転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載!

求人が多すぎて決められません。自分に合いそうな求人を見つける方法を教えてください【転職相談室】

オフィスの窓から街の風景を眺めるスーツ姿の社会人転職活動を始めたものの、転職サイトには希望している職種の求人があまりにも多く、どうやって応募先を絞ればいいのかわからない…。

初めての転職でこんな悩みを抱える20代男性の相談に、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

求人情報を見ているのですが、希望する業界・職種の求人があまりにも多く、絞りきれない状況です。何を基準に探せばいいでしょうか?(Kさん/26歳/男性/営業)

相談者
相談者
■相談内容
新卒で中堅食品メーカーに入社し、営業を担当しています。今の仕事は、自分の時間があまりにも持てないので、大手企業に転職したいと考えています。これまでと同じ営業職を希望していて、業界にはこだわっていません。ですが、これだけたくさんの求人案件の中から、自分に合いそうな応募先をどのように絞っていけばいいのかわかりません。

たった3分、あなたの適職は?

かんたん適職診断

まずは転職理由や条件について考える

アドバイザー
自分の時間を持てないことが不満のようですが、かなり忙しいのですか?

相談者
はい。残業も多いですし、巣ごもり需要の高まりもあって、販促活動で週末に取引先店舗に出向くこともあります。

アドバイザー
そうなると、まず「残業がない/少ない」ことが転職先を探す上での条件ですね。「大手企業に転職したい」とのことですが、大手にこだわる理由はなんでしょう?

相談者
大手のほうが残業をさせない、などの規則がしっかりしていると思いまして。そうであればワークライフバランスがとれて働きやすいというイメージです。

アドバイザー
それも考え方のひとつですが、いまの段階で大手に限定するのは、「自分に合った」企業を探すという点でもったいないと思います。残業ルールなどを設け健全な職場環境の整備に力を入れる中小企業も少なくありません。また、業界にはこだわりがないとのことですが、まずは営業としてどういった商材を扱いたいかで考えてみましょう。

相談者
そうですね…。現職で扱っているのは自社商品だけですし、食品は価格や品質に縛られるので、そこには限界を感じています。できれば、次はもっと提案の幅が広がるような商材を扱ってみたいです。

アドバイザー
それなら、食品のような有形商材ではなく、無形商材に目を向けてみてはどうですか?

相談者
無形商材ですか?具体的にはどんな業界がありますか?

アドバイザー
業界でいうと、例えば、IT、インターネット、広告、人材、教育、金融、コンサル業界などです。そこでは情報やサービス、金融商品、人材などの無形商材を扱うので、提案の幅は今よりかなり広がると思います。

相談者
なるほど、商材という観点から営業職を考えてみると、業界を絞っていけそうですね。

アドバイザー
そのほかの条件についても明らかにしていきましょう。年収や勤務地についての希望はありますか?

相談者
現職が年収約500万円なので、それよりはアップさせたいです。勤務地は今まで通り東京がいいですね。それから「転勤はなし」が希望です。

アドバイザー
いまの社会情勢を考えると、テレワークやフレックスタイムという働き方も条件の1つになりそうですが、どうですか?

相談者
はい。テレワークやフレックスタイム制度もあったらいいです。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

グッドポイント診断

優先順位・転職の軸を設定する

アドバイザー
こうして一つひとつ確認していくと、転職の条件が明確になってきたのではないですか?

相談者
確かにそうです。

アドバイザー
次は、自分なりの条件をきちんと整理して、優先順位を決めていきましょう。「あったらいいな」という条件まで入れてしまうと絞り切れませんし、すべてを叶えることも難しいです。そこで、絶対に譲れない条件を3つ程度に絞って、優先順位をつけてみてください。

相談者
わかりました。それらを希望条件として、求人案件を絞り込んでいけばいいんですね。

アドバイザー
ただし、もう1つ注意してほしいことがあります。年収や休日といった労働条件で絞り込んでいくのは簡単なのですが、最終的には自分の価値観に合致する企業を選ぶことが重要です。そのためにも、自分の“転職の軸”を見失わないようにしてください。

相談者
転職の軸とは何ですか?

アドバイザー
転職で一番大事にしたいこと、転職して実現したいことです。例えば、社会・顧客に貢献している実感を持てる仕事が大事と考えている人がいるとします。仮に年収や休日などの労働条件が希望通りであっても、自社の利益重視度合いが強い企業で働くことは、価値観のずれがあり仕事が長続きしない可能性があります。

相談者
なるほど。例えのお話でしたが、私も社会に貢献できているという実感は大切にしたいです。これまでの商材は家庭の食卓に直結している食品なので貢献感がありましたが、無形商材の営業でどのような貢献ができるのか、まずはじっくり考えてみます。

アドバイザー
これも一例ですが、人材業界なら誰かの人生の転機を支援することが貢献になるでしょうし、コンサル業界なら企業の舵取りや事業改革に関わることが貢献になるでしょう。社会貢献の形はいろいろなので、自分にとっての貢献感についてしっかり考えてみてください。

相談者
わかりました。

アドバイザー
それから、ある程度応募先を絞ってからになりますが、志望動機がきちんと書けるかどうかも意識してみてください。労働条件だけで選ぶと、価値観のマッチングを確かめるための志望動機がなかなか魅力的なものになりません。応募先企業の情報収集をしながら、最適な志望動機を考えることも、応募先をさらに絞る際の1つの指標になりますよ。

相談者
はい。志望動機も意識しながら検討します。

RECRUIT AGENT

転職支援実績NO.1

専門のキャリアアドバイザーと
転職のお悩みを解決しましょう

非公開求人のご紹介も可能です

転職・キャリアの相談

求人・転職市場データがわかる

応募書類のアドバイスをもらう

登録はこちらから 無料

※ 厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2023年度実績を自社集計)2024年5月時点

2段階作業で応募先を絞っていく

アドバイザー
応募先を絞っていく際には、数多くの求人案件の中から一度に絞るのではなく、2段階に分けて絞っていくのもひとつの方法です。

相談者
具体的には、どのようにすればいいのでしょうか?

アドバイザー
まずは、転職軸をもとに業界を3つから5つぐらい選んでください。その上で、各業界ごとに絶対条件で絞っていくんです。こうした2段階の作業で、応募先を20~30社程度に絞り込むといいですよ。

相談者
社数はそんなに多くていいんですか?

アドバイザー
応募したすべての企業の面接に進めるわけではないと考えると、最初から絞り込み過ぎるのもよくありません。2017年に『リクナビNEXT』が行ったアンケート調査によると、転職成功者の平均応募数は7.5社となっています。ですから、1度に10社程度に応募し、状況を見ながら新たに10社程度に応募していく。転職活動では、こういった形で進めることが一般的です。

相談者
そうなんですね。5社ぐらいに絞るものだと思っていたので、一度に10社ぐらいと聞いて、興味がある企業に幅広く応募できると知り、少し気が楽になりました。

それでも決められない場合は転職エージェントの利用も検討してみる

相談者
今アドバイスいただいた以外に、自分に合った企業を絞り込んでいく方法はありますか?

アドバイザー
転職サイトを利用して希望条件に合った企業を自分で探していく方法以外では、転職エージェントを利用する方法があります。

相談者
転職エージェントを利用するメリットは何ですか?

アドバイザー
転職支援の専門家から見て、Kさんに合っていそうな業界や企業を紹介してもらえますし、Kさんがリストアップした応募先に対して現実的なアドバイスももらえるので、転職先の方向性や優先度を定めやすいと思います。

相談者
自分だけでは考えがまとまらない場合は、相談してみるとよさそうですね。まずは今日のアドバイスを参考に、転職サイトを利用して自分で絞り込んでみようと思います。その上で、転職エージェントへの登録も検討してみます。本当にありがとうございました。

記事作成日:2021年9月15日 WRITER:笠井貞子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
転職・求人 トップ > 転職成功ノウハウ > 転職相談室 > 求人が多すぎて決められません。自分に合いそうな求人を見つける方法を教えてください【転職相談室】

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

グッドポイント診断で、あなたの隠れた強みを診断してみましょう。

診断結果は8,568通り。あなたはどのタイプ?

リクナビNEXTで応募書類を自動作成

レジュメをカンタンに作成

履歴書と職務経歴書を作成するのが面倒な方は、リクナビNEXTにレジュメ登録するのがお勧めです。

新機能
・AI要約でワンタップで職務要約を自動生成
・AIと3分話すだけで「業務内容」を自動生成

リクナビNEXTに、プロフィールや職務経歴などを入力すると、入力された内容に従って自動で書類(レジュメ)が作成され、PDF形式でダウンロードすることが可能です。 ※『レジュメ』とは、リクルートの求職活動支援サービス共通で利用できる、職務経歴書機能です。

作成はこちらから:あなたのレジュメを簡単作成(無料)
すでに会員の方はこちら:レジュメダウンロード画面へ

イベント・セミナー※リクルートエージェントに遷移します

RAGイベント

申込締切日が近いイベント・セミナー

イベント情報を更新中