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在職中の場合の履歴書はどう書く?「現在に至る」の書き方などポイントと注意点

履歴書とスマートフォン

在職中に転職活動を行う場合、履歴書の書き方で気を付けたいポイントがいくつかあります。

迷うことが多い「現在に至る」の使い方や、「退職予定日」の書き方など、基本のルールについて組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏が解説します。

在職中ならではの履歴書の書き方

在職中に転職活動を行う場合の、履歴書を書く際のポイントを解説します。

ポイント1:在職中の場合は、職歴欄に「現在に至る」と記載する

履歴書の職務経歴欄は、履歴書作成時点の就業歴と就業状況を正しく記載するのがルールです。

在職中であれば、職歴の最後に1行空けて「現在に至る」と記載し、さらに改行して「以上」と書いて締めます。

「現在に至る」は、「現在もその職場に在籍している」という意味です。「以上」は、「これ以上の記載事項(学歴・職歴)はありません」という意味なので、どちらも記載します。 

履歴書の在職中の場合の記入例

ポイント2:退職予定日が決まっている場合は日付を書く

すでに退職予定日が決まっているのであれば、職歴欄もしくは本人希望欄に記載しましょう。

中途採用の場合は、退職予定の従業員の後任採用や事業拡大による即戦力採用など、「いつ入社できるか」ということを重視されるケースも少なくありません。

退職予定日が採否に大きな影響を与えるわけではありませんが、現在の状況をより正確に伝えるためにも、決まっている場合は明確に記載しましょう。

履歴書の退職予定日記入例

ポイント3:入社可能な日を伝えたい場合は「本人希望欄」に記載する

入社可能日を伝えたい場合は、本人希望欄に記載しましょう。長文にならないように簡潔に、いつ以降であれば勤務可能なのか、具体的な月日を入れます。

履歴書の「本人希望欄」記入例

その際、自分の希望や大まかな予想で退職予定日や入社可能日を記載するのは避けるべきです。その日程通りに退職できなかった場合、応募先企業の採用活動や、他の応募者の選考に影響が出る可能性があるため、退職日が未定の場合は記載するのはやめましょう。

在職中の履歴書の書き方でよくあるミス&トラブル 

在職中の履歴書の書き方でやってしまいがちなミスや、トラブルにつながる可能性のあるケースをご紹介します。

勤務先のメールアドレスを記載する

履歴書には、プライベートで使用しているメールアドレスを記載しましょう。

間違えて会社用アドレスを記載してしまった場合、もしそのアドレス宛に連絡が来てしまえば、現職とのトラブルになりかねません。

採用担当者から「しっかり内容をチェックしてから提出しなかったのだろうか」「情報管理の意識が低いのでは」などと懸念されてしまう可能性もあります。

退職予定日を希望的観測で書いてしまう

退職予定日を記載する場合は、確実な日程である必要があります。

もし予定が変わってしまった場合「書いてあった内容と違う」と、応募先とトラブルになってしまう可能性があります。

退職日がずれ入社時期が変更になると、転職先の配属部署での業務調整や、引き継ぎスケジュールの調整などが必要になり、迷惑をかけてしまうことを理解しておきましょう。

「現在に至る」を書き忘れる

職歴の最後に「現在に至る」の一文がないと、在職中なのか、離職しているのかを一目では判断しづらくなるので、必ず記載しましょう。

「現在に至る」と記載すれば、それだけで在職中であることがわかるため、より丁寧な印象になります。

在職中の履歴書の書き方で良くある質問

在職中の履歴書の書き方について、良くある質問をご紹介します。

「以上」はどこに書くのがルール?

上記の書き方見本で紹介しているように、「現在に至る」もしくは「退職予定日」から1行空けて右寄せで「以上」と記載します。

職歴欄の行が足りない場合は下図のように、最終行に「現在に至る」と「以上」を詰めて書いても問題ありません。

【行が足りない場合の「以上」の書き方見本】

履歴書の職歴欄の行が足りない場合の「以上」の書き方見本

退職予定日が不確定でも、早めの入社可能日を書いたほうが良い?

トラブルのもとになるので、確定していない日程を書くことはやめましょう。

どうしても書きたい場合は、「◯月~◯月で調整中」や「◯月を想定しております(調整中)」などと表現し、変更がある可能性を事前に伝える必要があります。

退職予定日はいつ、どうやって決まる?

現職の就業規則に則り、退職願・退職意思を現職の上司に伝え、退職交渉が成立した後に決まります。民法では退職の意思を伝えてから2週間で退職できますが、実際は業務の引き継ぎや引き止め交渉、有給消化などもあります。

企業によって異なりますが、退職の意思を伝えてから1~2週間程度で退職日が確定するケースが多いようです。

「現在に至る」ではなく「在職中」と書いてもOK?

「現在に至る」も「在職中」も同じ意味なので、どちらを書いても問題ありません。どちらかの表現に統一し、簡潔に記しましょう。

なお、「在職中」の場合は、職歴欄で記載した内容の最後の部分に書くといいでしょう。

例:人事部にて新卒採用業務に従事。在職中

そしていずれの場合も、最後に「以上」と記載します。

有給消化中の場合は、どのように書けばよい?

有給休暇の消化中も「在職中」になるので、「現在に至る」と記します。加えて、職歴欄か本人希望記入欄に、「20XX年X月末退職予定(有給休暇消化中)」と記載するとよりわかりやすくなります。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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