転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/10/16 UPDATE 毎週水・金曜更新!

30代の転職を実現するには?よくある不安と転職活動のポイント

30代前半の転職アイキャッチ

即戦力となる経験・スキルを求められるケースが増える30代の転職は、「選考で厳しくチェックされ、内定を得るのは難しいのでは?」と考える方も多いようです。

転職活動をスムーズに進めるために、30代の転職のポイントを把握しておくことが重要です。満足度の高い転職の実現を目指しましょう。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

「30代の転職」は選択肢の幅が広いのが特徴

30代の転職は、

• 経験・スキルを活かしてキャリアアップする
• 未経験の業界・職種にキャリアチェンジする
• マネジメント経験を積む

など、選択肢の幅が広いのが特徴です。

30代のキャリアパスについて、具体的に解説します。

経験を活かし即戦力として転職

30代ともなると社会人経験が豊富になるケースが増えるため、企業の多くは30代の求職者に対して、経験・スキルを発揮して即戦力として活躍してもらうことを期待しています。

募集している仕事に活かせる業界知識・職種経験を持つ30代の求職者は、即戦力として高く評価されるでしょう。

また、経験を活かして転職する場合は、転職活動の軸が明確なので、求人を探しやすくアピールもしやすいというメリットがあります。

異業種転職で経験の幅を広げる

例えば、不動産業界の営業から金融業界の営業、メーカーの経理からIT企業の経理など、職種はそのままに業界を変えるという選択肢もあります。

業務を進めるための基本的な知識や経験を持ちながらも、業界を変えることで対応できる業務の幅を広げることができます。

経験の幅を広げる方法として、業界だけでなく、大手企業からスタートアップなど、企業規模を変えるという方法もあります。

キャリアチェンジに挑戦

これまでの業界・職種を変える転職のことを「キャリアチェンジ」と呼びます。

株式会社リクルートが発表した「リクルートエージェント」の転職者分析によると、異業種×異職種のキャリアチェンジ転職を実現した人は、過去10年間で増加しており、全体のおよそ4割を占めることが分かっています。

年代別では、30~24歳で35.7%、35~39歳で31.4%となっており、30代でも約3割の人がキャリアチェンジを実現しているようです。

マネジメント経験を積む

転職によってマネジメント経験を積むという選択肢もあります。

役職経験がある場合は、転職によってマネジメントを行うメンバーの人数や予算規模、責任範囲などを広げるという方法が考えられます。

役職経験がない場合でも、将来的なマネジャー候補として採用されることもあります。

年齢を重ねるとマネジメント経験を求められるケースが増えるため、30代でマネジメント経験を積むことは、将来的なキャリア形成に役立つでしょう。

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30代の転職が「難しい」と言われてきた背景

30代になると、結婚や育児、介護など、ライフスタイルの変化に伴い、勤務地や勤務時間、福利厚生など、仕事選びの条件が増える傾向があります。

さらに、住宅購入や教育といった収入面での条件も加わりやすくなります。

20代に比べると、30代は転職に求める条件が増えるため、応募対象となる求人が減ってしまう傾向があります。

企業側も、30代に対してはマネジメント経験や即戦力として活躍できる豊富な経験・スキルを求める傾向があります。

その結果、20代と比較すると求職者・企業双方に譲れない条件が増えるため、マッチングの難易度が上がることから、「30代の転職が難しい」と言われてきたのです。

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30代が転職で抱きがちな不安

30代が転職の際に抱きがちな不安について、実際のところはどうなのかを解説します。

「35歳の壁」は存在する?

以前は「35歳の壁」と言われて、35歳で転職の難易度が上がるとされていました。

しかし、少子高齢化を背景に人手不足は加速しており、厚生労働省が発表した「第Ⅱ部 人手不足の下での「働き方」をめぐる課題について / 令和元年版 労働経済の分析 -人手不足の下での「働き方」をめぐる課題について-」という資料でも、「全規模・全産業の推移をみると、人手不足感は趨勢的に高まっており、直近の 2019 年3月調査の値は 1990 年代初頭のバブル期に次ぐ水準の高さとなる」とされています。

そのため、現在では30代や35歳になったから転職が難しくなるとは限らず、業界・職種によっては40代、50代でも歓迎されるケースもあります。

まずは自身の経験・スキルのニーズや、希望条件に合致する求人の種類や数などを把握することが重要です。

未経験領域への転職は可能?

30代でも未経験職種に転職することは可能です。

前述したリクルートエージェントの転職者分析のように、30代で約3割の人がキャリアチェンジを実現しています。

ただ、30代は即戦力としての活躍が求められるため、ポテンシャルが評価される20代の若手に比べると、未経験領域への転職はどうしても難易度が上がります。

30代でのキャリアチェンジを成功させるには、業種や職種に限らず活かすことができる「ポータブルスキル」をアピールするのがポイント

例えば課題分析力や交渉力、企画提案力、調整力などといったポータブルスキルの高さを具体的に伝えることで、未経験領域でも門戸が開かれる可能性はあります。

自分が強みとするポータブルスキルを洗い出し、それが活かせそうな業種や職種、企業を探していくことが大切です。

スキルがなくても転職できる?

繰り返しになりますが、多くの企業が30代に求めるのは「即戦力としての活躍」です。

これまでに培った経験・スキルを活かし入社後は早期にキャッチアップし成果を上げることが期待されています。

そのためスキルがないと、転職時に即戦力をアピールできず、不採用になってしまう可能性は高いでしょう。

ただ、一定年数の経験を積んできたのであれば、何らかのスキルは身についているはずです。

まずは、これまでの成功体験を振り返ってみたり、仕事で評価されたシーンを思い出してみたりしてみましょう

その中から、スキルとしてアピールできる「自分ならではの特徴・持ち味」が見えてくるはずです。

もしくは、周りの人よりもできること、得意だと思えることを洗い出したり、診断テストを活用したりするのも一つの方法です。

年収・待遇を下げたくない

一般的に、30代がこれまでの経験を活かして転職する場合は、前職の年収を考慮される場合が多いようです。

即戦力として期待される場合は、前職+αを提示されるケースも少なくないでしょう。


ただ、これまで順調に昇給してきた人、営業職などで高い成果給をもらっていた人などが転職すると、一時的に年収が下がることがあります。

「転職時は年収が下がっても、新しい環境で成果を上げ、前職以上の給与を目指す」という考え方もあるので、給与だけでなく会社の成長性などその他の条件も含めて総合的に考えるといいでしょう。

なお、未経験領域への転職の場合は、キャリアの再出発となるため、前職より給与水準の高い業界へ移らない限り、収入減になる可能性が高いと考えたほうがいいでしょう。

30代のキャリアの考え方

30代はこれからのキャリアをどのように捉え、考えていけばいいのでしょう?

ポイントとなる考え方についてご説明します。

将来の選択肢を増やす

現在は、先行きの見通しが立ちづらい「VUCA(ブーカ)の時代」と言われ、私たちを取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。

会社から用意されたキャリアを歩むだけでなく、自分はどんなキャリアを築きたいのか考えてみたり、新たな領域に意識的に挑戦したりしてみないと、視野が狭まり、変化に対応する力が弱くなってしまう可能性があります。

30代は、結婚や出産、介護など、プライベートでも変化が生じやすい年代でもあります。

早い段階から、興味のある仕事にどんどんチャレンジしたり、スキルアップにつながる勉強や資格取得に注力したりして将来の選択肢を増やしておけば、いざというときの変化対応力が磨かれます

経験・スキルの幅が広がることで、目指すキャリアを築きやすくもなるでしょう。

専門性を追求する

経験・スキルの幅を広げる一方で、これまで培ってきた専門性を磨くことも重要です。

即戦力としての活躍が求められる30代において、専門性は最大の強みであり、アピールポイントになるからです。

専門性を軸に知識やスキルの枝葉を伸ばしていくことが、将来の可能性を広げることにつながります。

将来的な独立・起業といった選択肢も検討できるでしょう。

社内外の人脈を形成する

30代になると責任ある仕事を任される機会が増えるため、社内の人脈から知見を得たり、前例を共有し合ったり、社外の人脈からヒントを得たり、アライアンス先を見つけたりと、人脈に助けられる場面が増えます。

仕事の案件や有益な情報、役立つ人材などを紹介し合う機会もあるでしょう。

人脈が、目指すキャリアの実現に活きるケースもあります。

例えば、社内で希望する部署の情報を収集して異動希望の際に活かしたり、社外の人脈からリファラル採用の誘いを受け、普通の転職や異動では実現できないような仕事・ポジション・働き方を得られたりする可能性もあります。

「人脈を作れば何らかのメリットがあるから」という打算的な付き合いではなく、互いに信頼し合い、メリットを享受し合える人間関係を作ることが大切です。

ワーク・ライフ・バランスを考える

30代は責任ある仕事を任され、裁量も与えられ、主体的に行動できる機会が増えます。

そのため、大量の業務に追われ、仕事中心の生活に振り切っている人も少なくないようです。

ただ、「人生100年時代」と言われ、70代、80代まで働く人が増える中、生きがいややりがいをもって働き続けることは大切。

これからの人生を考えると、ワーク・ライフ・バランスを整え、「仕事」と「仕事以外の生活」の両方を充実させることも考えましょう。

「仕事がうまくいっているとプライベートも充実する」「プライベートが充実すると仕事にもハリが出る」という相乗効果を生み出すことが、長くイキイキ働き続けるポイントと言えるでしょう。

30代の転職活動のポイント

30代で転職活動を始める際に知っておきたい、転職活動のポイントを解説します。

キャリアの棚卸しをする

30代になると、これまでに蓄積した経験・スキルが増えるため、転職活動を始める前にキャリアの棚卸しをして整理することが大切です。

過去に取り組んだ業務内容を洗い出して、どのような経験・スキルが身についているかを箇条書きにして洗い出してみましょう。

また、得意なこと・不得意なこと、周囲に褒められたこと、成果が出たことなどを書き出して、自身の強みや実績を明らかにすることも重要です。

中長期的な視点を持つ

30代の場合、初めから高待遇・高ポジションを狙うのではなく、入社後に成果を出して評価を高め、管理職や責任者などにキャリアアップするという方法も考えられます。

求人に記載されている条件が、短期的にはマッチしていなくても、中長期的に見れば希望条件を実現できる可能性があるかもしれません。

企業を選ぶ際は、評価制度や福利厚生なども確認し、中長期的な視点でどのようなキャリアを描けるかをイメージするようにしましょう。

条件の優先順位を決める

前述の通り、30代になると企業に求める条件が増える傾向があります。しかし、全ての希望条件を叶えられる企業は多くはありません。

また、条件の良い企業には多くの求職者が注目するため、選考通過の難易度が高くなります。

企業に求める条件に優先順位をつけることで、応募する求人の選択肢を広げることができるでしょう。

また、条件の優先順位をつけると、複数企業から内定が出た時に、優先順位に従って納得度の高い企業選びができ、後悔の少ない決断ができるでしょう。

経験・スキルの軸を定める

例えば営業と商品企画、総務と人事など、30代になるとジョブローテーションなどで複数の経験・スキルを持つ人も少なくないと思われます。

複数の経験・スキルがある場合は、転職活動の際に軸となる経験・スキルを定めるようにしましょう。

経験・スキルの軸を決めておくと、求人検索に活かせるだけでなく、応募書類や面接でのアピール材料も明確になります。

応募する求人に記載されている仕事内容や求める人物像を確認し、活かせる経験・スキルを中心にアピールポイントをまとめましょう。

転職方法を広げる

転職サイトや転職エージェント以外にも、転職の方法は複数あります。

社会人経験が長くなり、経験・スキルや人脈が増える30代の場合は、スカウトサービスやビジネスSNSに経歴や経験・スキルを登録し、企業からのスカウトを待つという方法が考えられます。

また、過去の人脈を活かして、中途採用やリファラル採用を実施していないか確認するという方法も一案です。

転職方法を広げることで、意外な企業との出会いがあるかもしれません。

30代の転職の注意点

30代の転職には注意点もあります。代表的な注意点を解説します。

引き継ぎに余裕を持たせる

30代になると、責任あるプロジェクトに参加したりリーダーを任されたりするなど、業務量や責任範囲が広く、引き継ぎに時間がかかるケースが増えます。

転職先が決まったら、できるだけ早く上司に退職を申し出て、後任への引き継ぎや最終出社日などの相談を始めましょう

有給休暇が残っている場合は、退職までの日数にゆとりを持たせると安心です。

働きながら転職活動する

30代になると、家族やローンを抱えるケースも増えるため、働きながら転職活動を進めた方が収入面での不安は少なくなります。

特に、企業に求める希望条件が多い場合は、応募できる求人が限られてしまうため、転職の難易度が高まります。

「条件を下げたくない」「生活費や貯蓄にゆとりがない」という場合は、できる限り働きながら転職活動を進めるようにしましょう。

情報収集を徹底する

30代の転職に限りませんが、入社後に確認不足が発覚して後悔するケースは少なくありません。

退職者を積極採用する「アルムナイ採用」に注力している企業も増えていますが、一般的には入社した企業で働き続けるか、再度転職活動を始めるかの2択になるケースが多いでしょう。

入社後に後悔しないために、事前の情報収集を徹底し、企業研究や面接での確認は念入りにしておきましょう

企業によっては、カジュアル面談や条件面談を設定してもらえるケースもあります。

不安がある場合は、面談を実施してもらえないか相談してもいいでしょう。

待遇にこだわりすぎない

転職先を決めるための要素として、「待遇」を重視する方は多いのですが、こだわりすぎると応募先が見つからず、転職活動が長引く可能性があります。

特に、求人に記載されている待遇だけで求人を厳選してしまい、応募が進んでいない場合は注意が必要です。

待遇は十分ではないものの、面接で具体的な話を聞いたところ入社意欲が高まり、評価が変わる可能性もあります。

興味を持った企業には積極的に応募し話を聞いてみることで、転職市場の情報収集にもつながるでしょう。

転職サイトの検索方法を工夫しよう

リクナビNEXTでは、勤務地や職種で求人を絞り込むことができます。

経験を活かして働きたい場合は、「生産管理 工場」「営業 外資系」などのキーワードを設定して検索しましょう。

また、ワークスタイルにこだわりがある場合は、「(こだわり条件)」から休暇や福利厚生などの条件を設定することもできます。

リクナビNEXT 求人検索

検索キーワードを入れると、関連のキーワードが表示されます。30代の転職の場合は、「30代」というキーワード以外に「30代 未経験」「30代後半」などで探してもいいでしょう。

自分が希望する検索条件が決まったら、リクナビNEXTに登録することで、検索条件を保存することも可能です。

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