転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/26 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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「逃げ」の転職はダメ?面接で納得を得られる転職理由の伝え方は?

ベンチに座って腕組みする男性「今の職場に不満があり、転職を考えている。けれど、これって『逃げ』なんじゃないか。つらいことから逃げるために転職活動をして、受け入れてもらえる企業はあるのだろうか」――そんなお悩みに、リクルートエージェントのキャリアアドバイザーがお答えします。

アドバイザー

中原 俊郎

転職エージェント在籍18年。転職希望者の、個別の事情や転職に至った背景をしっかりとヒアリングし、今後の方向性を整理することを得意とする。

そもそも「逃げ」の転職はいけないことなのか?

まずは、あなたが逃げたいと感じている環境を客観的に見つめ直してみましょう。その際、自分で判断するのではなく、周囲と相談して判断することをお勧めします。
今、自分が置かれている仕事環境、成果へのプレッシャーが客観的にどのくらいの水準なのか確認するためです。
では、誰に相談するか。転職エージェントのキャリアアドバイザーなど、さまざまな企業や仕事に精通しているプロに聞いてみるほか、同世代の友人・知人と話をしてみるといいでしょう。
その際に、「今の環境はひどい」「おかしい」と思えば、「逃げ出す」のも正しい選択と捉えていいのではないでしょうか。

面接で転職理由を聞かれたら、どう答える?

逃げは隠さなくていい

面接で転職理由を聞かれたとき「ポジティブに話さなければならない」と思っている人は多いようです。しかし、面接官も人間ですから、転職を決断したことに対し、ポジティブな理由だけではないことはわかっています。

ですから、転職のきっかけとなった理由も、正直に話して構いません。それに加えて、転職で実現したいこともセットで伝えれば、自然とポジティブな印象につながるはずです。

「退職理由」と「転職理由」は別のものと捉える

求人企業が面接で「転職理由」を問うのはなぜか。それは、「入社後、意欲を持って活躍してくれるか」「長く働いてくれるか」を見極めるためです。
「退職理由」とは、転職を考えたきっかけであり、過去のもの。対して「転職理由」は、転職によってこれから実現したいことであり、未来のものだと捉えてください。

きっかけは現状への不満であっても、次の道を考えたとき、「やりたいこと」は何なのかを考え、言語化しておくことが大切です。

「前の会社のこういう部分に不満を抱いていました」→「それを踏まえて、今後を考えた結果、本当にやりたいことが見えてきました」→「それをできるのが御社であると思い、志望しました」というストーリーを伝えれば、相手企業はあなたの転職を「単なる逃げ」とは見なさないでしょう。

「退職理由」を伝えるときは「事実」を語る

退職理由を伝えるときのポイントは、「事実をもとに具体的に話す」ということです。「残業が多くてつらいです」「上司が無茶なことばかり言うんです」といったあいまいな表現では相手に伝わらず、「大げさに言っているだけではないか」と思われるかもしれません。

「休日出勤が毎月3~4日はあり、残業は月200時間を超えています」「上司は度々暴言を吐く人で、目標未達成で終わったときには『お前は○○○だ』と言われました」といったように、具体的な事実を伝えましょう。

それに対して面接官が「それくらいは当たり前でしょう」「考えが甘いのでは」などと反応するようであれば、その会社に入社してもこれまでと同じ悩みを抱えることになりそうです。そういう会社は「不採用でいい」と割り切りましょう。

なお、「あなたは状況改善のために何か努力したのか」と突っ込まれることもあります。そうした場合は、「別の部署の上司に相談した」「残業を減らすため効率化の提案をした」など、何らかの行動を起こしたことを伝えられれば、納得してもらいやすくなります。

きっかけは「逃げ」でいい。「転職で実現したいこと」を整理する

「自分は逃げている」という意識がある時点で、現職に対して少なからず心残りがあるのではないでしょうか。その部分としっかり向き合って、「これからどうしたいのか」「転職で何を実現したいのか」を明確にしましょう。「こんな仕事ができるのであれば、多少つらいことがあっても自分は頑張れる」――そう自信を持って伝えられる軸を定めておくことが大切です。

上記を踏まえ、転職理由の伝え方の例を挙げてみましょう。

転職理由の伝え方例

私は営業の仕事が好きです。しかし、今の会社はノルマが非常に厳しく、目標達成できなければ休日出勤して200本の電話がけを命じられるなど、ペナルティも厳しいのです。

あるときは友人と予定していた旅行をキャンセルさせられたこともありました。そんな会社のやり方に不信感を抱いています。

しかし、営業の仕事はこれからも続けたいと思っています。普段から残業も多いのですが、お客様への提案書作成に時間を割くことは全く苦になりません。今後、どう働いていきたいかを考えたとき、お客様と長くお付き合いし、パートナーとして認めてもらえるような営業を目指したいと考えました。

今の会社では、受注後のお客様のフォローはカスタマー部門に移行しますが、私としてはアフターフォローまで自分で手がけたいと思っています。

その点、御社では営業が顧客にとことん寄り添い、伴走することを理念とされているため、自分が理想とする働き方ができると考え、志望致しました。

このように、転職理由から、「御社でやりたいことを実現したい」という「志望理由」につなげてください。

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再び「逃げ」の転職を繰り返さないために…

つらい状況から逃げ出すことに成功しても、また次の会社でつらい状況に陥ってしまうことのないように、企業をしっかり見定める必要があります。

自分はどんな働き方ができれば幸せなのか」「どんな人たちと一緒に働きたいのか」を考え、その企業がそれにマッチするのかどうか、面接や内定後の面談などで確認しましょう。

もしも、面接の相手が直属の上司となる人であれば、「何か質問がありますか」と聞かれた際に、職場環境や相手の考え方、価値観を問う質問を投げかけてみてください。「私と同じくらいの年齢・経歴の人はどんなポジションにいらっしゃいますか」「どんな方針でメンバーを育成されていますか」「今、御社にはどんな課題があると考えていらっしゃいますか」といった話を聞ければ、どんな働き方ができるかのイメージを描きやすく、入社後にギャップを感じる事態を防げるはずです。

記事作成日:2019年10月8日 WRITER:青木典子 EDIT:リクナビNEXT編集部

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