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履歴書の賞罰欄の書き方

履歴書と職務経歴書と封筒履歴書のフォーマットによっては、「賞罰(しょうばつ)」の欄が設けられていることがあります。では、賞罰欄にはどのような経歴を記載すればいいのでしょうか。

履歴書に書く賞罰の意味と、賞罰欄があった場合の賞罰の書き方をご紹介します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

監修

社会保険労務士法人 岡 佳伸事務所

岡 佳伸氏

アパレルメーカー、大手人材派遣会社などでマネジメントや人事労務管理業務に従事した後に、労働局職員(ハローワーク勤務)として求職者のキャリア支援や雇用保険給付業務に携わる。現在は、雇用保険を活用した人事設計やキャリアコンサルティング、ライフプラン設計などを幅広くサポート。特定社会保険労務士(第15970009号)、2級キャリアコンサルティング技能士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士など保有資格多数。

履歴書の賞罰欄とは?履歴書の賞罰の書き方例

履歴書の賞罰欄には、「賞」と「罰」の経歴を記載します。それぞれの意味と応募書類の書き方例をご紹介します。

「賞」の意味と書き方例

過去の受賞歴や表彰歴などが「賞」に該当します。賞の範囲に明確な決まりはありませんが、履歴書の賞罰欄には、規模が大きく社会的な認知度の高い受賞・表彰歴について記載するのが一般的です。

例えば、「国際技能競技大会(WorldSkills Competition)で金メダルを獲得」「科学技術分野の文部科学大臣表彰〇〇部門受賞」など、知名度が高くできるだけ仕事に活かすことができる経歴を記載しましょう。

「賞」の履歴書の書き方例

賞罰
令和〇 第XX回 〇〇〇〇〇 △△△部門受賞
以上

受賞・表彰歴を履歴書の趣味・特技欄や職務経歴書に書く場合

「営業部のMVPを受賞」「業界主催のコンテストで優勝」など、業界や社内など限られた範囲での受賞・表彰歴は、賞罰欄ではなく履歴書の「趣味・特技」「自己PR」などの欄、または職務経歴書でアピールしましょう。

履歴書の趣味・特技欄に書く場合

趣味・特技
プログラミングが趣味です。学生時代に「第XX回 〇〇プログラミングコンテスト」に挑戦し、△△賞をいただきました。最近では「□□□□」という無料のゲームアプリを開発し、ダウンロード数はXX件を超えています。

職務経歴書に書く場合

期間 業務内容
19xx年xx月
~20xx年xx月
大手企業から中小企業まで幅広い対象に事務系派遣スタッフの提案営業を行う。
派遣スタッフの就業フォロー、派遣契約管理など。
【営業スタイル】新規開拓100%(全て飛び込み営業、40社/日)
【取引顧客】担当社数常時約20~30社
【実績】
20xx年度:売上1億2千万円 達成率:100.5% ※10月度 新人賞を獲得
20xx年度:売上3億1千万円 達成率:120.0% ※上半期、支店内MVPを獲得

「罰」の意味と書き方例

過去に刑罰が科された経歴が「罰」に該当します。懲役や禁錮、罰金などの刑事罰が対象ですが、示談などで前科がつかなかった場合は、履歴書の賞罰欄に記載する必要はありません。

また、交通違反は減点6点以上が刑事罰(罰金刑)となるため、無免許運転や酒気帯び運転など、減点6点を超える刑事罰に該当する違反があった場合は記載が必要です。

なお、6点未満の軽い交通違反は「行政処分」に該当し、前科とはならないため賞罰欄に記載する必要はありません。

賞罰の「罰」に該当する経歴を履歴書に記載するのは気が引けるかもしれませんが、賞罰欄が設けられているのに記載しなかった場合は注意が必要です。

企業の就業規則には「重要な経歴を偽り採用された場合、懲戒解雇する」と記載されているケースが一般的。選考中や入社後に応募企業が確認するなどして発覚した場合は、内定取り消しや解雇になる可能性があります。

また、企業は労働契約を結ぶにあたって、業務遂行に必要な情報を確認しなければなりません。

例えばタクシーやバス、トラックなどの運送事業では、「運転記録証明書」の提出を求めるなど、職種によっては賞罰欄の有無にかかわらず業務に関係する過去の経歴を明らかにするケースもあります。

「罰」の書き方例

賞罰
令和〇 道路交通法違反(速度超過50キロ以上)で罰金刑
以上

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賞罰の経歴がない場合は?

履歴書に賞罰欄が設けられており、記載する賞罰の経歴がない場合は「なし」、次の行に左寄せで「以上」と記載します。

賞罰欄があるのに空白のままにしておくと記載漏れとの判断ができないので、賞罰の経歴がない場合は「なし」と明記しておきましょう。

書き方例

賞罰
なし
以上

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履歴書に賞罰欄がない場合は?

履歴書に賞罰欄が設けられていない場合は、特に記載する必要はありません。JIS規格の履歴書に賞罰欄が設けられていないため、履歴書のフォーマットには賞罰欄がないことが一般的です。

もしアピールしたい経歴がある場合は、学歴・職歴の下に賞罰欄を追加して記載しましょう。

書き方例

学歴・職歴
    学歴
平成〇 リクナビ高等学校 卒業
平成〇 〇 リクナビ大学 文学部 入学
平成〇 リクナビ大学 文学部 卒業
     
    職歴
平成〇 △△△△△株式会社 入社
平成〇 埼玉支社 営業部にて新規開拓営業を行う
平成〇 一身上の都合により退職
     
賞罰
平成〇 第XX回 〇〇表彰 〇〇部門受賞
平成〇 以上
記事作成日:2021年6月4日 EDIT:リクナビNEXT編集部

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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