転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2020/08/14 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職の引き継ぎを適当に済ませたら、問題になるでしょうか?【転職相談室】

隣デスクの同僚と話す男性転職先が決まって、退職日も決定。抱えている仕事を退職日までに終わらせることが最優先だから、引き継ぎは適当でもいいかな…と軽く考えてはいませんか?

転職時の引き継ぎに対する考え方について、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹さんにアドバイスをもらいました。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

急な転職で、引き継ぎ作業の時間がありません。適当に済ませても大丈夫ですか?(Nさん/Webディレクター/27歳/男性)

相談者
相談者
■相談内容
転職活動中でしたが、予想外の早さで次の仕事が決まり、この職場で働くのもあと1カ月。Webディレクターとして自分が担当している案件は終わらせなくてはいけないし、有給休暇も消化したいので、時間が足りません。そういうわけで、引き継ぎは適当に済ませてしまおうかと…。もしもデメリットがあるのなら、念のため知っておきたいです。

引き継ぎは転職活動の一環

アドバイザー
アドバイザー
転職が決まったんですね。おめでとうございます。次もWeb系の企業ですか?
はい。職場にも伝えて退職日も決まっているんですが、とにかく仕事が立て込んでいて…。引き継ぎの時間を思うようにとれません。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
後任はもう決まっているのですか?
はい、決まっています。やはり、引き継ぎって結構重要なんですか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
もちろんです。就業規則に「退職時には引き継ぎを行う」ことが明記されている企業もあるほどです。退職が決まっていても、在職期間中はその企業の社員として給料をもらい、オフィスやビジネス機器を使用しているのですから、その企業の就業規則に従うのがルール。

また、例えルール化されていないとしても、引き継ぎは現職の社員としてのビジネスマナーですので、対応して当然の業務と捉えるべきでしょう。転職活動の一環ともいえますね。

就業規則に載るほど重要だとは思ってもみませんでした。言われてみれば、そうですね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
引き継ぎをおろそかにすると、お世話になった取引先、上司や後任者に迷惑をかけることになりますし、仕事が滞ってクレームや売り上げの損失につながる可能性もあります。

また、Nさんの場合は同じ業界で転職するわけですから、前の職場でのいい加減な対応が噂になったり、迷惑をかけた取引先とまた顔を合わせることになったりしたら困るでしょう?

それはまずいです。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
引き継ぎに不足があると、退職後にも問い合わせの連絡が頻繁に入るかもしれません。さらに言えば、外資系企業などでよく行われているリファレンスチェック(※採用企業が以前の職場に応募者の経歴や人柄を確認すること)に応じてもらえなかったり、(リファレンスチェックで)ネガティブな評価をされ内定が出なかったりする可能性も出てきます。

結局は、自分の評価を下げることにもなりかねません。

手抜きをすると、自分に返ってくるということですね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
きちんと引き継ぎをして円満に退職しておけば、以前の上司や取引先から声がかかって新たな仕事につながる可能性だってあります。今は目先のことで頭がいっぱいでしょうが、長い目で見たら、きちんと引き継ぎをしておいてよかったと思えるはずです。

時間がなくても、最低限やっておくべき「引き継ぎ」とは?

真剣に取り組むべき理由はわかりました。ですが、どの程度の引き継ぎをすれいいのでしょうか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
業務内容によって異なりますが、以下のような内容が一般的です。
*業務内容、業務目的などのリストアップ
*各業務の進め方、案件の進捗状況、イレギュラー時の対応策
*取引先や顧客の連絡先
*取引先や顧客へのあいさつ など
アドバイザー
アドバイザー
もちろん、引き継ぎのレベルは職場の方針や業務内容にもよるので、上司とすり合わせをしたほうがいいですね。

後任が決まっていない場合は、誰が見てもわかるようマニュアルを作成し、資料は見やすくファイルするなどして資料を整え、上司に承認してもらっておくと安心です。
また、取引先やお客さまへのあいさつも大切です。Nさんの場合は後任が決まっているので、一緒に業務を行いながら引き継いでいくと、よりスムーズに確実に引き継ぐことができます。

できるだけ退社3日前までには引き継ぎを終え、万一確認が必要なときに連絡がとれるよう、念のために退職後の連絡先を伝えておきましょう。

う~ん、やっぱり時間がかかりそうですね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
通常業務に引き継ぎ作業が加わることになるので、キャパオーバーになりかねないですよね。ですが、作業日を決めて集中して取り組むと、案外早く終わるものです。その期間は一切ほかの業務はしない、と周囲にも事情を説明しておけば取り組みやすいでしょう。Nさんは在職期間が約5年ですから、取引先への訪問は別として、資料作成だけなら数日で終わるかもしれません。
そうか、平行してやろうとするから面倒になり後手に回ってしまうんですよね。それを聞いて、できそうな気がしてきました。ありがとうございました。
相談者
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記事作成日:2020年6月5日 WRITER:笠井貞子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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