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【例文付き】自己PRの書き出しのポイントは?

パソコンの上の履歴書一度に多くの職務経歴書に目を通す採用担当者。

限られた時間で自分の書類に目に留めてもらうには、「書き出し」が重要です。

今回は、自己PRの書き出しで気をつけたい点について、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに聞きました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

自己PRの書き出しはキーワードを用いて簡潔に

自己PRは、「自分の強み」や「スキル・経験」をアピールするものです。

そのため、書き出しでは、それらを簡潔に伝えることが大切です。

採用担当者は、常に複数の職務経歴書に目を通しています。場合によっては、一度に何十もの書類を見ることもあるので、最初から内容をじっくり読み込んでくれるとは限りません。

企業が求める強みやスキル・経験のキーワードが書かれていてはじめて、「どんな人なんだろう」と興味を持って内容を読み進めてくれます。

最後まで読まなければ何を伝えたいのかわからないエピソードでは、読み手に負担をかけてしまうでしょう。自己PRの書き出しには、相手の状況を想定しながら企業側を引き付ける、わかりやすいキーワードを用いましょう。

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自己PRの組み立て方

自己PRを整理するには、まず、自分のこれまで手掛けた仕事内容や実績・成果を振り返る「キャリアの棚卸し」から始めます。時系列で書き出し複数のエピソードに共通する自分の強みは何かを整理していきましょう。

合わせて重要なのは、企業が求めるスキル・経験を把握することです。

応募先企業の求人情報には、「仕事内容」や「求める人物像」が記載されています。

「企業はどんなことを実現できる人物を求めているのか」を理解し、自分の強みとの接点を見出すことが大切です。

自己分析や企業リサーチができたら、次に自己PRを作成します。自己PRを言語化する際に大切なのは下記3つのポイントです。

  1. 強みやスキル・経験を端的に述べる
  2. 強み・スキルを裏付ける具体的なエピソードと成果を盛り込む
  3. 入社後に実現したいことを伝える

では、具体的にどのように書けば読みやすい自己PRになるのかを、2つの例文を参考に見ていきましょう。

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自己PRの例文

1つ目の自己PR例文は「強み」を活かしたもの、2つ目は「スキル・経験」を活かしたものです。

例文①【異業種・未経験への転職】通信キャリアの営業→Web企業の新規事業の営業企画

【例文】

私の強みは、数字に基づいた戦略立案力と、立てた計画を着実にやりきる徹底力です。
現職では、プレイングマネージャーとして、部下50名のマネジメントを任されながら、首都圏エリアの10店舗の営業を担当しています。数字だけでは人は動かないので、面談や営業サポート、成功事例の共有や効率化をスピーディーに行うことで、最初の1ヶ月で成果を出し、「みんなで達成できる」という雰囲気を醸成。

その結果、全国約1,000名の営業(エリアマネージャー)の中で1位の成果を出すことができました。

新しいサービスをいかに売るかを現場で経験しノウハウを身につけたので、今度はそのサービスを創るところから携わりたいと考えています。
同時に、売上計画を細かな数字に落とし込み達成するところまでを一気通貫して行い、貴社の事業成長に貢献していきたいです。

例文②【異業種・同職種への転職】個人向け高額商材の営業→人材業界の個人向け営業

【例文】

私の強みは、対個人向け営業での豊富な商談スキルです。

現職では、高級コンドミニアムやゴルフ会員権などの高額商材の提案営業を経験してきました。
価格帯の高さから購入を決めるまでの難易度が高く、単に商品の魅力や将来的な価値を説明するだけではお客様の納得感につながりません。
そこで、それらの商材を購入することでお客様の暮らしが具体的にどう変わるのか、どういった感情を持つのかを、個々の価値観に基づいて訴求してきました。
お客様の話をじっくりヒアリングし、潜在的な欲求をカテゴライズした上で、自分なりの訴求ポイントを整理するなど工夫しました。
その結果、お客様からぜひ買いたいというご要望をいただけるようになり、予算比120%を3年連続で達成しています。

人材業界は未経験であり、扱うものは異なりますが、お客様の将来の姿をともに共有し、前向きな決断を後押しできると考えています。

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自己PRを書く際に大事なこと

上記で紹介した2つの例文は、

  1. 強みやスキル・経験を端的に述べる
  2. 強み・スキルを裏付ける具体的なエピソードと成果を盛り込む
  3. 入社後に実現したいことを伝える

の順に構成されています。

自己PRを書く際に大事なのは、本文内容の一貫性です。

最初に伝えた強みやスキル・経験に対し、それらを裏付けるエピソードになっている必要があります。

文章全体に一貫性がないと、読み手に「自分のことがよく理解できていないのでは」と懸念されてしまうでしょう。

志望動機にならないようにする

自己PRは、「企業と接点のある自身の強みや経験・スキル、仕事への姿勢」などをアピールするものです。そのため、「なぜその企業を志望するのか」を伝える志望動機とは異なります。

自己PRと志望動機は、似た内容になる可能性はありますが、あくまでも志望動機の目的は、応募企業に対して「他の会社ではなく、その会社の業務を希望する理由」を示すためのもの。それぞれの目的を踏まえた上で、上手く書き分けるよう意識しましょう。

企業が求める強みや経験・スキルをアピール

書類選考や面接で企業が知りたいのは、「強みやスキル・経験を会社でどう発揮してくれるのか」という点です。どんなに優秀ですばらしい実績があっても、企業が求めているものでなければ意味がありません。

事前に企業が求める人物像を把握し、どの業務でどんな風に自分の強みを発揮できるのかをきちんと整理した上でアピールしましょう。

もし企業から発信される情報が少なく、求める要素がなかなか事前に把握できない場合は、キャリアアドバイザーに相談するのも一つの方法です。

キャリアアドバイザーは、これまで求職者のさまざまな合否の事例を見てきているので、「この企業では、こういう実績のある方が評価されています」「書類では、この部分を一番にアピールするといいですよ」など、企業側の視点に立った具体的なアドバイスをしてくれるでしょう。

具体的なエピソードには数字・固有名詞を入れる

自分の強みを裏付けるエピソードでは、具体的な数字・固有名詞を盛り込んで伝えましょう。とくに異業界への転職の場合、業界事情がわからなければ、仕事の難易度や実績などを理解されにくい傾向があります。

初対面の第三者が自己PRを読んでも具体的なイメージを持てるように、大まかなプロジェクト名やかかわった人数、期間や売り上げなどの数字を入れて、実績をわかりやすくアピールできるといいでしょう。

エピソードは1~2つに絞り、わかりやすく伝える

自己PR文を書く際、たくさんのことを伝えたい気持ちは理解できます。ただ、エピソードをいくつも盛り込むと、内容が長くなりすぎて何をアピールしたいのかがわからなくなることも…。エピソードは1個、多くても2個までに絞り、一つのエピソードを具体的にわかりやすくまとめることを意識しましょう。

まとめ

今回は、自己PRを書く上で大事なポイントをご紹介しました。

書類に限らず面接でアピールする際も、気をつけたいポイントは同じです。

以下の動画を参考に、自己PRのわかりやすい伝え方を改めてチェックしてみましょう。

記事作成日:2021年2月22日 WRITER:田中瑠子 EDIT:リクナビNEXT編集部

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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