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ヘッドハンティングされて転職するにはどうしたらいいですか?【転職相談室】

電話で仕事の相談をする男性「ヘッドハンティング」という言葉はときどき耳にするけれど、実際よくあることなのでしょうか?
ヘッドハンティングを受けるにはどうすればいいのでしょうか?

知っているようで知らないヘッドハンティングの実情について、組織人事コンサルティングSegurosの粟野さんに話を聞きました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

同年代の同僚がヘッドハンティングされて転職したようです。自分もヘッドハンティングを受けたいのですが、実際そんな機会はあるものなのでしょうか?(Rさん/33歳/男性)

相談者
相談者
■相談内容
IT系企業に新卒で入社し、転職して現在は中堅のIT系企業でプロジェクトマネージャーをしています。先日、同年代の同僚が「ヘッドハンティングされて転職した」と聞きました。実力を認められて引き抜かれるなんてなんだか羨ましいし、「自分にもそんなオファーがあったらいいな…」と思っています。どうすれば、ヘッドハンティングを受けられるのでしょうか?

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「ヘッドハンティング」にもいくつかの種類がある

アドバイザー
アドバイザー
相談内容にある状況から見て、その同僚の方は人材紹介会社のヘッドハンティングサービスを受けられたのではないでしょうか。これは、いわゆる“本来のヘッドハンティング”とは違うものです。
えっ違うんですか?それでは本来のヘッドハンティングとは、どのようなものなのでしょう。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
本来のヘッドハンティングとは、ハイレベルの人材を対象に行われる引き抜きです。もう少し具体的に言うと、主な対象者は企業役員などのエグゼクティブクラス、海外の学術誌に論文が掲載されるような研究者、先端技術に携わるプロフェッショナルなエンジニアなどになります。
なるほど…。だとすると同僚はそれには当てはまりませんね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
本来のヘッドハンティングを受けるレベルの人たちは転職を考えていないことが多いので、人材紹介会社などに登録していないケースがほとんどです。ですから、専門のヘッドハンターが募集企業から着手金をもらい、メディアや企業サイト、講演会、学会、人脈などのあらゆる情報を駆使して、企業の要望に合致する人材を探してくるというのが一般的な流れになります。
では、同僚が経験したヘッドハンティングは、どのようなものなんですか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
おそらく、人材紹介会社が「ヘッドハンティング」とうたっているサービスでしょう。サービスの名称は人材紹介企業によって異なりますが、内容は、スカウトやオファーと呼ばれるものだと思われます。具体的には、転職を希望する人が人材紹介会社に登録すると、
(1)人材紹介会社のキャリアアドバイザーから紹介
(2)提携しているエージェント(キャリアアドバイザー)から紹介
(3)求人企業からダイレクトメッセージが届く
という3つの手段で求人情報を得るのが一般的です。この中の(3)が、Rさんの同僚が「ヘッドハンティングされた」と言っていたものでしょう。
同僚の経験が本来のヘッドハンティングとは異なるものだったことはわかりました。それでも、企業側から直接メッセージがくるという(3)のようなサービスには興味があります。どうすれば受けられるんでしょうか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
多くの人材紹介会社がこうしたサービスを実施しているので、登録時に「すべての方法を利用することに同意」といった任意の項目を選べば、誰でも受けられます。このサービスに登録するために、特別なスキルやキャリアを求められることはありません。
だったら、私にもチャンスはありそうですね。転職サイトにも、同様のサービスはありますか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
ええ、あります。求人企業からのダイレクトメッセージを受け取れる転職サイトに登録し、受信に同意すると可能となります。『リクナビNEXT』でも、「オファー」という求人企業からダイレクトメッセージが届くサービスを提供しています。

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人材紹介会社や転職サイトに登録してオファーを待つ

ダイレクトメッセージ経由で転職することは、ほかの方法で転職するよりも有利なんでしょうか?
相談者
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アドバイザー
アドバイザー
一次面接、二次面接、内定という選考のプロセスは、どの方法でも同じです。ただ、企業からのダイレクトメッセージを受け取ることで情報が増える、つまり転職先の選択肢を増やすことができます。このサービスも併せて利用しておくと、意外な業界からのオファー(ダイレクトメッセージ)がくるかもしれませんよ。

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そうなんですね。逆に、利用することにデメリットはありますか?
相談者
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アドバイザー
アドバイザー
自分の志向に合わない企業からのオファーが増えることが考えられます。選考難易度が低い企業、大量採用を行っている企業などから次々オファーが届く可能性があるので、仕事をしながら転職活動をしている忙しい人には、やや煩わしいかもしれません。
なるほど…。必ずしも、「企業から直接オファーが来る=自分の能力が買われている」というわけではないんですね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
もちろん、能力や経験を買ってのオファーも多くありますので、見極めが必要になるということです。オファーが届いたことに浮かれて、「自分は何を実現するために転職するのか」という転職の本質を見失ってしまうと、後悔することになりかねません。こうしたサービスも併用して選択肢を増やしつつも、惑わされることなく、冷静な目で判断することが大切です。
覚えておきます。ところで、企業からのオファーを増やすコツなどはありますか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
1つは、職務内容、自分がかかわってきたプロジェクトなどの実績、今後こういうキャリアを積んでいきたいという方向性を詳しく書き込むこと。もう1つは、転職への意欲を見せることです。「今すぐ」「3カ月以内」「6カ月以内」など、転職のタイミングを早い時期に設定しておくほうが、求人企業の目に留まりやすいでしょう。
わかりました。最後に、いつか本来のヘッドハンティングを受けられるような人材になるために、どんなことを心がけてキャリアを積んでいけばいいのかアドバイスをお願いします。
相談者
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アドバイザー
アドバイザー
Rさんはプロジェクトマネージャーですよね。このキャリアを伸ばしていくのであれば、より大きなプロジェクトをまとめて実績を積んでいくことです。そして、ITにとどまらず、ITの浸透によって人々の生活をより良い方向に変化させるDX(デジタル変革)分野にもキャリアを広げ、経営に提案していけるような人材を目指すといいでしょう。「IT(DX)×経営」に強くなることで、企業が欲しがる可能性が高まります。
いろいろなお話を聞いてヘッドハンティングについての理解が深まりましたし、自分が目指すべき未来像も見えてきたような気がします。ありがとうございました。
相談者
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記事作成日:2020年8月25日 WRITER:笠井貞子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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