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26歳で転職2回目は「転職回数が多い」と判断されますか?【転職相談室】

パソコンを使用する男性転職回数を重ねることに対して、「転職が不利になってしまうかも…」と不安に感じる方も多いようです。

今回は、「26歳で転職2回目は多いですか?」というご相談に、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏がお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

26歳で転職2回目は「転職回数が多い」と判断されますか?(Tさん/営業/26歳/男性)

相談者
相談者
新卒入社したIT企業に3年勤めた後、現在勤めているWeb系の広告代理店に転職しました。
幅広い業界を担当し、最新のマーケティング手法に携わることができると考えていたのですが、顧客からは堅実な運用を求められるケースが多く、1年経っても成長実感を得ることができません。
Web業界で今後も働くことを見据えて、もっと自分の経験・スキルを磨くことができる環境に身を置きたいと考えるようになりました。
ただ、26歳で転職2回目は多すぎるのでは?と、転職活動に不安もあります。
現在の職場環境や待遇には不満はないので、もう少し慎重に判断した方が良いのか、アドバイスをお願いします。

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希望条件や転職理由によっては、「26歳で転職2回」でも転職可能

アドバイザー
アドバイザー
転職回数に対する企業の評価は、業界や企業文化によって異なるので、一概に言うことはできませんが、比較的人材の流動性が高いIT・Web業界の場合は、転職回数には寛容な傾向があります。
希望条件や転職理由によっては、「26歳で転職2回」でも内定を得ることができるでしょう。そこでまず、1回目の転職理由を教えていただけますか?
世の中を大きく変える可能性を秘めているIT業界に魅力を感じ、ITベンダーに就職しました。
中小企業のバックオフィス向けの自社ソフトを提供しており、顧客の業務効率化に寄与できているという満足感もありました。
ただ、サービスの提供範囲がBtoBかつ中小企業に限られているため、顧客の予算や製品力で決まってしまうことも多く、次第に営業としての物足りなさも感じるようになりました。
その点、Web系の広告代理店の場合は、顧客も取り扱うサービスも多種多様です。
提案の余地がたくさんありますし、顧客の業績に貢献していることが数値で分かります。
また、最先端のマーケティング手法に携わることができる点も魅力的でした。
会社から強く引き留められましたし、仲の良い友人からも「もう少し続けたら?」とアドバイスも受けましたが、転職の決意は変わりませんでした。
相談者
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アドバイザー
アドバイザー
では、現在の企業で「成長実感を得ることができない」と感じた背景を教えてください。
確かに幅広い業界のデジタルマーケティングを行ってはいるのですが、取引先は中小企業が多く、広告予算が潤沢ではありません。
そのため、新しい技術やWebサービスを活用するよりも、既存の集客手法で堅実に成果を出すことが求められます。
また、自社に最新技術に対するノウハウや経験者も少ないので、自信を持って提案できない状況です。
これでは、提案の幅を広げて営業スキルを磨いたり、最先端の手法に携わってマーケティング知識を身につけたりといった、本来“転職で叶えたかったこと”が実現できません。
相談者
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アドバイザー
アドバイザー
もし転職するとしても、Web系の代理店営業が希望でしょうか?
はい。ITよりWeb系の方が身近に接点がたくさんありますし、変化や将来性を感じられるという点においても、Web業界を希望しています。
今後も代理店の営業としてスキルを磨いていきたいですね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
他に、転職に求める条件はありますか?
現在の会社は社宅や家賃補助があり、テレワークや副業OKなど、働きやすさに配慮した制度が充実しています。
せっかくWeb系で働くのであれば、柔軟な制度を持っている職場が嬉しいですね。
ただ、優先順位としては「営業としての成長実感を得られる仕事に就きたい」という条件が一番です。
相談者
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条件の優先順位をつけ、様々な選択肢を探ってみよう

アドバイザー
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お伝えした通り、26歳で転職2回目だとしても、経験を活かしてWeb系の広告代理店に転職することは可能です。
ただ、業界経験が1年と短いため、同じ年齢で業界経験が長い応募者がいた場合は、やはり選考で不利になってしまいます。
また、中小規模の広告代理店の場合は、幅広い業界の顧客を担当することができるかもしれませんが、現在と同じように、社内にノウハウが不足していたり、堅実な提案を求められたりといった課題に直面する可能性があります。
一方で、大手の広告代理店の場合は、最先端のマーケティングスキルを身につけられる環境が揃っているかもしれませんが、業界や商材などによって組織が細分化されているケースが多いでしょう。
確かに、転職する企業や担当する顧客や業界によっては、同じことが起こりそうです。
相談者
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アドバイザー
アドバイザー
今すぐの転職も可能ですが、転職に求める希望を実現し、かつ、成長実感を得ながら長く働き続けられる転職先を見つけることが重要です。
そのためには、まず「成長実感が得られる条件」を明確にしておいた方が判断しやすくなります。
技術力や提供サービス、取引実績や社内ノウハウ、研修・教育制度、営業方針や組織体制など、どのような条件が揃っていれば成長実感を得ることができるのかを挙げ、優先順位をつけておきましょう。
その上で、少し時間をかけて色々な選択肢を探ってみるのはいかがでしょうか?
例えばどのような選択肢ですか?
相談者
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アドバイザー
アドバイザー
まず、現在の職場で実現の余地はないのかを探ってみませんか?
まだ入社して1年なので、上司や信頼している先輩などに相談してみたり、新たなマーケティング手法を社内で提案してみたりと、積極的に働きかけることによって変化が現れるかもしれません。
並行して、転職活動を行い、ご自身の経験・スキルの市場価値を把握することも重要です。
Web系の企業は変化が激しいので、マーケットのポジショニングや強みを理解することで、成長企業を見極めることができるかもしれません。
求人を探しているうちに、「どうしてもこの企業で働きたい!」と感じたら積極的に応募して、面接で詳しく話を聞いてみましょう。
そしてもう一つが、現在の企業に在籍しながら、興味のある業務を副業で経験してみるという方法です。業務に支障のない範囲で副業制度を積極的に活用することで、新しい知識・経験を得ることができるでしょう。他社での経験が、転職活動の役に立つかもしれません。
確かに、転職する前にやれることがまだありそうですね。転職して1年経ち、会社にも随分慣れてきたので、アドバイスいただいた3つの選択肢を実践してみることにします。
相談者
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記事作成日:2020年8月3日 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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