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今の仕事がつまらないので転職したい【転職相談室】

電話をする女性転職理由は人によって様々ですが、「現在の仕事を変えたい」という気持ちが転職のきっかけになることもあるようです。

今回は、「仕事がつまらないので転職したい」というご相談に、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏がお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

営業事務の仕事がつまらないので転職したい(Tさん/営業事務/27歳/女性)

相談者
相談者
<相談内容>
医療機器メーカーの営業部門で事務職をしています。
主な仕事内容は営業の出張手配や資料作成のサポートですが、営業部長に指定された記事をスキャンして、営業組織にメールで同報したり、外出先からの頼まれごとをこなしたりと、部長秘書のような仕事もしています。
どの仕事も指示のもとに行っているため、仕事を始めたころは「早いね!」「ありがとう」などと言われて喜んでいましたが、5年が経ち、「仕事がつまらない」と感じるようになりました。
転職も考えているのですが、向いている仕事も分かりません。どのように仕事を探すべきでしょうか?

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「やりがいを感じた仕事」を振り返り、転職の方向性を整理しよう

アドバイザー
アドバイザー
「仕事がつまらない」と感じるということは、現状の仕事は問題なく遂行できており、「もっと成長したい」という意欲の裏返しとも言えます。
具体的に「つまらない」と感じる理由を教えてください。
頼まれごとをこなしているだけで、創意工夫や効率化などの余地がなく、ずっと同じことの繰り返しです。
もちろん、出張手配のメールや営業資料をテンプレート化するなど、自分なりに小さな効率化は行っていますが、ここ数年、ほとんど業務内容は変わっていません。
古い体質の会社で、営業力のあるワンマン社長を中心に、「営業部の事務スタッフはアシスタント業務が中心」という認識が浸透しているので、自主的な働きかけには限界があります。
相談者
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アドバイザー
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転職も検討しているとのことですが、まず、他の部門に異動希望は出せないのでしょうか?
営業と開発以外だと、限られた人数しかいません。部長にも相談してみたのですが、経理や総務、人事などはベテランの方がいるので、私が異動する余地はなさそうです。
相談者
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アドバイザー
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「今の仕事がつまらない」という理由での転職だと、採用担当者から「もっと現職で創意工夫ができたのでは?」と捉えられる可能性があります。
転職で実現したいことをもう少し整理してみましょう。これまでの仕事で「やりがいを感じた」「周囲から評価された」経験を教えてください。
やりがいを感じたのは、業界関係者向けのセミナーのサポートです。
営業部長がセミナーの責任者だったので、細かい調整や手配、企画構成などは私が担当しました。
普通は登壇者を撮影すると思いますが、私のアイデアで参加者に同意を得た上で、会場も動画撮影しています。
もちろんアンケートも取っていますが、セミナーの企画立案や振り返りなど、より良い内容にするためには、実際の会場の様子も撮影していた方が分かりやすいんです。
興味が薄い内容だと、参加者はすぐに携帯やパソコンを見始めるので…。アーカイブしておけば部長との認識も揃えやすいので、企画構成の材料にしていました。
セミナーは社外からの評判が良かったそうで、社長にも褒められました。ただ、年に2回の開催なので、イレギュラー業務に近い状態です。
相談者
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アドバイザー
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素晴らしい経験ですね。
与えられた仕事をこなすのではなく、自主的に創意工夫、改善提案を行って、仕事の成果を高めることにやりがいを感じられるのですね。
もうひとつは、地方在住の業務委託の営業スタッフの方のサポートです。
全国に支社を持てるほど会社が大きくないので、医療業界の営業経験者で現在は主婦の方などに、業務委託として営業していただいています。
困っていることをヒアリングし、共通の課題があればエリア課長に相談して対策を考えます。
小規模ではありますが、年々売り上げが増えているので、自分自身はやりがいがありました。
相談者
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営業事務の経験を軸に、企業フェーズやサポート職種を変えてみよう

考えてみると、サポートによってセミナーの参加者が増えたり、委託スタッフの売り上げが上がったりと、成果が目に見える仕事が好きなのかもしれません。
本来は、メイン業務の本社営業部のサポートで成果を出せるような機会があれば良いのですが、社風を変えるのはなかなか難しそうです。
相談者
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アドバイザー
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では、転職するのであれば、サポートを通じて、成果が目に見えやすい仕事が良さそうです。営業事務の経験を軸に、転職先を考えてみましょう。

1つ目は、「企業フェーズや業界を変える」という方法。
ベンチャーやスタートアップ企業の場合は、企業規模や事業の方向性が変化し続けるため、固定観念や役割意識にとらわれない柔軟な対応力が求められます。
特に従業員数の少ないスタートアップでは、組織や役割を超えて様々なことに対応しなければなりません。
WebやITなど進化スピードが速い業界もまた、変化をキャッチアップして改善を繰り返すことが重要となります。これらの企業の営業事務であれば、経験を活かすことができるので活躍しやすいでしょう。

2つ目に、「サポートする職種を変える」という方法もあります。
総務や人事、マーケティングなど、管理部門系の事務職です。管理部門は成果が見えにくいイメージを持たれるかもしれませんが、総務であればコストダウン、人事であれば採用人数、マーケティングなら利用者数など、様々な指標を軸に活動しています。
経験・スキルの幅は広がりますが、職種未経験なので、転職の難易度は少し上がります。

3つ目は、「役職や役割を変える」という方法です。
例えば、営業事務のリーダーポジションなど、より責任のある仕事を選択することで、主体的な働き方が実現できるでしょう。
求人は多くはありませんので、選択肢のひとつとしてチャレンジすることをお勧めします。

これまでの経験を活かせそうですし、どれも非常に興味があります。3つの方向性で、求人を探してみることにします。
相談者
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記事作成日:2020年8月3日 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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