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ホワイト企業へ転職したいです。見分け方はありますか?【転職相談室】

ビジネスシーン働きやすい環境を求めて「ホワイト企業に行きたい」という声が多く聞かれます。では、ホワイト企業とはどんな企業なのでしょうか。ホワイト企業かどうかを見分けるには、どんな点に注目すればいいのでしょうか。

組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

ホワイト企業へ転職したいです。見分け方はありますか?(Hさん/営業職/25歳/男性)

相談者
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<相談内容>
新卒で入社した会社の仕事にやりがいを感じられず、風土にもなじめないため、転職を考えています。業種の希望は特にありませんが、できればホワイト企業で働きたいです。応募先候補の企業がホワイト企業かどうか、どのように見分ければいいでしょうか?

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まず「ホワイト企業」の定義について

アドバイザー
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最初に確認しておきたいのは、Hさんが考える「ホワイト企業」とはどんな企業なのか、ということです。
ホワイト企業の定義は、明確には定められていません。一般的には、「福利厚生が手厚い」「人事制度や評価制度などが整っている」「休日休暇が多い」「給与水準が高い」「女性が育児と両立して働きやすい」「オフィス環境が快適」……など、さまざまな指標があります。
Hさんにとっては、どんな条件が満たされれば「ホワイト企業」と言えるのでしょうか?
残業が少なく、有給休暇を取得しやすければ、それだけでも満足です。今の会社は残業が多い人ほど「よく働いている」と見なされる風土で、有給休暇を取得したくても申請しづらい雰囲気があります。
生産性が高く、長時間労働を改善する工夫がなされていて、プライベートの時間がしっかり取れる。そんなメリハリが利いた職場であれば、僕にとっては「ホワイト企業」です。在宅勤務やテレワークができるなど、柔軟な働き方ができればなおいいですね。
相談者
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アドバイザー
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わかりました。では、「残業が少ない」「休暇を取りやすい」「柔軟な働き方ができる」という点にフォーカスし、応募先候補企業がそれに当てはまるかどうかを見分けるポイントをお伝えしましょう。

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ホワイト企業の見分け方のポイント

「採用情報ページ」と「面接」で確認する

アドバイザー
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まずは、候補企業の採用情報ページや求人票などで、休日休暇の日数ほか、月平均残業時間や有給休暇の取得率といったデータが記載されているか確認をしましょう。
ただし、公表データと異なるケースもあるので注意が必要です。例えば、会社全体での平均残業時間は少なくても、配属先の部署では残業が多いことも考えられます。
また、なかには実際に残業時間が少なくても、「労働時間を細かく管理され、窮屈さを感じる」という不満の声が上がる職場もあるようです。
いずれにしても、働く現場の実態をつかむためには、面接で確かめることが大切です。
残業時間や休日のことって、質問しにくいですよね。仕事への意欲を疑われたりしないでしょうか。
相談者
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アドバイザー
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もちろん、「聞く順番」「聞き方」には注意が必要です。真っ先に残業時間や休日のことを聞くことは避け、まずは「入社後、経験を活かしてこのように貢献したい」「こんなスキルを磨いていきたい」といった意欲をアピールしましょう。その後で、「参考までに、残業がどの程度あるかも知っておきたい」と付け加える形で質問してください。
また、実情をつかむなら、「現場で働く人とも話をさせてください」とお願いする手もあります。ただし、残業や休日のことばかり聞くと、マイナスの印象を抱かれる可能性もあります。「残業を嫌がりそうな人」と、面接官に伝わってしまうかもしれません。
そこで、「残業はどれくらいありますか」と聞くのではなく、「1日の仕事の流れを教えてください」「閑散期・繁忙期はありますか」といった質問を投げかけることをお勧めします。相手の回答から、どの程度忙しいのかをある程度イメージできると思います。
仕事について対話し、打ち解けてきたら、「ところで、終業後や休日は、皆さんどう過ごしているんですか?」などと聞いてみるのもいいでしょう。その回答から、プライベートの時間を楽しむ余裕があるかどうかを判断できるのではないでしょうか。

「女性が働きやすい環境か」にも注目を

アドバイザー
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子どもを持つ女性が多く活躍しているかどうかも、注目したいポイントの一つです。育休からの復職率の高さなど、データで示されていることもあるのでチェックしてみてください。
独身男性の僕にはあまり関係ないように思いますが……。
相談者
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アドバイザー
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それが、関係なくもないのです。育児をしながら働く女性は時間に制約がありますから、ワーキングマザーが多い職場では「フレックスタイム」「テレワーク」など柔軟な働き方ができる仕組みが築かれていたり、なかには限られた時間内で生産性高く働くためのさまざまな工夫がなされていたりすることもあります。それは女性だけのためでなく、全社員に適用されていることが多く、男性にとっても働きやすい職場である可能性が高いんです。
なお、子育て支援に積極的に取り組んでいる企業は、厚生労働省から「くるみん認定」を受けていたり、「女性が活躍する会社」のランキングに挙がっていたりしますので、参考にしてはいかがでしょうか。

企業を探す際のアドバイス・注意点

アドバイザー
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ホワイト企業の見分け方をお話ししましたが、お伝えしたいのは、「ホワイト企業に入ることだけを目的としてしまうと、満足のいく結果が得られないかもしれない」ということです。
Hさんが希望した通り、残業が少なく休日が多いホワイト企業に転職できたとします。けれど、仕事で面白さや成長を感じられなければ、転職後の満足度も違ってくるのではないでしょうか。
また、企業の将来性という点で、残業が少なく労働環境の改善を重視する企業と、一定の残業時間が発生し企業の成長を重視する企業とでは、長期的な目線で考えたときにどちらがHさんにとって良いのか、というのは判断が難しい場合もあります。
仕事やキャリアにおいて大切にしたいものは何か、転職によって一番実現したいことは何か、求めるものを整理・言語化した上で、転職活動に臨むことをおすすめします。
記事作成日:2020年7月20日 WRITER:青木典子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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