転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2022/04/15 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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「自分の強み」がない…どうやって作ればいい?【転職相談室】

自分の強み20代の若手ビジネスパーソンの中には、経験の浅さなどから「自分には強みと呼べるものがない」と悩む人もいるようです。

自分の強みをどのように作ればいいのか、人事歴20年超、現在は人事領域支援会社を経営する「人事のプロ」曽和利光さんにアドバイスをいただきました。

アドバイザー

曽和利光さんプロフィール画像

株式会社人材研究所・代表取締役社長

曽和 利光(そわ・としみつ)

株式会社人材研究所・代表取締役社長。1995年京都大学教育学部教育心理学科卒業後、リクルートで人事コンサルタント、採用グループのゼネラルマネージャー等を経験。その後、ライフネット生命、オープンハウスで人事部門責任者を務める。2011年に人事・採用コンサルティングや教育研修などを手掛ける人材研究所を設立。『「ネットワーク採用」とは何か』(労務行政)、『コミュ障のための面接戦略』(講談社)など著書多数。

【転職相談】25歳で2社を経験。向いている仕事がわからず「強み」と呼べるスキルがありません(Kさん/制作会社・ディレクター/25歳/男性)

相談者
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新卒で広告代理店に入社し、営業職に就きましたが、向いていると思えず1年半で退職。第二新卒として今の会社に採用され、ディレクター職として1年勤めましたが、この仕事もピンと来ません。そろそろ辞めて次の道を探そうかと考えていますが、強みと呼べるスキルがなく、方向性がつかめずにいます。転職活動しようにも、何をアピールすればいいかわかりません。

そもそも人には「強み」「弱み」なんてない

自分に向いている仕事を探したいのですが、特にとりえもないので仕事探しの軸がなく、困っています。「強み」って、どうやって作ればいいのでしょう?
相談者
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アドバイザー
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そもそもですが、人には強みや弱みなんてありませんよ。人が持っているのは「特徴」だけ。どんな仕事をやるか、どんな環境で働くかなどによって、その特徴が強みになったり弱みになったりするのです。
具体的にはどういうことでしょうか?
相談者
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アドバイザー
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例えば、「好奇心旺盛」という特徴は、クリエイティブな職種では強みになるでしょうが、経理などPCに向かってコツコツ行う仕事や、一般事務のようなルーティン業務がメインの仕事においては「一つの作業に没頭できない、飽き性」など弱みと捉えられる可能性があります。

一方、「神経質」という特徴は弱みと受け取られがちですが、別の言い方をすれば「感受性豊か」となり、例えばカウンセラーや接客サービスなどの仕事では、強みになるかもしれません。

なるほど…「物は言いよう」ということですね。
相談者
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アドバイザー
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その通りです。すべての特徴には、必ずプラスの言い方とマイナスの言い方があります。それを一般的に強み、弱みと表現しているだけのこと。従って、「自分には強みがない」と悲観することはありません。自身の特徴をネガティブに捉えてしまっているだけだと思います。
営業では全然成績を上げられなかったし、今のディレクターの仕事もどうも向いていないようで…自信を失っているのが原因かもしれません。では、どのように強みと呼べる特徴を見つければいいのでしょう?自分のアピールポイントとなり得る特徴をつかみたいです。
相談者
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アドバイザー
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お勧めしたいのは、自分の特徴を紙などに書き出し、一つひとつプラスに言い換えてみる方法。例えば「優柔不断→物事を慎重に進める」「協調性に欠ける→主体性がある」「負けず嫌い→向上心が強い、目標達成意欲が強い」「周りに流されやすい→適応力がある、柔軟性が高い」などに言い換えることができるはず。うまく言い変えられない場合は、家族や友人など、あなたのことを良く知る人に頼んでみるといいでしょう。

そして「プラスの特徴」が洗い出されたら、それを軸に今後の方向性を考えてみましょう。プラスの特徴が活かせる仕事こそが、「自分に向いている仕事」です。

ありがとうございます。早速、プラスの特徴を洗い出して、転職活動に活かしたいと思います。
相談者
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可能であれば今の環境でもう少し頑張り、能力を装着しよう

アドバイザー
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プラスの特徴を洗い出すのは大事ですが、今のKさんの状況を考えると、転職はあまりお勧めできません。今の環境でもう少し頑張ったほうがいいと思います。
ええ!?なぜでしょうか?
相談者
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アドバイザー
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1社目は1年半で退職、現在の会社をすぐ辞めるとなると勤続年数は1年ちょっと。少し短すぎる印象です。Kさんはまだ25歳であり、ポテンシャルを評価したいところですが、残念ながら「採用してもすぐ辞めてしまうのではないか」という懸念を持つ企業が多いと思います。
その点は不安に思っていました。やはり25歳で2度目の転職は、少し多いですよね…。
相談者
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アドバイザー
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辞めずに頑張るほうが、能力開発の観点からもお勧めです。「今の仕事がどうも向いていないと感じる」とのことですが、そう思っている時点ではまだ「完全には能力が装着できていない状態」にあります。その時点でキャリアチェンジしてしまっては、これまで培ってきた能力もどんどん衰えてしまいます。

 

人は、一つのことを何度も繰り返すことで能力を身に付けることができます。心理学用語で「処理の自動化」と言いますが、無意識でも自動的に物事ができる状態が「能力が身についている」状態です。つまり、向いていないと違和感を覚えている=無意識の域に達していないということになります。

 

どうしても今の仕事が辛くて苦しく、ストレスになっているならば別ですが、「もう少しやれる」状態であれば、もうひと頑張りしてみてはいかがでしょうか?今の仕事を何度も繰り返し、「無意識できる」状態に達したら、ディレクターとしての能力がKさんに完全に装着されます。その後に転職活動を行ったほうが、今よりも自信をもって能力をアピールできるようになるのではないでしょうか。

今の仕事にはあまりやりがいを感じませんが、「すごく嫌で直ちに辞めたい」というほどではないので、もう少しだけ頑張ってみようかな…。
相談者
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アドバイザー
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そうですね。もしかしたら、もうひと頑張りする過程で今の仕事にやりがいを感じられるようになり、「この仕事、向いているかも」と思えるかもしれませんよ。

そして、頑張っても「やっぱりどうしても今の仕事じゃない」と確信したら、転職を検討しましょう。その場合、転職サイトや転職エージェントだけでなくリファラル(社員紹介)も視野に入れた方が、転職可能性は高そうです。例えば大学の先輩や、前職で目をかけてくれていた上司や先輩など、Kさんのことを理解している人の紹介であれば、ポテンシャルを評価してくれることでしょう。

 

もしくは、洗い出した「プラスの特徴」を活かせそうな部署に、社内異動を申し出るのも一つの方法です。今より向いている仕事に就ける可能性は高いでしょうし、今の会社での在籍年数を延ばせるので、いつか転職活動する際にも「すぐ辞めてしまうのではないか」という懸念を軽減できます。

わかりました。いよいよ辛くなったら考えてみたいと思います。ありがとうございました。
相談者
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2021年3月19日 ILLUST:安西哲平 WRITER:伊藤理子 EDIT:リクナビNEXT編集部

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