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転職時にマイナス印象になりがちなこと、人事が採用をためらう内容とは

転職活動で、企業にマイナスな印象を残すのは避けたいものです。では、具体的にどのような行動や振る舞いがネガティブなイメージにつながってしまうのでしょう。

対策と併せて、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんがお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職時にマイナス印象になりがちなこと

転職活動でマイナスな印象を与えてしまう内容は、大きく2つに分けられます。

  • ビジネスマナーに関するもの
  • 志望動機や転職理由などに関するもの

それぞれを詳しく見ていきましょう。

ビジネスマナーに関する「マイナス印象」につながるもの

■ 遅刻する、到着が早すぎる

事前連絡のない遅刻は「スケジュール管理ができていない」と捉えられてしまいます。「仕事でもそうなのだろう」という不信感につながりますので、遅刻の可能性があるのなら必ず事前に、到着時間や遅刻の理由を伝えましょう

逆に到着が早すぎても、面接担当者のほかの業務に影響を与えてしまいます。5~10分前に受付で担当者を呼ぶなど、相手のスケジュールを配慮して動きましょう。

■ 面接を何度もリスケする、面接日程をピンポイントに指定する

相手のスケジュールを配慮する点で、面接を何度もリスケするのも失礼にあたります。「志望度が低いのではないか」と思われる可能性もあるでしょう。

現職の業務と転職活動の両立はスケジュール管理が難しいものですが、面接日程の候補があまりにもピンポイントなのは避けた方がいいと思います。「候補が少なく申し訳ありませんが」と前置きした上で、2つ以上は提示できるようスケジュールを調整しましょう

■ メールなどのレスポンスが明らかに遅い

企業側は、選考の場以外でもさまざまなコミュニケーションを通じて、あなたが「入社後にどんな仕事の仕方をするのか」を見ています。レスポンスがあまりにも遅く、何日も返信がない状態が続くと、仕事でも対応が遅いのではないかと思われてしまいます。

■ 服装がルーズ・清潔感がない

転職活動はビジネス活動の一環です。面接もプライベートの場ではないので、スーツやビジネスカジュアルなど、清潔感のある服装を選びましょう。

■ あいさつがない、言葉づかいがあまりにフランク

ビジネスシーンの自覚がなく、プライベートのときのようにリラックスして面接に来る方がいます。しかし、企業側の担当者は業務の一環として面接を行っています。

明るい声であいさつをする、丁寧な言葉づかいを心がけるなど、面接担当者への敬意を表す振る舞いを意識しましょう。それが見られないと、「入社後、社内外の関係者やお客様に対しても同じように失礼があるのではないか」と思われてしまいます。

■ 人の話を聞かない(自分の話ばかりする)

面接は、企業との相互理解を深めるコミュニケーションの場です。面接担当者からの質問や話をきちんと聞かずに一方的に自分の話ばかりすると、「会議や商談の場でも同じように一方的なコミュニケーションをとるのではないか」「周りと協力し合って物事を進められるだろうか」と疑問を抱かれる可能性があります。

志望動機や転職理由に関する「マイナス印象」につながるもの

■ 業界や企業の下調べをしておらず、志望度の低さが目に見えてわかる

企業に関する下調べが甘く、基本的な前提知識がないまま「志望動機」を伝えても説得力がありません。「志望度が低い」と思われてしまうでしょう。

■ 志望動機や転職理由が具体的ではない

ほかの業界や企業でも言えるような具体性のない志望動機や転職理由では、「なぜ当社を選んだのか」という面接担当者の疑問に応えられません。

■ 転職理由がネガティブ

転職を考えた理由として、前職(現職)への不満に端を発しているケースは少なくありません。ただ、ネガティブな理由をそのまま面接で伝えても、応募先企業にとって意味ある情報にはなりません。「入社しても、また同じような不満を抱えて転職していくのではないか」と懸念を抱く担当者もいるでしょう。

ネガティブな理由があったとしても、前職(現職)の経験を糧に、今後どうなりたいか、何に挑戦したいかというポジティブな内容へと転換して伝えることが大切です。

■ 職務経歴書に具体的な内容が書かれていない

これまでの経験やスキル、実績を伝える「職務経歴書」。ここに具体的な数字や固有名詞、手掛けたプロジェクトや事業の内容が書かれていないと、必要な経験やスキルがあるかどうかが分からず、採用するか否かの判断ができません。「自己分析ができていない(転職への準備ができていない)」という印象にもつながってしまいます。

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転職活動の基本的なマナーとポイント

企業の面接は、お客様との商談などと同じ、“ビジネスシーン”の一つです。相手に失礼のない、社会人として基本のマナーを改めて確認していきましょう。

面接での基本的なマナー

【オンライン面接】

面接開始5~10分前には会議URLにアクセスし、事前にビデオとマイクをチェック(ビデオでは角度、写り方をチェック)します。パソコンの電源がしっかり入っていることも確認しましょう。

服装は対面と同じようにスーツやビジネスカジュアルを着用します。

オンラインでは、音声がかぶったり相手の声が聞き取りにくくなったりすることがあります。「音声が聞き取れなかったのでもう一度お願いできますか?」と丁寧に聞き直し、質問内容があいまいなままコミュニケーションを進めないように気を付けましょう。

【対面面接】

面接開始5~10分前には受付し、約束の時間、来社理由、自分の名前、担当者の名前を伝えます。

例:
「本日○時に面接の約束をいただいている、××と申します。△△さまにお取次ぎをお願いします」

名前を呼ばれたら、ドアをノックしてから入室します。面接担当者に向かって「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。○○と申します。よろしくお願いいたします」など、あいさつをしてから一礼し着席しましょう。

面接終了後には、「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」とお礼を伝えて退室します。

書類作成・提出での基本的なマナー

書類は指定されたフォーマットを使い、読み手の読みやすさを意識して作成します。文字サイズ、余白、フォントの種類を統一することで、書類全体がすっきりとした印象になります。提出の前に必ず誤字脱字をチェックしましょう。

記事作成日:2023年11月21日 WRITER:田中瑠子 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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