転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/07/26 UPDATE 毎週水・金曜更新!

カルチャーフィットとは?転職活動中の見極め方や考慮したいポイントについても解説

カルチャーフィットの意味や見極め方、転職時に考慮したいポイントなどについて、組織人事コンサルティングSeguros代表コンサルタント・粟野友樹氏が解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

カルチャーフィットの意味

カルチャーフィットとは、企業文化や社風に対する人材の適合性という意味合いの造語です。企業の採用活動においては、求職者の価値観や性格特性が企業文化とどの程度合っているかを見る採用基準の1つとして用いられます。

経験やスキルを見るスキルフィット、人物像を見るカルチャーフィットは、どちらも採用において以前から重視されてきましたが、近年はカルチャーフィットにより重きを置く企業が増えています。

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カルチャーフィットが重視される理由

カルチャーフィットに重きを置くようになった背景には、転職がより身近になっていることが考えられます。

これは、特に即戦力が求められる傾向にある業界にとっては人材確保という点で歓迎すべき状況である一方、スキルフィットを重視して採用した結果、企業文化や社風、社員や上司と合わなければすぐに辞めてしまう、という問題をももたらします。

そこで、企業としてもカルチャーフィットをより強く意識するようになってきた、というわけです。従業員数が少なく、1人の退職者でも影響が大きくなるスタートアップやベンチャー企業は、特にカルチャーフィットを重視する傾向にあるようです。

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カルチャーフィット重視のメリット

カルチャーフィットは、企業側にも転職者側にもメリットがあります。企業は企業文化や社風に適合した人材を採用できれば離職率を抑えることができますし、転職者は充実感を持ちながら長く働くことができます

企業と転職者の価値観が近ければ、意思の疎通が図りやすくなり、生産性の向上も期待できます。また、カルチャーフィットしている人は、企業カルチャーを継承・醸成していけるので、将来の幹部候補にもなり得るでしょう。

カルチャーフィットの見極め方と考慮したいポイント

このように、カルチャーフィット重視のメリットは大きいですが、求職者はどのように企業が考えるカルチャーフィットを見極めていけばいいのでしょうか。その方法や考慮したいポイントについて解説します。

企業のウェブサイトや採用情報をチェックする

まずは、企業のウェブサイトや採用情報をチェックしましょう。こうした公開情報は、表向きの文言しか書かれていないかもしれませんが、それでも企業理念、パーパス、ミッション、ビジョン、バリューなどを確認しておくことは基本です。

ほかにも、経営者や社員のインタビュー、その企業の公式ツイッターやブログ、写真や動画など、企業が発信している情報の中にも、企業文化を知る手がかりは潜んでいます。近年はカルチャーブックなど社内向けの文書を公開している企業もあるので、確認しておきましょう。

KGI、KPI、IR資料などを読み込む

これは多少知識が必要になりますが、上場企業が対象であれば、売り上げや利益、成約数などが数字で示されたKGI(Key Goal Indicator/重要目標達成指標)やKPI(Key Performsnce Indicator/重要業績評価指標)、株主や投資家向けのIR資料などを読み込むことも参考になります。

例えば、同じ人材業界の企業でも、ハイクラス転職を支援しているA社は営業担当1名あたりの売上金額や成約率を指標にしているのに対して、若手の転職を支援しているB社は顧客満足度を指標にしているとすれば、KPIの指標から「その企業は何を重視しているか」を推し量ることができます。

また、IR資料では企業が重要視していることを株主や投資家に数字でアピールしているので、どんな実績を数字で表記しているかを見れば、ある程度想像がつきます。

企業の沿革にも着目してみましょう。沿革に人事制度なども列記されていれば、顧客だけでなく従業員にも目を向けている企業だと推測できますし、拠点展開や従業員数の推移が中心なら、成長志向の企業だと推測することができるでしょう。

現職社員や元社員の話を聞く・面接で質問する

可能であれば、その企業の現職社員や以前その企業で働いていた社員に話を聞いてみることです。採用面接で質問したり、カジュアル面談をセッティングしてもらって質問するのも有効です。あくまで話を聞いた相手の見解にはなりますが、このような一次情報はかなり役立ちます。

また、オフィスを訪問したり、社内イベントに参加させてもらうことも、ある程度カルチャーフィットを体感できるので参考になるでしょう。

面接では、例えば面接官が部長であれば、「部下のどのようなところを評価して、部下にどのように伝えますか?」などと質問してみると、自分の価値観とのフィット感がつかめるかもしれません。

あるいは、その企業に表彰制度があり、年間MVPなど高く評価されている人材はどのようなポイントが評価されているのかを聞いてみてください。受注金額や新規開拓数などの数字の評価なのか、顧客満足度や社員投票などの数字以外の評価なのかで、自分との相性がある程度わかるでしょう。

転職サイトのクチコミやSNSを参考にする

転職サイトなどに掲載されている企業のクチコミや、その企業に勤める従業員が発信するSNSからも、企業カルチャーがわかる可能性があります。ただし、こうした情報は鵜呑みにせず、参考程度にとどめておきましょう。

転職エージェントを利用して聞いてみる

転職エージェントに聞いてみるのも方法の1つです。転職エージェントはさまざまな企業情報を持っているので、応募先候補にしている数社のカルチャー比較や同業他社との比較、現社との比較などの情報収集に役立ちます。

とはいえ、転職エージェントも企業情報のすべてを把握しているわけではありませんから、クチコミやSNSと同様に参考程度と捉えましょう。

無理に自分を企業カルチャーに合わせようとしないこと

どんなに慎重にカルチャーフィットを確認しても、パーフェクトなマッチングは期待できません。大切なのは、面接などで得たリアルな一次情報を優先して考えること

その上で、違和感を感じたことがあれば企業に働きかけ、追加の一次情報を得て判断しましょう。100%とは言えないまでも、納得できるレベルだと思えれば、入社後にうまく折り合いを付けていけるでしょう。

避けたいのは、転職したいからと無理に自分を企業カルチャーに合わせようとすることです。カルチャーフィットに気を取られて転職軸を見失ってしまっては、転職しても長続きしないので、ぐれぐれも注意しましょう。

記事作成日:2024年2月19日 WRITER:笠井貞子 EDIT:リクナビNEXT編集部
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