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転職後に仕事ができる同僚と比較されて劣等感を感じています【転職相談室】

後ろ姿の男性転職後は、周りからの評価が気になりがちです。

自分と同じ中途入社の同僚の存在に気をもんでいるTさんから「劣等感がある」という相談に、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんがお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職後、自分よりも仕事のできる同僚と比較されて劣等感を感じています(Tさん/システムエンジニア/30代/男性)

相談者
相談者
■相談内容
システムエンジニアとしての実績を評価され、転職してきました。
経験やスキルには自信があったのですが、私の3ヶ月後に入ってきた同僚が優秀で、途端に劣等感を抱えるようになりました。
同僚はコミュニケーション力が高く、入社早々から周りに馴染んでいます。
上司も「〇〇(同僚)は仕事ができるな」と口にしており、一方の私はそんな風に褒められたことがありません。
どうしても比較されているように感じてしまいます。
システム開発では自分にも負けないところがあると思うのですが、この劣等感のつらさに心が折れそう…。どう対処すればいいでしょうか。

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「比較されるのも今だけ」と考えてみては

アドバイザー
転職後は、仕事のやり方に慣れない中、人間関係もゼロからのスタートです。
「周りは自分をどう思っているのだろう」と評価が気になる方も多くいます。
そんな中で、近いタイミングで入ってきた同職種の同僚の存在は、誰でも気になるはず。
比較して落ち込んでしまうのはTさんだけではないと思います。

相談者
そうですか。
比べられている…と思い始めてからは、周りの言動にも敏感になってしまって、心が弱いのかなとますますへこんでいました。

アドバイザー
たまたま入社のタイミングが重なっただけで、同僚の方とは年齢や経験値も違いますよね。
上司が、その同僚の方を評価したのも、純粋に「任せた仕事において、きちんとやっている」点を認めただけで、Tさんと比較する意図はないかもしれません。
時間が経てば、誰と誰が同期入社だったのかを、周りが意識することもなくなるでしょう。
新卒や中途メンバーが入ってくれば、Tさん自身も今ほど気にならなくなるのでは。
比較してしまうのは今だけと考えてみると、少しは気持ちがラクになると思います。

相談者
そう言われれば、僕自身は、周りの社員に対して「あの人とあの人は同期だから」などと意識することはほとんどなかったです。

アドバイザー
そうですよね。
まずは「周りは自分ほど気にしていない」と思ってはいかがでしょう。
人それぞれ、強みや持ち味は違います。
転職して間もない今は、目の前の仕事を着実に進めることが大切です。

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比較されて劣等感を感じたときの対処法

相談者
心の持ちようを変えるということですね。
過敏になっているのは分かっているものの、どうしても抱いてしまう劣等感には、どんな行動で対処するとよいでしょう。

自分だけにしかない強みは必ずあるので整理する

アドバイザー
Tさんには、Tさんなりの強みがあるはずです。
そこを改めて認識して整理することから始めましょう。
ご自身は、自分にはどんな強みがあると思いますか。

相談者
前職では、プログラミングコードが読みやすくレビューしやすい、と可読性の高さを評価いただけることが多かったです。
既存のコードを読みやすく改善することも得意なので、そこはチームに貢献できるかなと思っています。

アドバイザー
いいですね。
後輩の指導にも活かせそうな強みです。
Tさんは、同僚の方を「コミュニケーション力が高くて、すぐに環境に馴染んでいる」とおっしゃっています。
でも、その持ち味とは違う、TさんにはTさんの明確な強みがあるということですよね。
「これが自分にしかない強みだ」と認識することで、少しずつ自信につながっていくと思いますよ。

上司や仲間との面談で、自身の強みを確認する

相談者
自分だけで強みを整理していると、独りよがりになってしまいそうなので…会社の期待度とすり合わせることも大切ですよね。

アドバイザー
おっしゃる通りです。
そのために、上司や仲間との面談や人事考課で強みを確認するのも一つです。
面接でどこを評価してくれたのか、入社後にどんな活躍を期待していたのか。
現時点での評価ポイントや、改善すべき点も聞けると、今の組織の中でやるべきことが明確になるでしょう。

同僚に相談したり、会話の機会をもつ

アドバイザー
そして、上司だけではなく、その同僚の方とも会話の機会を持って、コミュニケーションを取るといいと思います。
Tさんが同僚の方に対して「コミュニケーション力があって優秀だな」と思っているように、同僚の方もTさんに対して「どうしたら、あんな風に読みやすいコードを書けるのだろう」と感じているかもしれませんよ。

相談者
そうですか。
たしかに、私が一方的にライバル視をしているだけだったら、同僚の方にしてもやりにくいですもんね。

アドバイザー
はい。
転職時期や職種が同じであれば、共有できる悩みもあって分かり合える部分も多いのではないでしょうか。
業務上の相談や質問を通して、お互いの知識を交換できれば、高め合えるいい関係を築けるかもしれません。

勉強会などを開催し、自分の特技を発信してみる

アドバイザー
エンジニアであれば、社内で勉強会などを開催しているところも多いと思います。
そうした機会を活用して、Tさんの得意領域のノウハウを発信するのもいいでしょう。
自分が発信した知見が社内でシェアされると、仲間に喜ばれます。
役立っているという実感が、Tさんの劣等感を少しずつ薄めてくれると思います。

相談者
それは良いですね。
前職でも週1回で社内勉強会がありましたし、エンジニアの情報共有のプラットフォームに投稿したことも何度かあります。
現職での勉強会は、「今週は〇〇について情報共有します」と事前にチームに発信して、興味を持った数人が集まるという形です。
みんなで悩みを持ち寄ってディスカッションするような時間もあるので、さっそく、気軽に始めてみようと思います。

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まとめ

アドバイザー
人と比較して劣等感を抱いてしまうのは、転職者は少なからず経験していることだと思います。
時間が解決してくれることもあると思いますが、自分から情報発信したり、質問したりすることで、状況がよくなることもたくさんあるはず。
少しずつ、動いてみてほしいと思います。

相談者
そうですね。
一人で思い悩むのは良くないなと改めて感じました。
今後は、上司や仲間に自身の強みを聞いてみたり、同僚とも積極的にコミュニケーションをとってみたりしてみます。
ありがとうございました。

記事作成日:2022年4月13日 WRITER:田中瑠子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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