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気持ちに余裕がない時でも転職活動はした方がいい?しない方がいい?

頭を抱えるビジネスマン_Business

転職をしたいと思っていても、仕事や育児、介護、引越、結婚、資格試験の勉強など様々な要因によって忙しく、気持ちに余裕がないという人もいるでしょう。

そのような状況下では転職をするべきか/待つべきか、転職するならばどうすれば負担を少なくしながら転職活動を進められるのかを組織人事コンサルタントの粟野友樹氏に聞きました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

気持ちに余裕がない時に、「今」転職活動をするかどうかを判断する方法

「転職したい」という気持ちが前提にあるのであれば、まずは多少の無理をしてでも「今」進めるべきなのか、暫く待ってから始めた方がいいのかを判断する必要があります。

そのためにはまず、余裕がないと感じている原因を、以下の2つの観点から整理してみましょう。

<整理するポイント>
観点1:余裕がない原因は、仕事なのか/プライベートなのか

観点2:余裕がない状況は、継続しないか(一時的)/継続するか(長期的に続きそう)

余裕がない原因は「仕事」にあって、状況が「一時的」な場合

例えば、1~2か月先に終焉する予定の重要なプロジェクトのリーダーに任命されている場合などが当てはまります。

この場合は、業務が大変で余裕がなかったとしても、数ヶ月後にプロジェクトが終われば、一時的な忙しさからは解放されるはずです。

こういった、終わりが見えている一時的な忙しさが原因の場合には、少し待って落ち着いてから転職活動を始めるのが良いでしょう。

心身に余裕がない時期に無理やり転職活動を始めても、仕事への集中が疎かになったり、「あの求人は、良さそうだったのに応募できなかった…」などと変に後悔したりするだけになるかもしれません。

落ち着いたタイミングで始めた方が仕事にも、転職活動にも集中して良い結果を残せる可能性が高くなるのではないでしょうか。

余裕がない原因は「仕事」にあって、状況が「継続する」場合

そもそも、転職したいと思っているのに転職活動をするほどの時間も気持ちの余裕もない原因が仕事にあり、しかもその状況が今後も継続しそうな場合は、暫く待ったとしても一向に状況は改善しない可能性が高いと言えるでしょう。

例えば、会社の労働時間が長くて体力的にも精神的にも疲弊している場合などが当てはまります。

こういった場合には、今大変であっても気持ちを奮い立たせて、転職活動を進めることこそが、状況改善につながるでしょう。

余裕がない原因は「プライベート」にあって、状況が「一時的」な場合

例えば、結婚式などのイベント準備で余裕がない場合、引っ越しの対応などで余裕がない場合などが当てはまります。

この場合は、仕事が原因で一時的に多忙になっている場合と同様に、落ち着くまで待ってから転職活動を始めるようにすると良いでしょう。

余裕がない原因は「プライベート」にあって、状況が「継続する」場合

これには、育児や介護などをしている状況などが考えられます。

この場合は、以下のように「その継続状況がどのくらい長く続きそうか」を考えてみると良いでしょう。

  • 状況が改善しそうな時間を自分は待つことができるのか
  • 仕事を変えることで状況を改善できるのか
  • 何らかのサービスや家庭内の分担を変えることで、余裕のなさを改善して転職活動に時間を割けるようになるのか

例えば今、保育園に通っている子供を育てているとしましょう。毎朝の送迎や、時短勤務をしているからこその業務逼迫、家庭での家事などによる自由時間のなさなどが、気持ちに余裕がない理由であった場合には、様々な考え方ができるでしょう。

この場合、「小学校に進学した後であれば、学童保育などのサービスを使うことで余裕が生まれそうだから、転職活動はそのタイミングまで待とう」というのも1つの考えです。

他にも、「特に負担になっているのは保育園への送迎だから、一時的に送迎シッターを利用して、空いた時間で転職活動に励もう」という考え方もできるでしょう。

もしかすると、「育児による余裕のなさは小学校・中学校・高校・大学と変わらなそうだから、今頑張って転職活動を進めて、在宅勤務やリモートワークなどができる会社に転職をする」という選択肢もあるかもしれません。

余裕がない原因が「仕事」か「プライベート」か、分からない場合

気がかりなことが複数ある場合などには、気持ちに余裕がない原因を特定するのが難しいこともあるかもしれません。

例えば、仕事の残業が多くて、家庭やプライベートでの時間を思うように取れずに余裕がないという場合もあるでしょうし、その逆にプライベートで気力も体力も消耗してしまい思うように仕事に集中できずに余裕がないという場合もあるでしょう。

こういった仕事とプライベートが連動しているような場合には、いったん、「余裕のなさ」の主要因がどちらにありそうかを切り分けて分類することで、「今」転職するのか・そうではない解決方法をとるのかを判断がしやすくなるのではないでしょうか。

前述した例のように、「保育園の送迎などによる余裕のなさを解消したい」という場合にも、解決できる手立ては転職だけではありません。

家族での分担する、保育園を移る、引っ越しをする、親族のサポートを得る、習い事の送迎とセットにする、現職でフレックス勤務や在宅勤務を活用するなどの方法があるかもしれません。

どうすれば環境を変えることができるのかも併せて検討してみましょう。

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気持ちの余裕がない時に、効率的に転職活動を進める4つのコツ

「気持ちの余裕がなくても、転職活動を進めた方がいい」と考えた際の転職活動のコツを4つ紹介します。

少しでも心身の負担を少なくできるように、状況が落ち着くまでは、効率性を重視してみるのも良いでしょう。

コツ1. 一般的な転職活動に必要な期間と流れを知る

コツ2. 自己分析、情報収集、応募書類作成はサポートツールを活用する

コツ3. 転職エージェントに頼る

コツ4. 転職活動に取り組む時間を区切る

コツ1. 一般的な転職活動に必要な期間と流れを知る

人間は分からないこと、未知のことに取り組む際、どのくらいの時間や労力が必要か想像できないことでより不安を感じやすくなります。

「いつ終わるか分からない」「先が見えない」と思ってしまうと、転職活動が大変なものや大きな壁に見えてしまい、より気持ちの余裕がなくなってしまうかもしれません。

そこで、まず大切なのは、転職活動の実態を知ることです。

スタートの時点で、だいたいどのくらいが平均活動期間なのか、応募者数の平均など全体像を掴んでおくことで、自分なりに計画を立て、自分が今どのくらいの位置にいるのか、転職実現までのあとどのくらいなのか予想を立てられるようにしておきましょう。

一般的な期間は「3〜6ヶ月」・応募数の平均は7.5社・面接した企業の平均は3.4社・内定取得数の平均は1.4社

ちなみに、希望する職種や転職条件にもよりますが、転職活動にかける一般的な期間は「3カ月から6ヶ月程度」と言われています。

転職活動フロー

また、リクナビNEXTが独自に行ったアンケート調査では、応募数の平均は7.5社、面接した企業の平均は3.4社、内定が出たのは一人あたり平均1.4社となりました。

平均すると、応募から書類選考の通過率は約5割、面接からの内定率は約4割のようです。

なお、応募数は書類選考の通過率に影響します。

アンケートの平均では、応募した企業のうち約5割が書類選考を通過していますが、応募を続けているうちに、もしも通過率が平均を下回るようであれば、目安よりも応募する社数を増やす必要があるでしょう。

コツ2. 自己分析、情報収集、応募書類作成はサポートツールを活用する

自己分析や情報収集、応募書類の作成といった作業には、転職サポートツールを使うのも良いでしょう。

自己分析のサポートツール

例えば自己分析のサポートツールとしてリクナビNEXTでは、質問に答えていくだけで、ビジネスパーソンが持っている18種類の強みの中から 5つを診断する「グッドポイント診断」を提供しています。

約30分間でできる無料診断で、リクルートが持つキャリア開発のノウハウを活かしているので自己PRにも活かせる強みが見つかるかもしれません。

情報収集のサポートツール

情報収集では、企業サイトを基本として、業界研究本、会社四季報、プレスリリース、採用担当者が書くブログやSNSアカウントなどチェックしていくのが一般的です。

より効率化を求める場合には、Googleアラート機能などWeb検索のアラート機能を使って、特定のキーワードに関して新しい検索結果が見つかったときにメールが届くようにするのもひとつの手です。

書類作成のサポートツール

応募書類のうち、特に作成に手間がかかるのは職務経歴書です。

効率的に作成したい場合は、転職サイトや転職エージェントなどが用意しているフォーマットを使いましょう。

リクナビNEXTが運営する転職成功ノウハウでも、多数フォーマットを用意しています。

こういった提供フォーマットは、企業の採用担当者も見慣れていることが多く、必要な情報の記入欄が過不足なく、わかりやすい位置に収まるように設計されています。

職種別の書き方例を記載している場合もあるので、初めて作成する場合の参考にもなるでしょう。

なお、職務経歴書は最初から100点、120点を目指すのではなく、まずは過不足なく情報を埋めた70点の状態のものからスタートして問題ありません

気持ちに余裕が出るまでは、最低限の職務経歴書でも良いので、まずは転職活動をスタートさせること自体が大切なのだと心に留めておきましょう。

コツ3. 転職エージェントに頼る

気持ちに余裕が出るまでは、職エージェント主体で転職活動を進めてみるのも一つの手です。

転職エージェントによっては、求人紹介から求人への応募管理、面接日程の調整、これまでに採用された人材の傾向などの情報共有など内定フォローまでサポートしてくれます。

気持ちに余裕が出て自走できるようになるまでは、ひとまず頼らせてもらうのも良いでしょう。

コツ4. 転職活動に取り組む時間を区切る

例えば、通勤している電車の中でだけ求人情報を見る、昼休みやコーヒーブレイクのときに30分だけ転職活動に時間を使う、有給休暇を取得して転職活動に集中する日を作るなど、時間やタイミングを決めるのも有効です。

さらに、時間や場所などに左右されずに転職活動を進められるように、転職サイトが提供しているスマートフォン専用アプリをダウンロードしておくと良いでしょう。

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【注意】気持ちに余裕がない時の転職で失敗しがちなこと

気持ちに余裕がない時に転職活動を進めること自体は悪いことではありません。

しかし、余裕がないからこそ、焦って転職先を決めてしまわないように気をつけましょう。

特に仕事を変えることによって、余裕がない状況を変えようとしている場合には、「早く転職したい」という気持ちが先行しがちです。

内定が出やすそうな企業、これまでの経験やスキルをそのまま使えそうな企業、積極採用中の企業などばかりに応募してしまわないように注意しましょう。

同様の理由から、内定承諾する前に「この転職によって、自分が解決したいこと(転職理由)が解決できるのか」をもう一度考えてみるようにしましょう。

例えば、転職理由を8割くらいは満たせそうなのであればそのまま転職しても良いでしょうが、そうでない場合にはもう一度立ち止まって考え、他の企業の選考を進めてみても良いかもしれません。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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