転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載!

転職したいのですが希望職種が決まりません【転職相談室】

スマホを操作する女性の手キャリアチェンジを検討している場合、「希望しない仕事」は決まっていても、「希望する仕事」が決められないという悩みをお持ちの方も多いようです。

今回は、「転職したいのですが希望職種が決まりません」というご相談に、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏がお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職したいのですが希望職種が決まりません(Jさん/販売/24歳/女性)

相談者
相談者
■相談内容
インテリアメーカーの販売スタッフとして店舗で働いていましたが、腰を痛めてしまいやむなく退職しました。半年間休養を取り、腰も良くなったので求人を探し始めましたが、希望職種を決めることができません。職種が決まらないと、求人が多すぎて応募企業を絞り込めず困っています。立ちっぱなしや重い荷物を運ばない仕事であれば特にこだわりはないのですが、職種を決めるにはどうしたらいいのでしょうか?

たった3分、あなたの適職は?

かんたん適職診断

経験や志向性を軸に、「誰に」「何を」「どのように」など、仕事を分解して絞り込んでいく

アドバイザー
アドバイザー
中途採用の場合は即戦力を期待されるケースも多いので、経験を活かした方が選考で有利に働きます。「立ちっぱなしや重い荷物を運ばない仕事であればこだわりはない」とのことですが、腰に負担がかからなければ販売職も選択肢に入るのでしょうか?
人と接する販売や接客の仕事自体は好きでした。立ちっぱなしでなければ、販売や営業の仕事でも構いません。むしろ、デスクに座って黙々と作業する事務職のような仕事は向いていないかもしれないです。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
では、“人と接する仕事”を軸に具体的な職種を考えてみましょう。これまで勤務されていたインテリアメーカーの販売の仕事は、個人に対して営業活動を行うので、「BtoC(Business to Consumer)」の仕事です。一方で、法人向けに営業活動を行うのが「BtoB(Business to Business)」の仕事ですが、どちらに興味がありますか?「BtoB」の仕事は法人の営業時間内に営業活動を行うので、土日休みの可能性が高くなります。また、法人の場合は社内の決裁を仰ぐ必要があるので、「BtoC」よりも受注までの期間が長くなる傾向があります。
やっぱり個人のお客様に接客する方が、慣れているし好きですね。もともと土日休みではありませんでしたし、反応がすぐに返ってくる方がやりがいがあります!
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
「BtoC」の販売・営業職でも、商材によって2種類に分けられます。前職のように、インテリアや車などの「有形商材」と、保険や証券といった金融商品、旅行、資格講座などの「無形商材」があります。有形商材は形があって商品に値付けがされているので、優位性の高い商品であれば営業しやすく、無形商材は顧客のニーズを探りながら提案を組み立てるため、ヒアリング力や提案力を求められるという傾向があります。
今までは有形の商材だったので、無形にチャレンジしてみたいと思います。確かに、保険や旅行って座って説明されますね…。立ちっぱなしではない販売・営業職もあるんですね。
相談者
相談者

8,568通り、あなたはどのタイプ?

グッドポイント診断

仕事の「スタイル」まで絞り込めれば、具体的な職種が決まる

アドバイザー
アドバイザー
無形商材の販売・営業方法も色々あります。新規獲得がメインのアウトバウンド開拓型と、すでに顧客が商品を知っており、訪問や電話などが来た際に対応するインバウンド型があります。アウトバウンド型の方がご自身で開拓して成績を上げられる分、努力や営業力が数字に反映されやすく、企業によってはインセンティブなども支給するため、インバウンド型よりも給与が高くなる傾向があります。

一方で、インバウンド型は企業や商品を認知されているため、訪問ルートからの受注率やリピート率など、様々な数値を細かく分析してトークスクリプト化するなど、個人の力量だけに頼らない営業手法を採用しているという傾向があります。マニュアルなどが準備されていることが多いので、仕事に馴染みやすいのはインバウンド型かもしれません。

そうですね…今まで店舗で働いていたので、新規開拓をしたことがありません。いきなり新規開拓の仕事に転職するよりも、インバウンド型の方が良さそうです。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
では、販売・営業職で「BtoC」、有形商材でインバウンド型ですね。ご紹介した通り、金融商品や旅行、資格講座など、様々な仕事があると思います。販売・営業職だけで求人を探すと、たくさんありすぎて選ぶことができませんが、「個人営業」などを追加することで、ある程度絞り込んで探すことができるでしょう。

なお、転職にあたり、初めから職種が決まっている方ばかりではありません。決まっていたとしても、情報が少ない状態だったり、現在の仕事の延長線だったりして、実は他にも選択肢が眠っているケースも少なくないのです。今回のように「職種を決められない」「職種選びに迷っている」という方は、まず「転職理由」と、「希望すること」「希望しないこと」を整理し、仕事を「誰に」「何を」「どのように」で分解することをお勧めします。分解した仕事のうち、転職理由や希望を満たしていたり、経験を活かすことができたりする職種を絞り込み、転職サイトや転職エージェントを利用して求人に応募してみましょう。

求人検索や応募、面接を進めていく過程で、転職市場における職種のニーズや仕事内容が明らかになっていきます。転職活動を通じて、描いていた職種のイメージを具体化していきましょう。また、「希望職種の求人が少ない」「他の職種に興味が湧いてきた」「仕事内容がイメージと違った」…など、転職活動を進めるうちに、考えや希望条件が変わることもあります。職種の絞り込みはあくまで「仮決め」程度にして、気持ちや条件の変化は「情報収集によって成長した結果」と前向きに捉え、焦らずに軌道修正を試みましょう。

記事作成日:2020年10月15日 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
転職・求人 トップ > 転職成功ノウハウ > 転職相談室 > 転職したいのですが希望職種が決まりません【転職相談室】

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

グッドポイント診断で、あなたの隠れた強みを診断してみましょう。

診断結果は8,568通り。あなたはどのタイプ?

リクナビNEXTで応募書類を自動作成

レジュメをカンタンに作成

履歴書と職務経歴書を作成するのが面倒な方は、リクナビNEXTにレジュメ登録するのがお勧めです。

新機能
・AI要約でワンタップで職務要約を自動生成
・AIと3分話すだけで「業務内容」を自動生成

リクナビNEXTに、プロフィールや職務経歴などを入力すると、入力された内容に従って自動で書類(レジュメ)が作成され、PDF形式でダウンロードすることが可能です。 ※『レジュメ』とは、リクルートの求職活動支援サービス共通で利用できる、職務経歴書機能です。

作成はこちらから:あなたのレジュメを簡単作成(無料)
すでに会員の方はこちら:レジュメダウンロード画面へ

イベント・セミナー※リクルートエージェントに遷移します

RAGイベント

申込締切日が近いイベント・セミナー

イベント情報を更新中