転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2020/10/23 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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半年で会社を辞めましたが、書類や面接で不利にならない方法はありますか?【転職相談室】

悩んでいる男性と女性新卒で入社した企業の労働環境が合わず、半年で退職してしまった方の今後の転職活動について、キャリア形成のプロフェッショナルである組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏がお答えします。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

半年で会社を辞めましたが、書類や面接で不利にならない方法はありますか?(Aさん/IT・SE/23歳/男性)

相談者
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■現在の仕事
SEをしています。
■悩み
新卒で入った会社で半年間SEとして働いていましたが、毎日平均12時間労働、上司が不条理に怒鳴るタイプで疲弊して退職しました。発注者からの委託業務をさらに委託される会社で、仕事の全体像がわからず、切り出された担当作業が、どのように役に立っているのかも見えないので、やりがいを感じることもできませんでした。
■相談
短期で離職してしまったため、書類や面接で不利にならないよう、転職活動をしていきたいのですが、まず何から始めればいいでしょうか。

不利になる可能性は否めない。成長意欲を伝える工夫をしよう

アドバイザー
アドバイザー
まず、社会人になって半年で離職してしまったことは、企業から見た場合、踏ん張りが効かない人、努力・工夫ができない人という判断をされる可能性があります。
どうしても不利になってしまう事実は受け止め、その上で改めて就職で大事にしたいことを整理し、応募書類の書き方を見直すといった工夫をしていきましょう。
書類選考を通過した際は、反省点や今後への学習意欲、業務への貢献姿勢を改めて言葉にできるよう、準備しておくことが重要です。
自分にとっては労働環境が悪かったのでやむを得ないと感じたのですが、やはり企業から見たら踏ん張りが効かないという見方が多くなるのですね。それでも応募書類の書き方を見直す工夫次第で転職できるのでしょうか。
相談者
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新卒時の就活も振り返っておこう

アドバイザー
アドバイザー
社会人になって半年というと、ほとんどOJT期間内で、まだ仕事らしい仕事はできない時期です。そこで辞めてしまったということは、キャリアというほどのものは形成されておらず、「転職」というよりは「第二新卒」としての就職活動という捉え方になります。
社会人になっているので新卒ではないのですが、新卒と同様にキャリア構築がされていない、ということです。
改めて、新卒として就職する気持ちで、志望業種・職種を考え直し、応募書類の書き方を工夫すれば、就職の可能性はあります。そもそも、新卒のときはどのような就職活動をしたのか聞かせていただけますか?
もともと、ゲームが好きで、ゲームを作れるといいなと思っていたので、ゲームメーカーや制作会社を中心に考えていたのですが、全く書類選考を通過しませんでした。
夏休みを過ぎても全く決まらなかったとき、IT業界に内定した友人から、IT業界はこれからも伸びるという話を聞き、そこでスキルを付ければ、将来ゲーム業界にも携われるのではないかと思ったのです。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
ゲームを作ると言っても、ディレクター、クリエイター、プログラマーなど多様な職種の人が関わっています。逆にIT業界でも、コンサルタント、SE、プログラマーと職種も多様ですし、担当する業種やレイヤーによって専門知識も変わってきます。その辺の役割や構造などを学んで、会社を選んだのでしょうか
そこが、できていなかったと思います。
夏休みを過ぎてからIT業界の会社をみるようになったのですが、採用活動をしている企業がそもそも少なく、たまたま出会ったIT業界の会社の説明会で話を聞いて応募したら、すごく評価してもらって、できるんじゃないかと思い、内定承諾しました。
業界の構造がわかっていれば、取引先などでもう少し会社の立場や担当業務をイメージすることはできたかもしれないと思います。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
そうですね。希望する業種があれば、その業種がどのような企業で成り立っているのか、ビジネスはどのように動いているのか、他業種との関係はどうなっているのか、など調べる必要がありますし、おそらくAさんの友人はそういったことをした上で就職先を決めたのではないでしょうか。

やりたいことを整理した上で自分に合った企業を探そう

アドバイザー
アドバイザー
今回Aさんの場合は、半年で離職してしまったので、改めて第二新卒として就職活動する覚悟で、本当にやりたいことを掘り下げて、自分のキャリアプランに合った企業を探していくのがいいと思います。その場合、どんな仕事をしていきたいですか?
やはり、ゲーム業界に行きたいです。
相談者
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アドバイザー
アドバイザー
なるほど。どうしてゲーム業界なのでしょうか?たとえゲームが好きでも、それを仕事にすることで好きだったものがストレスになり、切り替えができなくなる、という人も多くいます。ゲーム業界のどういうところが魅力なのでしょうか。
現実とは違う世界観が好きで、自分でも好きなキャラクターやシーンの絵を描いたりします。描くことは没頭して何時間でもできるので、そういうのが仕事になったらいいなと思います。
相談者
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アドバイザー
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イラストを描くのが得意なのですね。例えば、好きなゲームを作っている会社の広告を扱う代理店で、バナー広告などを作っていくという仕事があります。
またはコツコツと作業をするのが苦手でなければ、ゲーム会社の広告運用をして、マーケティングに活かしていくという仕事もあります。
また、IT業界に身を置いた経験を活かして、IT業界専門のキャリアアドバイザーという道もあります。
イラストを描くことを重視したいのであれば、並行して専門学校に通ってイラストを描くツールや方法を学んで、アニメーションデザイナーになるという考えもあります。もちろん、SEとしてのスキルを高めて、ゲーム業界で働くという選択肢もあります。
いろんな道があるのですね。どれもあまり考えていませんでした。イラストを学びに行くということもあまり現実的ではなかったのですが、労働時間をもっと整えられれば、できるかもしれません。
相談者
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離職理由の書き方アドバイス

実際に転職活動をする際に、半年で離職してしまったことについて、応募書類でどのように書けばいいのでしょうか。
相談者
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アドバイザー
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応募書類を作成する際には、半年で離職した事実を受け止め、何かできたことがあったのではないかという改善案を書いた方がいいでしょう。
履歴書や職務経歴書の志望動機や自己PRの下などに、「離職の理由」として書いておいてはいかがでしょうか。例えばこのような内容です。

離職理由の例文

平均一日当たり12時間の過剰な労働時間と、質問に怒鳴り返す上司の不条理な対応に耐え兼ね、半年での離職をしましたが、今振り返ると、離職を判断するにはあまりにも短期間で、もっと自分で改善できる点があったと思います。

例えば、疑問に思ったことはもっと自分で調べてから質問したり、プランをいくつか考えた上で、判断してもらえるように相談を持ち掛けたりすればよかったと反省しています。

この点を踏まえて貴社では自ら学び、業務に貢献できるように精進いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

アドバイザー
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加えて、仕事に関わるもので資格取得をしようと勉強しているものがあれば、書き添えておくとよいでしょう。学生時代に力を注いだことがあれば、新卒時の就職活動と同様に、アピールしておきましょう。
具体的に教えていただきありがとうございます。離職した事実は受け止めて、改善できたであろう案を書いて、次の会社では実践できるようにしていくのですね。
相談者
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チャンスはある。軸を持った上で企業探しを

アドバイザー
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まだ若いので、今からいくらでもチャンスはあります。ただ、困難があっても、自分で努力して乗り越えたいと思える仕事を見つけられないと、同じように環境に影響されて、気持ちがすぼんでしまいかねません。
改めて自分がどんな方向に進んでいきたいのか、どのような企業ならそれが実現できるのか、業界研究も含めて、改めて見直してみるといいですよ。
ゲームに関わる求人をいくつかご紹介しますので、この仕事は頑張れそうだという仕事を教えてください。
転職の軸がどこにあるのか、確認しながら進めていきましょう。
次こそは仕事に打ち込めるように頑張りたいので、できる限りのことをやってみます。
相談者
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記事作成日:2020年3月13日 WRITER:衣笠可奈子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部