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読みづらい職務経歴書を改善【職歴書添削】

書類を書く社会人

職務経歴書の読みづらさを改善したいが、仕事が忙しくて、まとめ方にまでこだわる時間をなかなか取れない、と悩むKさん。

組織人事コンサルタントの粟野友樹さんが、全6項目の評価ポイントに沿って、職務経歴書を評価・講評し、改善まで導きます。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

【改善前】読みづらさを改善したいが、最適なまとめ方がわからない (添削希望者:Tさん)

<Tさんの職務経歴書についての悩み>

「どうまとめたらいいのか書き方がわからない」

  • これまでの経験をどうまとめたら読みやすくなるのかわからない
  • 仕事で忙しく職務経歴書を丁寧に書く時間がなかなか取れない(まとめ方にこだわる時間がない)

<Tさんのこれまでのキャリア>

「エンジニアとして7年間経験を積み、C#を中心に様々な言語を習得」

  • 1社目(新卒):Webサイト構築会社でエンジニア(3年)
  • 2社目:システム開発会社でエンジニア(4年)

【転職意向】
様々な言語に対応できることを活かして年収をあげたい。

<添削前:Tさんが作成した職務経歴書>

(参考資料)添削前職務経歴書
(参考資料)添削前職務経歴書

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【評価&講評】長文ばかりで構成されているため、必要な情報をすぐに抜き出せずに困る

<アドバイザーからの全体講評>

一見すると基本的な項目は記載されているのですが、言語の習得レベルなどが様々な箇所に散らばっており、長文ばかりで構成されているため、企業側が知りたい情報をすぐに抜き出せなくなっています。

応募者数が多い企業や人事担当者が忙しい企業などでは、1つ1つの職務経歴書をじっくり読み込む時間が少ないケースもあります。

現状の職務経歴書のように、一読してキャリアの意図やスキルをアピールすることができなければ、実際にはどんなに優れた経験とスキルを保有していても書類選考で落ちたり、面接の優先順位を下げられたりする可能性があります。

長文の文章でばかり記載せず、箇条書きや表組み、小見出しを交えて整理し、読みやすくしましょう。

<評価基準と結果>

No チェック項目 ポイント 評価
基本的なビジネススキルを確認
1 基本項目 必要な項目が記載されているか。 ○~△
2 フォーマット 見やすい体裁になっているか。誤字脱字はないか
自社とのマッチ度・定着性を確認
3 業務内容・実績・経験スキル・自己PR・資格・性格 具体的な情報が、記載されているか。情報に信憑性や比較性があるか。
4 第三者に伝わるように端的にまとめられているか。
+αの評価
5 一貫性・テーマ性 職務経歴書を読んだだけで、「この人はこういう仕事をする人だな」といった仕事のスタイルや価値観が伝わるか。
6 読み手への配慮 企業が知りたいことを先回りして記載しているか。
例:その企業向けの志望動機、貢献できること、懸念されるであろう点の払拭など。

基本項目とフォーマットについての評価

基本的なビジネススキルを確認する項目(No1、No2)に関しては、冒頭に職務要約がありませんが、必要な項目はほとんどモレなく記載されています。

ただし、文章量が長く読みづらいのが難点。エンジニアとしてアピールすべき各言語の習得レベルも、各所に情報が散らばっているため、Tさんの全体的な秘術レベルを理解するまでに時間を要してしまうことがもったいないですね。

仕事で忙しく職務経歴書を丁寧に書く時間がなかなか取れない人のために、各種転職サイトでは、フォーマットや書き方例文を提示しているので、それを参考にしてみるのも良いでしょう。

今回の場合は、フォーマットをエンジニア向けのスキルシートに変えると、読みやすさが格段に上がると思われます。

業務内容・実績・経験スキル・自己PR・資格・性格などについての評価

企業が、自社とのマッチ度・定着性を確認するために確認している項目(No3、No4)に関しては、情報は盛り込まれているものの、記載されている情報の粒度がバラバラになってしまっています。

スキルシートに則る形でプロジェクトごとに、規模(人数や金額)、自分の役割、担当工程、開発言語や環境等をヌケモレなく記載するようにしましょう。

一貫性・テーマ性、読み手への配慮についての評価

+αの評価項目関する、一貫性・テーマ性(No5)については、プログラマーとしてC#などのプログラミングスキルをアピールして開発力を高めたいのか、チームリーダー経験を推して上流工程いきたいのか、転職意向がわかりづらくなっています。

Tさんの場合、「様々な言語に対応できることを活かして年収をあげたい」とのことなので、まずはプログラミングスキルを活かしてスキルを伸ばし、いずれはPL・PMも目指していきたいというような形でまとめてみてはいかがでしょうか。

読み手への配慮(No.6)については、大量の応募書類を短時間で読んで判断をしなければならない可能性がある企業側からすると、現状の職務経歴書は、パッと見て必要な情報が抜き出しにくく少し不親切な印象になってしまうでしょう。

ただ、これはエンジニア用のスキルシートで整理すれば簡単に解決できるポイントだと思います。

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【改善後】アドバイスをもとに作り直した職務経歴書

(参考資料)改善後職務経歴書
(参考資料)改善後職務経歴書

改善コメント付きの職務経歴書をダウンロードする改善コメント付きの職務経歴書をダウンロードする

<改善ポイント>

読みやすい職務経歴書を作るには、整理されたフォーマットが必要不可欠です。長文の文章でばかり書かずに、箇条書きや表組み、小見出しを交えて整理しましょう。

エンジニア職では、プロジェクトごとにどんな関わり方をしたのかも重要なので、案件規模、自分の役割、担当工程、開発言語や環境等を端的にまとめることができるスキルシートを一般的な職務経歴書の代わりに活用するのもオススメです。

スキルシートでは、上流から下流までどこに携わったのか、言語習得レベルも合わせて整理しながらアピールすることができるので、エンジニア職の転職では広く用いられています。

また、エンジニア職の転職の場合は、GitHub やブログ、SNS などに業務以外での開発状況や勉強情報を伝えることができるものがあれば、積極的に記載しましょう。企業側が直接的に技術レベルを確認することができるため、スキルに自信がある場合には特に有効なアピール手段の1つになります。

(まとめ)読みやすい職歴書を書くポイント

  • 長文の文章でばかり書かずに、箇条書きや表組み、小見出しも含めて整理する
  • 転職サイトなどが用意しているダウンロードフォーマットを利用する
  • エンジニアの場合は、スキルシートを利用してまとめる

<フォーマットダウンロードと書き方見本はこちらから>

記事作成日:2023年8月1日 EDIT:リクナビNEXT編集部

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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