転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2022/04/15 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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どんな仕事が最適か、自分の適性がわかりません(25歳/女性)【転職相談室】

PC画面を見ている白いシャツを着た女性の後ろ姿「今の仕事は、本当に自分に合っているのだろうか…」と悩みつつも、自分にどんな適性があるのかわからないため、転職の軸が定まらないという人もいるでしょう。

適性を見つける手がかりとなる自己分析の方法や適職の探し方などについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

自分がどんな仕事に適性があるのかわかりません(Kさん/25歳/女性)

相談者
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■相談内容
新卒で中堅メーカーに就職し、経理に配属されて3年目になりますが、いまだに自分に合った仕事だと思えません。このモヤモヤを解消するためにも、自分の適性を知って適職を見つけたいです。どのように探せばいいでしょうか?

自己分析を行って、自分の価値観を明らかにしよう

アドバイザー
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もう少し詳しく状況を聞かせてください。まず、どんな点が自分に合ってないと思うのですか?
新卒でたまたま配属されたのが経理部で、そのまま3年目に突入しました。仕事は卒なくこなせるようになりましたが、人から感謝されることがほとんどなく、仕事の達成感や喜びを感じられません。
相談者
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アドバイザー
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なるほど。3年も在籍していれば日頃の感謝くらいは伝えられても良さそうですが、それもないでしょうか?
たまに経費精算の提出期限を延ばしてあげたときくらいで、喜びを感じるような形ではないですね…。大半の時間はパソコンに向かって一人で黙々と仕事をしています。ミスのないよう細心の注意を払ってはいますが、手応えがないので、「簿記の資格を取るなどして、この仕事を極めよう」という気持ちにはなれません。
相談者
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アドバイザー
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そうでしたか。入社時はどんな仕事を希望されていたのでしょうか?
企画や営業企画など、多くの人と関わりながら企画を考えたり、提案したりするような仕事を希望していました。
相談者
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アドバイザー
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周囲を巻き込んで、成果を上げていくような仕事ですね。Kさんの場合、今の仕事が自分に合っていないと感じている理由は、実は感謝されないからではなく、一人でコツコツと仕上げていくような仕事が自分の価値観と合っていないからなのかもしれませんね。
価値観…ですか?
相談者
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アドバイザー
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価値観は、「自分が大切に思っていること」と言い換えてもいいでしょう。仕事において「自分は何を大事にしたいのか」ということです。Kさんがチームで何かをつくりあげるような仕事に価値を感じているとしたら、自分だけでミスなくコツコツ進めていくような今の仕事は、Kさんの価値観とはズレていますよね。だから、任された仕事はするけれど、スキルアップしたいという気持ちになれないし、仕事のモチベーションが上がらないのではないですか?
言われてみれば、確かにそうです。今まで自分の価値観など意識したことがなかったんですが、どうすれば詳しくわかるんですか?
相談者
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アドバイザー
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有効な手段の1つが「自己分析」です。自己分析とは、過去の経験・出来事をもとに自分の特徴や長所・短所などを把握し、分析すること。Webなどに無料で公開されているモチベーショングラフを使うと、整理しやすいですよ。

【モチベーショングラフの作成例】

モチベーショングラフの作成例

モチベーショングラフというものを初めて知りました。どんなことを記入するんですか?
相談者
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アドバイザー
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小学校や幼稚園など、自分の記憶がある時代までさかのぼって、ワクワクしたことや達成感を感じた出来事を記入していきます。例えば、「小学校時代に、クラス全員で合唱コンクールに出場して入賞した」などです。
つまり、成功体験ということですか?う~ん、思い当たることがないかも…。
相談者
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アドバイザー
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成功体験でなくてもいいんです。たとえ入賞できなかったとしても、みんなで頑張ったことに達成感を感じたのなら、書き出しましょう。苦に感じることなく、自然に取り組めたことでもかまいません。
あ、それなら書けそうです!
相談者
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アドバイザー
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結果を出した体験でも、あまり達成感を感じなかったこともあるかもしれません。そういう出来事も書き出して、それぞれの出来事に対する自分のモチベーションの高さを評価し、グラフにしていきます。
なんだか面白そうですね。そのグラフから、どんなことがわかるんですか?
相談者
相談者
アドバイザー
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モチベーションが高かった理由や、それほど高くなかった理由を明らかにしていくと、自分の価値観(自分が大事に思っていること)が浮き彫りになってくるはずです。Kさんの場合、チームで企画・提案できるような仕事を希望していたそうですが、それを裏づけるような価値観が見えてくるかもしれません。
「自己分析をして価値観を見出す」、早速やってみます。
相談者
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第三者の視点や求人サイトも参考に、適性を見極める

アドバイザー
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頭に入れておいてほしいのは、自己分析は自分で行うものなので、独りよがりになりがちだということです。そこから見えてきた自分の価値観=適性だと信じ込んで、現時点の自分のスキルと乖離した仕事を求めても、実現は難しいでしょう。
そうならないためには、どうすればいいんですか?
相談者
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アドバイザー
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1つは、誰かに相談して第三者の視点からも適性を見てみること。もう1つは、求人サイトなどを見て世の中にどんな仕事があるのかを職種・業種問わず調べ、どの仕事なら自分の価値観に合うのかを具体的にイメージしてみることです。視野を広げていろいろな角度から考えていくと、自己分析だけでは得られない新たな気づきがあるかもしれません。
わかりました。第三者の意見を聞きたい場合は、誰に相談すればいいですか?
相談者
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アドバイザー
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職場の上司や先輩は、日頃の仕事ぶりを知っているので適任といえるでしょう。Kさんの場合も自分では経理は合わないと思っていますが、実は上司や先輩はKさんの仕事ぶりを評価していて、合っていると考えているかもしれません。仕事内容を理解しているという意味では、ほかの会社で経理の仕事をしている友人などもいいと思います。
私の場合、職場の上司にはちょっと相談しにくい状況です。友人も異職種ばかりで…。
相談者
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アドバイザー
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それなら、キャリアアドバイザーに相談するのもありです。その場合は、より多くの選択肢を得るためにも、幅広い業界・職種に関する知見を持っている総合型のエージェントに相談するのがお勧めです。
専門家なら、より的確なアドバイスをもらえそうですね。
相談者
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アドバイザー
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経理についても、まだ再考の余地はあります。経理は会社の要となる重要な仕事ですが、Kさんの場合、まだ自分が担当している仕事と会社におけるその仕事の重要性が、頭の中で結びついていないのかもしれません。もっと広い視野で自分の仕事を俯瞰で見られるようになると、経理という仕事の奥深さがわかり、新しい価値観が芽生える可能性もあります。
確かに、今まで経理の仕事を俯瞰でとらえたことはありませんでした。
相談者
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アドバイザー
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とはいえ、Kさんは一人で黙々と仕事をすることは得意ではないようです。だとしたら、例えば社内で経理業務の改善プロジェクトを提案してみるなどの方法も考えられるかもしれません。そうすれば、チームで企画・提案するという自分の価値観に合った仕事を、今の職場でも実現できます。
なるほど、今の仕事の中で新しいチャレンジをしていくという方法も考えられますね。
相談者
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アドバイザー
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転職する場合でも、チームでプロジェクトを動かすようなことに自分の適性があると思うのなら、会計コンサルタントやFinTech企業(会計領域)など、自分の経験職種とスキルを軸にして適性を活かせそうな転職先を探してみるといいでしょう。
経理のスキルを活かしながら、適性に合った仕事を探すということですね。
相談者
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アドバイザー
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そうです。そのためにも、まずは自己分析で自分の価値観を明らかにして、自分の適性を知ることです。そのうえで「スキル×適性」で検討していくと、適職に出会える精度が高まるでしょう。
お話を聞いて、いろいろな発見がありました。モヤモヤしていた気持ちもなんだかスッキリしました。ありがとうございました。
相談者
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記事作成日:2020年10月27日 WRITER:笠井貞子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部