転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/26 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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30代で異業種への転職は可能ですか?【転職相談室】

オフィス街にいるビジネスマン中途採用は基本的に業界経験者の方が有利となりますが、経験・スキルを活かしながら異業種への転職を希望する方も多いようです。

今回は、「30代で異業種への転職は可能ですか?」というご相談に、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏がお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

30代で異業種への転職は可能ですか?(営業職/34歳/男性)

小さいころから体を動かすこともスポーツ観戦も大好きでした。好きが高じて海外の大学に留学してスポーツビジネスを学び、卒業後はスポーツ用品メーカーに就職しました。全国のスポーツ用品店に足を運んで、新商品のご案内や販促のお手伝いをしています。スポーツに携わることができて仕事はとても面白かったのですが、度重なる出張で家族とすれ違いの生活が続いたこと、年功序列型の評価制度に不満もありました。成果が正しく評価や報酬に反映する環境で、「営業スキルを高めて成長したい」と考えるようになり、転職活動を始めました。

二社目でも大好きなスポーツの仕事に携わりたくて、転職エージェントに相談したところ「スポーツ関連の仕事は人気が高く、求人も少ないので難しいかもしれません」と言われました。それでもスポーツが好きだったので様々な企業に応募しましたが、残念ながら内定を得ることは叶いませんでした。「絶対に働きたい!」と思った企業に全力でチャレンジできたので、転職活動に後悔はありませんが、スポーツ分野を諦めて別の業種に転職するとなると、何を選んでいいのか分かりません。そもそも、30代で異業種に転職することは可能なのでしょうか?

相談者
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「30代で異業種への転職」は、業種次第で「可能」

アドバイザー
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一般的に中途採用では、業界知識と経験・スキルをフルに活かせる「同業種×同職種」の転職が有利で、転職成功の可能性が高くなります。次に業界は変えても職種は変えない「異業種×同職種」の転職、続いて、業界は変えずに職種を変える「同業種×異職種」、一番難易度が高いのが「異業種×異職種」のキャリアチェンジ転職です。

今回のご相談は「異業種×同職種」に該当しますが、営業職は比較的求人の多い職種なので、希望する業種や条件にもよりますが、異業種への転職は可能です。早速ですが、スポーツ以外でご興味をお持ちの業種はありますか?

これまではスポーツ一筋だったので、「スポーツ以外」になると、範囲が広すぎたり知識がなかったりと自由度が高すぎて、イメージが湧きません…。
相談者
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アドバイザー
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確かに「スポーツ以外」は広すぎますね。
営業職は商材によって「有形営業」と「無形営業」に分けられます。また、顧客が「法人」か「個人」かによって営業スタイルが異なります。法人営業は担当者とは別に決裁者がいることが多いので、説明資料が求められたり回答に時間がかかったりしますが、個人営業の多くは決裁者本人にアプローチすることができるので、その場のニーズや気持ちに寄り添った提案が求められます。

ご相談者はスポーツメーカーにお勤めで、企業を対象に営業活動を行っていたので、「有形×法人営業」のご経験をお持ちです。個人営業にご興味はありますか?

できればこれまでの法人営業の経験を活かしたいと思っています。
相談者
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アドバイザー
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では、法人営業で「有形」か「無形」の商材を扱う仕事になりますが、有形商材を扱うのはメーカーなど新卒採用が中心で、中途採用の求人はあまり多くはありません。また、業界知識を求められる傾向があります。今回は、せっかく「スポーツ以外の業種」に気持ちを切り替えられたタイミングなので、できるだけ幅を広げてみて、ご自身が興味を持てる業種を探すことから始めてみましょう。

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「無形営業×外資系」を軸に探してみる

「無形営業」とは具体的にどのような商材を扱うのでしょうか?
相談者
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アドバイザー
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IT・Web系の企業でシステム開発やWebサービスなどを提供する営業職や、人材系の企業で人材紹介や採用コンサルティングを行う営業職、金融系の企業で各種金融商品などを提案する営業職などが挙げられます。広告商品を扱う代理店やコンサルティングファームも無形営業のひとつですね。無形営業は形が決まっていない分、顧客のニーズに合わせた柔軟な提案ができますし、営業のアイディア次第で新しい提供価値を生み出せる可能性もあります。これらの業種は比較的新しい分野なので、業界未経験者を積極的に採用している企業も多いのが特徴です。
面白そうですね!これまでも、お客様からご要望いただいた機能を商品に反映してもらえないかと社内で交渉しても、実現にとても時間がかかっていました。特定顧客に強いニーズがあっても、社内事情で実現しないジレンマもありました。思い切って無形商材の営業職に挑戦するのも面白そうですね。
相談者
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アドバイザー
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では、無形営業を中心に業種を考えていきましょう。転職のきっかけは、「出張が多いこと」「年功序列型の評価制度」、転職で実現したいことは「正しく評価される環境で、営業スキルを高めたい」でしたが、他に叶えたいことはありますか?
海外の大学にも留学していたのですが、普段から英語を使わないと語学力がどんどん落ちていくのを実感しています。できれば仕事でも英語が使えると嬉しいですね。
相談者
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アドバイザー
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これまでに挙げた業種であれば外資系企業があるので、英語を活かす環境で働くことも可能です。外資系企業の場合は日系企業よりも年収が高い求人が多いので、年収アップも実現できるかもしれません。興味を持った業種はありましたか?
金融系に興味があります。情報の正確性が求められるので最も専門性が高そうですし、実力や成果で評価されるイメージがあります。
相談者
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アドバイザー
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外資系企業は実力重視で、成果を出せば評価に反映されます。特に金融系の外資系企業は営業ノウハウの蓄積や成功事例の共有、研修体制が充実していることで有名です。もちろん、成果を出せなければ年収ダウンや解雇リスクもあるため、プレッシャーを感じるかもしれませんが、「営業スキルを高めて成長したい」「ビジネスで英語を使いたい」というご要望にはフィットするのではないでしょうか。

今後は、金融の外資系企業を中心に応募し、他の業種や日系企業でも興味を持った求人には積極的にチャレンジしていくことをお勧めします。転職活動は、求人を探したり面接で企業の話を聞いたりしているうちに、興味が変わっていくこともあります。異業種への転職なので、応募先は絞りすぎない方が成功の可能性は高まるでしょう。

記事作成日:2019年12月18日 ILLUST:二村大輔 EDIT:リクナビNEXT編集部

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