転職して職種変更したい。自分に合った職種の選び方は?【転職相談室】
現職が肌に合わず、転職して職種変更をしたい。でも、自分に合った職種の選び方がわからない、とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そんなお悩みに、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏がお答えします。
職種変更がしたいので転職を考えています。自分に合った職種の選び方を教えてください(Aさん/25歳/男性)

オフィス設備メーカー営業
■相談内容
新卒から3年経ち、今の仕事が肌に合わないと感じています。転職で職種変更をしたいと思っていますが、自分に合った職種がわかりません。選び方を教えてください。
自分に合った職種の選び方とは?



また、同職種での転職の方が即戦力として選考が有利になりますから、例えば、同業界で規模の大きな企業の営業職へ転職という選択肢もひとつかと思います。


営業職以外にどのような職種が向いているのか知るために、まずはやってみたいことや興味関心などについて教えてください。


お得意先からの注文に対して既存の商品を納品することが主な仕事ですが、とある案件でオリジナル商品を提案してコンペに勝つことができました。その際、顧客の働く環境を良くするためのものづくりから一連の管理業務まで関わることができ、とてもやりがいを感じました。この成功体験から新しい商品やサービスを生み出す仕事への興味が強くなったのですが、現職ではあまり叶うことがないのが現実です。

Aさんにおすすめの職種とは?



「何かを創る仕事に就きたい」というご希望にマッチしているかと思います。ですが、企画系職種のように、募集人数や組織構成員の少ない職種や、専門性が求められる職種では、外部からの採用より社内異動で対応するケースが多く、求人の選び方には工夫が必要です。
自己PRする際は、同業界のため業界のイロハがわかっている点や、コンペを通じて課題解決型の商品開発を実現させた実績などがポイントになるでしょう。
2、業務コンサルティング
「担当プロジェクトについて、主導権を持ってリードする」という点や「働き方改善」に関われる点でおすすめです。また、業務コンサルティングを通じて得られる論理的思考力や提案力などは、幅広い企業で求められる将来性のあるスキルのため、次に転職するときにも選択肢が広がるでしょう。
注意点は、異業界・異業種への転職のため難易度が高くなるということです。ですが、Aさんの場合は、コンペでの提案のご経験やプロジェクトマネジメントを成功させた実績が自己PRポイントになるかと思いますので、それらをアピールできるといいでしょう。

まとめ
Aさんのように「営業が合わない」というケースでも、職種が合わないのではなく、その会社での仕事の進め方や風土などが原因である場合もあります。職種変更を検討する際は、まずは現職のどのような点に不満があるのかしっかりと振り返り、自分に合う職種を探す際の参考にしましょう。
また、その時の求人倍率や、募集企業の状況(募集背景、文化、規模等)、求職者の状況(経験スキル、年齢、能力等)により、自分に合う職種も変動します。中長期的に熱意を持って折れずに取り組めそうな「好きなこと」や、「やりがい」、「得意なこと」、「理想の働き方」など、さまざまな視点から自分に合った職種を探すといいでしょう。
判断軸を見失った場合には、キャリアアドバイザーへの相談や適職診断ツールもヒントになります。
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