転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2017/08/18 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職で年収を下げないために知っておくべきこと

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<プロフィール>高橋 秀成
株式会社ディーセントワーク代表取締役。株式会社キープレイヤーズでパートナーを務める。時短転職、定時帰宅、在宅勤務などその人のライフスタイルに沿った転職支援を心がけ、コンサルタントや経営層、エンジニアから各種専門職まで幅広い支援を行う。採用している社員の9割が在宅のママさんワーカーと時短社員である。

スキルやキャリアと年収はリンクしない

「自分はこの会社では正当に評価されていない。だからもっと好待遇の仕事に変わりたい」という人がいます。でも、そもそも年収って必ずしもスキルや実績やキャリアを正当に評価した結果ではないんです。では年収は何で決まっているのか。例えば大手広告代理店だと名刺が同じなのにプロパー社員とグループ会社社員と派遣社員で何百万円という差があります。つまり、所属する会社で年収が決まるということ。会社の違い、イコール「給与制度」の違いです。では給与制度とか何かというと3つあります。一つ目は「経営者の金銭感覚」。「俺は新人時代月給15万から始めたぞ」という社長だと低くなりがちですし、外資系金融出身の社長ならポンポン払ったりします。これが一つ目です。二つ目は会社に現金があるか。1億円しか現金がなければ1000万は無理ですが、100億円あれば出せる。だからアーリーステージのベンチャーで高額年収を期待しても実現は難しいですね。三つ目は「財布のひも」。たくさん人を採りたいという時は緩みますが、「こないだ採ったばかりだからいい」となると絞り込むでしょう。外から見極めるのは難しいですが、この三つを理解するのが年収を下げないポイントです。

「年収を上げたいから別の職種へキャリアチェンジ」はリスキー

経営者の金銭感覚が高く、現金があって、財布のひもが固くない会社に行けばいいと言いましたが、仮に一人に年収1000万円を提示できる会社があったとしても全員に年収1000万円を支払うわけではありません。それはなぜか。理由は「現在年収を指標にしている」からです。現在年収を聞かれた際に「400万円」「600万円」と答えたから単純にそうなっただけです。

したがって、現在年収をいかに下げないかがポイントになるのですが、キャリアチェンジの転職は「でも、君やったことないよね」となってしまうため、反論が難しくなります。やったことがないから年収が下がるし、やったことがないから効率が悪くて残業が多くなる。だから、年収を下げない一番の方法は、自分がいま持っている経験、スキル、知識が活かせる、類似した業界に転職することです。

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できることが明確なら、規模や環境を変えるだけで年収は上げられる

わかりやすいのはエンジニアの転職。エンジニアはほぼ間違いなくエンジニアとしてのスキルを活かして転職します。変わるのはプロダクトやサービス、あるいはミッションで、活かすべき経験をしっかりと活かす転職がほとんどです。また、エンジニアはスキルや資格など計る基準が比較的明確なので、なすべきことをなす人材には相応の年収が提示されます。一方、営業である程度実力があって会社の評価に納得できない、という転職動機の方がよくやりがちなのは、職種や業界を変える事。年収を下げないためにはしっかりとしたロジックでなぜ変えるのかを語る必要がありますが、これを語れる人はほとんどいないですね。できることを明確に語れる人は、会社の規模を大きくしたり、経営者の金銭感覚を見極めることができれば年収を上げることは十分可能です。