
確定拠出年金制度に加入できるのはどんな人ですか?
確定拠出年金制度に加入しようと思っているのですが、加入するときの条件を教えてください。
(K・Wさん、ほかからの質問)
「個人型(iDeCo)」は国民年金をきちんと納めていることが条件です。
確定拠出年金制度には「企業型(企業型DC)及び(簡易企業型DC)」と「個人型(iDeCo)」があります。「企業型(企業型DC)又は(簡易企業型DC)」に加入できるのは、企業型の「(企業型DC)又は(簡易企業型DC)」を導入した会社の従業員で、厚生年金に加入している人だけです。2022年5月から、法令上は加入可能年齢は70歳まで引き上げられますが、企業で定める規約により、加入可能年齢が異なりますので、お勤めの会社でご確認ください。一方「個人型(iDeCo)」は、「企業型(企業型DC)及び(簡易企業型DC)」を導入しない企業の従業員(例外あり)、公務員、私学共済制度の加入者、専業主婦や自営業者が加入できます。ただし、国民年金の保険料を滞納したり、免除されているなどの場合は入れません。また、「企業型(企業型DC)及び(簡易企業型DC)」を導入している企業の従業員でも、規約に定めがあれば、自分で別途「個人型(iDeCo)」に加入することもできます。
2022年5月からは、海外居住者で国民年金に任意加入していれば、加入可能となります。
「個人型(iDeCo)」に加入したいときは、国民年金基金連合会が指定した金融機関の窓口で申し込めます。指定金融機関とは銀行、信用金庫、証券会社、保険会社や信託会社など様々。手続きに行く前に、個人型確定拠出年金の取り扱いがあるか確認をしましょう。
また、「個人型(iDeCo)」に加入する従業員の掛金に追加して、会社が掛金を拠出することができる制度が2018年5月から始まっていますので、お勤めの会社で確認してみるのもよいでしょう。
この内容は、2022/3/15時点での情報です。
(文責:編集部、アドバイザー:松尾友子、冨塚祥子)
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