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なかなか受からず転職ができない…原因は?(20代男性)【転職相談室】

スーツ姿の男性の後ろ姿「転職活動中で、すでに何社も応募しているが、なかなか内定を得られない。何が原因で不採用になってしまうのかわからない」

そんなお悩みに対し、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

なかなか受からず転職ができない…原因は?(Tさん/25歳/男性)

相談者
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■相談内容
損害保険会社で代理店向け営業を務めています。1年ほど前から転職活動を開始し、これまでに10数社応募しました。いまだに1社も内定を得られていません。面接ではこれまでの実績をちゃんとアピールできたと思うのですが、何がいけないのでしょうか。20代は転職がしやすいと聞くのに、うまくいかない原因として、どんなことが考えられるでしょうか。

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まずはどのタイミングで落ちることが多いのか振り返りましょう

アドバイザー
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これまで10社以上で不採用になっているとのことですが、どのタイミングで落ちたのでしょうか。書類選考ですか、それとも1次・2次・最終面接ですか。それによって対策が変わってきます。書類選考で落ちるなら、職務経歴の書き方に原因があるかもしれませんし、面接で落ちるなら面接対策が不十分だと考えられます。
書類選考で落ちることもあったし、1次面接で落ちることもありました。だから、どの部分が悪いのかわからないんです。
相談者
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アドバイザー
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それでは、転職活動全般について振り返り、原因を探っていきましょう。

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20代の転職がうまくいかない主な原因を知る

アドバイザー
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20代の方の転職がうまくいかない場合、その原因にはいくつかのパターンがあるんです。一つずつ検証していってみましょう。

企業選びに問題があるかもしれない

アドバイザー
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まず、これまでどんな企業に応募されたのでしょうか?その理由も教えてください。
大手メーカーの経営企画やコンサルティングファームを中心に受けました。なぜかというと……大学時代の友人たちがそういう仕事をしているからです。生き生きしている様子がうらやましいし、自分にもできるんじゃないかと思って。
相談者
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アドバイザー
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今のお仕事は、損害保険の代理店営業ですよね。保険代理店である自動車ディーラーさんなどに対して商品の説明や営業の支援をされているということですね。その経験が活かせると思ったか、もしくはどうしてもやりたいと思ったということですか?
いえ、そういうわけもないんですが……漠然と憧れを持っている、って感じでしょうか。20代のうちなら未経験でもチャレンジできるかな、と思ったんです。
相談者
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アドバイザー
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それでは、企業側は「志望動機が弱い」と感じたかもしれませんね。
メーカーの経営企画もコンサルも、人気が高く、多くのライバルが応募しています。競争倍率が高い企業を選んでしまったこと転職の目的に説得力を感じられないことが、要因の一つかもしれません。自分は転職によって何を実現したいのか、「軸」となるものを定めるところから始めたほうがいいでしょう。

応募書類の作成に問題があるかもしれない

アドバイザー
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職務経歴書にはどんなことを書きましたか?
職歴といっても、入社以来、1つの部署で同じ仕事をしているので、そんなに書けないですよね。所属部署名と担当職務を書いたくらいで、数行で終わってしまいました。
相談者
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アドバイザー
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それはもったいないですね。20代の皆さんはポテンシャルが重視される部分も確かにありますが、3年もビジネス経験を積んでいれば、その中身にも注目されます。Tさんが経験してきたお仕事とメーカーの経営企画やコンサルではギャップがあると思われたかもしれません。
では、どんなことを書けばよかったんでしょうか。
相談者
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アドバイザー
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仕事をする中で心がけていることや工夫したこと、身に付けたスキルなども職務経歴書に記載しておけば、その中には「うちの会社でも活かせそうだ」と期待を持ってもらえる部分があったかもしれません。

また、メーカーの経営企画やコンサルの仕事にはどんなスキルが必要とされるのかを理解した上で、そのスキルを持っていることを裏付けるようなお仕事のエピソードがあれば、記しておくといいでしょう。

企業研究をしっかりして相手企業が求めているものをつかみ、それを意識しながら自分の経験・スキルを棚卸しすることが大切です。

面接に問題があるかもしれない

アドバイザー
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それでも、書類選考をクリアして、面接に進めた企業も何社かあるのですね。経歴などからポテンシャルがあると判断されたのだと思います。
では、面接で不採用になったのは何が原因かを想像してみましょう。どんなことを話したのですか。
今の会社で挙げた実績を伝えました。事前にしっかり台本を作り込んで、その通りにきちんと話せましたよ。
相談者
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アドバイザー
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実績とは、どのような?
担当する代理店を支援し、大型の契約を成立させたことです。それにより個人の目標数字を200%達成したこと、チームの目標達成にも貢献したことを話しました。「それはすばらしいですね」と言っていただけました。
相談者
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アドバイザー
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それについて、くわしくは聞かれなかったのですか?
そういえば何か聞かれましたが、答えを用意していなかったので……。他にもアピールしたい成功体験があったので、その話題へ持っていきました。
相談者
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アドバイザー
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お聞きしていると、Tさん自身が話したいことを一方的に話してしまったように思います。会話のキャッチボールが成立せず、面接官は聞きたいことを聞けなかったのかもしれませんね。
おそらく面接官は、大型契約という成功体験について、Tさんがどのような戦略と工夫を持って取り組んだのかを知りたかったのではないでしょうか。

「契約に成功した」という結果だけを伝えても、面接官は「たまたま運が良かっただけなのでは」「会社の商品が優れていたおかげなのでは」などと思うものです。
Tさん自身の思考や行動によってその成果を導き出したことそれを応募先企業でも再現できることを伝えられていれば、結果は違っていたかもしれませんね。

企業は「成果」と合わせて「プロセス」にも注目しています。自分が仕事において、どう考えてどう行動したかを振り返って整理してみてはいかがでしょうか。それによってTさんの強みが浮き彫りになってくると思います。その強みを活かせるのはどんな会社なのかを考えてみましょう。

その他の要因

Tさんの場合、企業選び・応募書類・面接と、それぞれの段階での課題が浮かび上がりました。しかし、実際のところ、自分自身では対策の打ちようがない部分で不採用になるケースも多々あります。

例えば、「他の候補者との兼ね合い」。選考で高い評価を得ても、それ以上に高く評価された応募者が他にいれば、不採用となってしまうケースもあります。
また、「同じようなタイプの人を採用したばかりだから、次は違うタイプの人が欲しい」といった事情で採用が見送られるケースもあります。

あるいは、選考の途中で企業の戦略が大きく変わったり業績が悪化したりして、採用を抑える方針に転換することもあるでしょう。
特に、景気が不安定なときにおいては先行きの見通しがつかず、戦略が一転二転し、採用計画が突然変わることもあり得ます。

不採用になるのは必ずしも自身に原因があるわけではないので、気に病むことなく、次のチャレンジに向かってください。

自己分析し、転職の「軸」を見直す

Tさんにお伝えしたように、転職活動を始める際には「自己分析」から始めることをお勧めします。

これまでの経験を振り返り、自分が得意とすること・苦手とすること、喜びを感じる場面・苦痛を感じる場面など、夢中で取り組めたこと・気乗りがしなかったことなど、整理してみましょう。

そこから自分の志向や価値観を言語化し、転職において目指す「軸」を定めてください。

転職エージェントからアドバイスを受ける

転職エージェントを通じて応募した場合、不採用の理由について担当アドバイザーからフィードバックを受けられることもあります。企業側の本音を聞くことができるので、それを次の対策に活かしましょう。

なお、いつも面接で落ちてしまう場合は、「模擬面接」を受けて、自身の受け答えや口調などに問題がないかチェックしてもらうのもお勧めです。

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まとめ

なかなか内定を得られず、転職がうまくいかない……という方は、やみくもに転職活動を続けるのではなく、まずは原因を探ることから始めましょう。

20代の方であれば、求人の選択肢が豊富です。不採用の原因と考えられる部分を改善し、転職の軸を見直した上で、応募数を増やしてみるというのも、成功率を高めるための方法の一つです。

記事作成日:2020年12月18日 WRITER:青木典子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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