果や成長スピードなどを同じ条件の中途入社同期と比較されることがないので、焦らず自分のペースで仕事に取り組めるかもしれません。

相談者
なるほど。
今までは、不安にばかり目がいっていましたが、同期がいないメリットもあるんですね。

アドバイザー
他にも、変に同期に気を遣うことなく自分をアピールできるので、仕事を任せてもらいやすくなるかもしれません。
仕事のチャンスが回ってきやすいということは、その分、成果を出すチャンスにも恵まれやすいということでもあります。

相談者
成果を出すチャンス…ですか。

アドバイザー
そうです。
転職後に会社の一員として認められるには、小さなことでも良いので仕事で成果を出すことが大切です。
それには、仕事を任せてもらうことが必要になりますからね。
それに成果が出れば、自信にも繋がります。

相談者
確かにそうですね。
転職後に同期がいないこと自体はどうにもできないので、ポジティブに捉えて新しい環境で励んでみます。
今日はありがとうございました。

記事作成日:2021年10月8日 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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