転職で聞かれる長所と短所の書き方・伝え方
自身の長所と短所を整理しておくと、自身の強みが分かるので、自己PRをまとめやすくなります。
面接で質問されることもあるので、長所や短所を効果的に伝えるために、事前にポイントも押さえておきましょう。
中途採用で長所や短所を聞かれる理由とは
採用担当者は、なぜ長所や短所を知りたいのでしょうか。採用企業が長所や短所で何を判断しているのかをご説明します。
自己分析ができているかを確認している
自己分析を行い、強みや弱みを客観的に把握しておくことは、ビジネスパーソンとして成長するうえでとても大切です。強みを把握しておけば、得意分野を活かして成果を上げることができるでしょう。
一方で、弱みを把握しておけば、苦手分野を克服・改善する工夫を行うこともできます。長所や短所が整理されていない状態で伝えてしまうと、「客観的に自身の強みや弱みを把握できていない」と判断され、入社後の活躍に疑問を持たれる可能性があります。
自社や募集内容とマッチしているかを確認している
採用担当者は、長所や短所から人柄や自社との相性、募集している仕事との適性を判断しています。業務内容や人材要件にマッチしていれば、高いパフォーマンスを出す可能性が高いからです。
また、適材適所に配置することによって、求職者自身の成長実感が得られるため、定着性も期待できます。入社後に長く活躍してもらうために、長所や短所は重要な要素なのです。
長所や短所が思い浮かばない場合は?
自己分析に慣れておらず、長所や短所が思い浮かばないケースもあるかもしれません。ただし、言語化できていないだけで、長所は誰にでもあるものです。一般的に、短所よりも長所が浮かばないケースの方が多いため、まず長所を見つけることから始めましょう。
リクナビNEXTでは、独自のノウハウを活かして開発した「グッドポイント診断」を無料で提供しています。約30分でできる本格診断サービスなので、ぜひご利用ください。
他にも、キーワードやモチベーショングラフを用いて長所を探すという方法があります。ご自身が興味を持った方法で、長所を見つけてみましょう。
応募書類での、長所や短所の書き方
職務経歴書であれば自己PR部分、履歴書であれば長所欄に記載します。また、企業が用意したフォーマットに「長所」「短所」の項目がある可能性もあります。そこで、応募書類での長所や短所の書き方をご紹介します。
長所や短所の書き方のポイント
長所を文面で伝えるには、まず端的に「強み」を紹介し、根拠となるエピソードを補足します。書面はスペースに限りがあるので、余裕があればエピソードを具体的にしましょう。
長所の書き方例文
短所の書き方例文
自己PRの書き方のポイント
自己PRは、3つのポイントに従ってまとめると分かりやすくなります。
自己PR文に入れたい3つの要素
2.それを裏付ける具体的な行動
3.その結果として出た成果
自己PRの書き方例文(金融系の営業の場合)
私はこれまで「提案力」を武器にしながら、仕事を続けてまいりました。
営業に配属された当初は、新規顧客の開拓に注力し、飛び込み訪問や電話件数など自分自身で定めた行動目標を達成することで成果へとつなげてきました。しかし、営業経験を積むうちに、新規・既存顧客問わず、強固な信頼関係を築くための営業スタイルを意識するようになりました。
顧客の理解度に応じた商品提案はもちろんのこと、相場が悪いときほど状況の報告やフォロー等で、こまめに顧客との接点を持つように努めています。
その結果、顧客と良好な関係を築くことができ、新たな商品の提案・成果につながりました。現在の部署では自分自身の営業経験を踏まえて、メンバーに対して実践しやすいセールストーク・ツールの指導を心掛けています。資料作成の効率化や成功事例の共有によって好循環を生み出し、担当支店の手数料収入増加に貢献しました。
面接で長所や短所を伝える際の注意点
面接で長所や短所を聞かれることもあります。面接での効果的な伝え方も意識しておきましょう。伝え方のポイントは3つです。
長所や短所の伝え方の3つのポイント
・根拠となる事例を交える
・「弱み」は改善策とともに伝える
できる限り長所は企業の採用ニーズとの共通点を意識するのがポイントです。長所を聞かれた場合は、まず端的に「強み」を紹介し、根拠となるエピソードを補足します。エピソードはできるだけ具体的に、「Situation(状況)」「Task(課題)」「Action(行動)」「Result(結果)」の順番で話すと、面接官に伝わりやすくなります。
一方、短所を聞かれた場合は、端的に「弱み」を紹介したら、ネガティブな印象にならないよう、直近で取り組んでいる改善策も併せて伝えましょう。
【キーワード別】長所の回答例(リンク)
- リーダーシップ
- 親密性
- 現実思考
- 慎重性・冷静沈着
- 俊敏性
- 継続力・受容力
- 社交性・悠然
- 挑戦心・自己信頼
- 感受性・バランス
- 高揚性・決断力
- 柔軟性
- 自立
- 独創性
- プロジェクトマネジメント力
- 主体性
- 真面目
- 使命感・責任感
- 変化対応力・柔軟性
- 挑戦心・チャレンジ精神
- 広い視野で捉える力
- PCスキル・文書作成力
- 課題発見力・企画力
- 指導・育成力
- 調整力
- 協調性・チームワーク
- 独自の工夫
- 責任感
【キーワード別】短所の回答例(リンク)
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