転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2022/09/30 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職することをどう伝えればいいですか?タイミングと注意点も教えてください【転職相談室】

机に置かれた退職願とペン初めての転職で、「誰に、どんなタイミングで、どう伝えればいいのかわからない」と悩んでいませんか?

今回は、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏にアドバイスをもらいました。

伝え方の例文もご紹介していますので、参考にしてみてください。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職することを、まず誰に、そしてどう伝えるべきでしょうか?トラブルにならないよう、注意点などについても教えてください(Fさん/26歳/男性)

相談者
相談者
■相談内容
現在、電子部品メーカーで営業職に就いています。給与に不満があり、現職では解決できそうもないのでキャリアアップを兼ねて転職を決意。先日、転職先が決まりました。退職することを、まずは誰に伝えるべきでしょうか?転職先については、競合ということもあって会社名は伝えたくありません。また、直属の上司とは比較的良好な関係だったので、引き止められる可能性が高いです。トラブルを回避するためにも、伝え方やタイミング、注意点などを教えてください。

退職の意志は、まず直属の上司に伝える

アドバイザー
アドバイザー
転職が決まったんですね。おめでとうございます。
ありがとうございます。でも、いま勤めている会社にいつ、どのように伝えればいいのかわからなくて…。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
なるほど。退職の申し出期間については、就業規則に明記されている場合もあるので、まずはご自身の会社の就業規則を確認してください。転職先への入社日は、もう決まっているんですか?
はい。約2カ月後です。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
それなら、大丈夫でしょう。社内承認や引き継ぎの期間、ご自身の有給休暇の消化なども考えて、1カ月半~2カ月前には伝えておくのが一般的です。
では、そんなに焦る必要はないということでしょうか。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
焦る必要はありませんが、言い出しにくいからと先延ばしにしているうちに、ギリギリになってしまってトラブルになることもあります。

転職先に内定承諾の旨を伝えたら、現在の会社に速やかに退職の意思を伝えてください。そうすれば、迷惑をかけることなく円満に退職しやすくなります。

わかりました、間をあけないように準備します。ところで、退職の件は、誰に最初に伝えればいいのでしょう?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
まずは直属の上司です。直属の上司にとって、あなたが転職することをほかの人から知らされることは、管理職としての能力が疑われかねない事態です。

また、上司の心証を悪くしてしまうことで、その後の退職交渉が円滑に進まなくなる恐れもあります。

なるほど、それはそうですね。直属の上司には、どんなふうに切り出せばいいですか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
メールでいきなり退職の意思を伝えるのではなく、「相談があるので2人だけで話をする時間をいただきたい」旨を、口頭かメールで伝えましょう。その際、相手の都合に配慮するようにしましょう。
部門長や同僚、営業取引先はどうでしょう。転職について伝える適切なタイミングはありますか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
まずは直属の上司に伝えることが先決です。周囲、特に同僚にはつい話したくなりますが、当面は我慢し、直属の上司からの指示を待ったほうがいいでしょう。取引先に対しても同様です。
わかりました。まずは直属の上司に伝え、同僚や取引先への開示については指示を仰ぐようにします。
相談者
相談者

退職理由を伝える時の注意点

退職の意思を伝える際に、気をつけることは何ですか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
まず、退職したい日を明確に伝えることです。
そうなんですね。調整の余地があるように、明言しないほうがいいのかと思っていました。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
退職日を会社側に明確に伝えておかないと、後任の選定など次のアクションをとりにくくなりますし、退職交渉が長引いたりして、現職と転職先、双方の負担になりかねませんから。
確かにそうですね。ところで、退職理由は…やはり聞かれますよね。「給与が不満」という本当の理由を伝えるのは、気が引けます。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
わざわざ職場の不平や不満を伝える必要はありません。かわりにポジティブな理由を考えておきましょう。

その場合、勤務態度や社内の人間関係等に大きな問題などない限り、おそらく何らかの形で引き止められるでしょう。引き止めるために好条件を提示されたら、その場はいったん引き取って検討する旨を伝え、後ほど丁重に辞退すればいいのです。

好条件を提示されたら、心が揺らぎそうです…。どう対応すればいいでしょうか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
仮に給与アップを提示されたとしても、必ず実現するとは限りませんし、その後は「また辞めるのでは…」という目で見られて正当な評価が得らくなる可能性や、周囲とギクシャクしてしまう可能性も考えられます。
確かに…。では、どんな気持ちで臨めばいいのでしょう?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
引き止めが複数回にわたる可能性もあります。その度に心が揺らがないよう、転職する意義を自分の中でもう一度整理し、強い気持ちを持って臨んでください。

そもそも、「退職したい」と伝えた社員に対して、会社側が「給与をアップするから辞めないでくれ」という対応をする場合、その会社は社員の普段の働きや成果等を正当に評価してくれていない可能性もあるといえるかもしれません。

本当にそうですね。ところで、競合会社に転職先することもあって、できれば会社名は伝えたくないんですが…。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
会社名を伝える義務はないので、伏せていて問題ありません。会社名を伝えると、過去にその会社に転職した人のネガティブな話を聞かされたり、下手をするとあなたの悪評を捏造されたりなどの妨害工作に合うことも考えられるので、公言しないほうがいいでしょう。

退職の伝え方【参考例】

私の場合、具体的にどんな風に伝えるのが最善か、教えていただけますか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
先にも触れましたが、まずは直属の上司に口頭かメールで時間をとってもらうお願いをしましょう。その時点では退職のことなど詳しい内容まで伝える必要はありません。二人だけで落ち着いて話せる場を設けてもらい、次のように話を進めていくといいでしょう。

これはFさんのように、すでに転職先が決まっているケースです。

■伝え方の参考例(すでに転職先が決まっているケース)

本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。
実は私事で恐縮なのですが、○月○日をもって退職したいと思い、まずは課長にご報告した次第です。

この半年間、自分のキャリアについて考える中で、これまでの営業としての経験を活かし、海外企業も含めてより大手を顧客にしている企業で働きたいという気持ちが強くなり、転職を決意しました。
大きなチャレンジではありますが、新たなステージでスキルアップしたいと思っています。

この4年間、本当にお世話になりました。
今の私があるのは、たくさんのご指導をいただいた課長や営業部の皆さん、そしてお客様のおかげにほかならず、心から感謝しております。

期の途中で抜けるのは心苦しいのですが、引き継ぎは責任持って行いますので、よろしくお願いいたします。

アドバイザー
アドバイザー
このように転職を伝える中で、もし引き止めや好条件の提示があったがあった場合は「一度持ち帰って考えさせてください」とワンクッション挟むといいでしょう。

理由としては、せっかく自分のことを買い、好条件の提案までしてくれている上司に対して、それをその場で無下に断るような態度を見せてしまうと、上司の心証を害して感情的なやりとりになるかもしれないからです。

さらに次の面談では、もっと具体的な条件を提示され、再度引き止められるかもしれません。その場合には、前回の面談で受けた提示を検討した上で転職の意思が固いことを伝えてその場で断るか、いったん引き取って「やはり新しいキャリアを模索したいので、転職することにします」と、対面あるいはメールで伝えましょう。

■転職先がまだ決まっていないケースでは

Fさんの場合は転職先が決まっていますが、転職先が決まっていない時点で退職する人もいるでしょう。その場合は、「なぜそのタイミングで退職したいのか」という理由に、より強い説得力が求められます。

例えば、「人事異動時期にかかるとご迷惑をおかけすることになると思い、このタイミングで退職することにしました」など、会社の事情に配慮している理由が受け入れられやすいでしょう。

次の転職先が決まっていない場合は、引き止めがあった際に心が揺らぎやすいので、自分の意思を強く持って話し合いに臨むことがポイントです。

同時に準備しておきたいこと

伝える際の流れはわかりました。退職の意思を伝えるのと並行して、準備しておくべきことはありますか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
引き継ぎは後任が決まってからの作業ですが、例えば顧客ファイルの整理など、自分だけでできることを先に進めておくといいでしょう。

転職先の企業に、現職と退職交渉を開始したという報告をしておくと、より丁寧な対応になります。

参考になりました。職場の人たちに気持ちよく送り出してもらえるよう配慮しようと思います。いろいろと教えていただき、ありがとうございました。
相談者
相談者

まとめ

退職を伝える際は、

・転職先の会社名は開示しない
・退職日(転職日)を明確に伝える
・引き止めは必ずあると想定しておく

の3つを念頭に置いて臨みましょう。こうした話は1対1の対面で伝えるのが基本ですが、リモートワーク導入企業であれば、会社の状況に合わせてオンラインミーティングでも問題ありません。

記事作成日:2020年11月13日 WRITER:笠井貞子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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