転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2017/11/24 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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【事例紹介】転職・退職を決断するきっかけとは?

退職を決意するきっかけは人それぞれ。他の人は、一体どんなきっかけで退職を決意するのでしょうか?今回は4つのケースを紹介したいと思います。

どんなきっかけで転職・退職を決断するのか?

1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)

リクナビNEXTによる調査によると、退職を決断した理由は、大きく分けて4つ。

1つ目は、「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」「同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった」「社風が合わなかった」など、「社風・人間関係」が理由となっているケース。

2つ目は、「仕事内容が面白くなかった」など、「仕事内容」が理由となっているケース。

3つ目は、「労働時間・環境が不満だった」「給与が低かった」など「待遇・条件」が理由となっているケース。

最後4つ目は、「会社の経営方針・経営状況が変化した」など、「会社のビジョン」が理由となっているケースである。

それぞれケースを交えて、詳しくみていきましょう。

【転職のきっかけ1】社風・人間関係

<ケース1>A.Yさんの場合

 外食チェーンに転職したとき、希望は商品企画部でしたが配属は店舗。しかし店長という仕事を経験してみると、とてもやりがいがあるし、人間関係もとてもいい状態が続いていました。だから商品企画部への異動が叶ったときも、嬉しさ半分。もし、企画ではなく店舗のほうが自分に合っていると判断したら、転職してもいいかなと考え、それでも最低1年は頑張ろうと心に決めました。

 異動先では、商品企画の経験のない私が、新規事業立ち上げの担当マネジャー。部下は5人。その中に年上の部下がいて、右も左もわからない私に対して、最初から反感を持っていたようでした。商品知識、企画のスキルも豊富だった彼からしてみれば、「なんで自分の上に素人が」と感じたのかもしれません。異動してすぐ、こんな状態で1年ももつだろうかと疑問を持ちました。

A.Yさんはこの後、成果を挙げようと孤軍奮闘されるのですが、空回りの日々だったそう。「どうせ話してもわからないから」という理由で、A.Yさんが責任者だったにも関わらず、報告なしに仕事が進んでしまうことも…。完全に無視をされてしまっていたようでした。

こういった状況もあり、A.Yさんはストレスで体重が減り始め、退職を決意されたそうです。

解説・編集部からのアドバイス

希望した仕事に携われ、仕事の内容には満足していたものの、人間関係が原因で体調を崩して退職を決意したA.Yさん。きっと体調を崩してしまう前に、周りの人に相談もしていたことでしょう。それでもなかなか改善されない状況の中での退職。もし職場においてもA.Yさんの味方になってくれる人が1人でもいたとしたら…。状況はもしかしたら変わっていたかもしれません。
難しいことであったことは推測できますが、できることなら職場におけるキーマンを味方につけ、周囲の環境を少しずつ変化させるための工夫ができればいいのかもしれません。それでも改善の兆しが見えない場合には、無理に留まることなく、退職に踏み切るのが得策でしょう。

【転職のきっかけ2】仕事内容

<ケース2>S.Tさんの場合

 機械メーカーの営業事務として、受注後の伝票の作成から商品出荷の手配までを担当していました。最初は私1人で担当していたのですが、業績が好調でとても1人では手が回りきらず、次々と事務職が増えるほど。しかし、最も勤務年数が長い私に上司は仕事を依頼しやすいらしく、いつの間にか私がリーダー的な存在となり、事務のメンバーに仕事を割り振る役割を担うようになっていました。

 商品の受注後、私は商品ごとに伝票の適切な処理方法、出荷のスケジュールなどを私以外の事務職に振り分けます。彼女たちは私の指示に従って、処理するだけ。部署の中で、私だけが「てんてこ舞い」という状況が続きました。仕事の量、役割ともに大きな差があったのに、給与は他の事務職と同じ。特に大変な「クレーム対応」などの仕事についてはほぼ私1人に回ってきている状態この仕事は正直辛くて、もう少し分担ができればと思ったりします。

そして、こうした結果「忙しい」私と「おしゃべりする」他の事務職という2つの空気に部署内が分かれてしまったのです。

一人だけ忙しい日々を送っていたS.Tさん。そんな時に、上司から「もっと他の事務職に合わせたらどうか?」と言われてしまったそうです。責任感の強いS.Tさんは、営業事務の仕事がしっかりと滞りなく進むよう、業務に臨んでいたのですが、上司はそのことを全く評価していませんでした。

忙しい日々の中で、リーダー的役割を担いつつ業務にあたってはいたものの、ふと冷静に考えると、毎日同じことの繰り返しで、これから先、成長していくことが難しいのではないかと感じたそう。この判断が退職のきっかけとなったのです。

解説・編集部からのアドバイス

冷静に自身の仕事を見直してみると「忙しくしているが、毎日同じことを繰り返しているだけ」「このままでは成長が見込めない」と感じてしまう…。S.Tさんの場合は、上司の言葉がきっかけとなり、こう考えるようになったのでした。

S.Tさんのように、成長を志向する人は、「今の環境では成長が実感できない」という状況であれば、もっと高度なスキルを身につけるべく、新たなフィールドを転職によって求めるのは得策です。しかし、「リーダー的存在」として、S.Tさんはその仕事ぶりをある程度認められていたのではないかと思われます。この場合であれば、もしかすると「新しい仕事に挑戦したい」と言った申し出も聞き入れてもらえた可能性がありました。社内での移動や役割変更によって、自分の成長意欲を満足させる可能性があるか、試してから転職を決断するということでもよかったかもしれません。

【転職のきっかけ3】待遇・条件

<ケース3>M.Sさんの場合

 新卒の就職活動時、実力主義という風土に惹かれて進学予備校に入社。生徒達から「わかりやすい」と人気がでると、講師という仕事にもとてもやりがいを感じるようになりました。

 しかし、そんな仕事ですが勤務時間の長さと給与にとても不満を抱いていました勤務時間の長さについては、授業以外の準備や会議の時間で長い時間が必要になることに不満を持っていました。授業そのものの時間は13時~22時だったのですが、それ以外授業研究上司への報告と会議のために、毎日8時に出社していたのです。さらに、授業研究は平日だけでは足りず、休日を使って補っていたので休みがなかなか取りづらい日々が続きました。また給与面についても、不満を持っていました。「実力主義」とは言いつつも、講師の満足度調査でトップの成績を収めたにも関わらず、インセンティブはなし。2年間昇給することもなかったそうです。

こうしてM.Sさんは、不満を持ちながらも働き続けましたが、入社3年目が終わろうとしたタイミングでの査定の時に、またも昇給が見込めない状況となり退職を決意したのだそうです。

解説・編集部からのアドバイス

不満を持ちながらも、生徒たちからの「わかりやすい」という評価に対し、やりがいを感じて働いていたM.Sさん。しかし、昇給が見込めないことで退職を決意しました。また勤務時間の長さも常に不満に感じていたようでした。この場合、昇給がなかなか見込めないという状況がある程度続いていたので、退職を決意したことは妥当だと感じます。きっとM.Sさんは「実力主義」という社風に魅力を感じて入社したと思います。しかし結果的に、生徒からの満足度でトップの成績を取っていても、昇給がなかなか認められなかったわけですから、「何年待てばいいのか?」と感じてしまったのではないでしょうか?一概には言えませんが、1年で昇給が叶わなかったからと言って退職を決意するのはやや早計でしょうが、数年(この場合は3年)続いているのであれば、決断してもいいのではないでしょうか。

【転職のきっかけ4】会社のビジョン

<ケース4>K.Kさんの場合

 新卒当時、会社のビジョンに共感して中小規模の出版社に入社。「顧客第一主義」を掲げ、社長は朝礼などことあるごとに「お客様にとってよりよいサービスを追求する姿勢を社員に持ってもらいたい」と話していました。

 しかし、2008年のリーマンショックを境に業績が悪化。これまでの「顧客第一主義」の姿勢は一変し、コストカットを断行することに。当然これまで通りの制作費をかけるわけにはいかず、サービスの品質は低下し、顧客にとって価値あるものを世に送り出しているという自信も段々と薄れていってしまいました。制作費をかければいいというものではないものの、最低でもこのレベルまでは…といった予算を割ってしまうという状況が続きました。そんな中、社長は会社の方針転換を宣言。これまでの「顧客第一主義」から「筋肉質な経営」を軸としたビジョンに差し替わっていったのでした。

新しいビジョンになったことでK.Kさんは、ビジョンに対し全く共感ができなくなってしまい、退職を決意したそうです。

解説・編集部からのアドバイス

会社の方針転換がきっかけで退職を決意したK.Kさん。K.Kさんの言葉にもある通り「顧客にとって価値あるものを世に送り出しているという自信も段々薄れていって」と、自分自身の仕事に誇りを持つことができず、やりがいが低下してしまった状況が見て取れます。退職を決意した背景も、ある程度理解できます。

しかし、一方で会社方針の転換が業績不振によるものであり、会社がこれまでの歴史の中で築き上げてきた「顧客のために最善のサービスを提供する」というカルチャーそのものがなくなってしまったわけではないと考えられます。業績悪化に伴い、コストカットにより、利益を担保することは、継続的な事業運営を命題とする企業にとっては当たり前のことです。それがきっかけで会社の方針が転換されるという事実はあるものの、また根底にある顧客第一主義というスタンスが出てくることも十分に考えられます。今後の状況をしっかりと見極めた上で、転職に踏み切るという手もあったかもしれません。

調査方法 : インターネットでアンケートを実施 実施期間 : 2007/04/26~2007/05/17
調査対象 : 転職活動経験者(有効回答数100件)

記事作成日:2017年7月31日 EDIT:リクナビNEXT編集部