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「越境転職」とは?異業種・異職種転職が増加する理由とこれからのキャリア設計

空を見上げるビジネスパーソン

従来、転職市場においては即戦力が求められることが多いことから、経験・スキルがストレートに活かせる「同業種・同職種」への転職が主流でした。

しかし近年は、若手ビジネスパーソンを中心に、業種・職種にこだわらない「越境転職」が増えています。

なぜ増えているのか、越境転職が主流の時代のキャリア設計の方法などについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏が解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

「越境転職」とは?

「越境転職」とは、これまで培った経験・スキルを活かしつつも、転職前の仕事と異なる業種、異なる職種に転身するという、業界や職種を超えた転職のこと。

『リクルートエージェント』の転職決定者分析(株式会社リクルート調べ 2009年度~2020年度)によると※、「異業種×異職種」の越境転職が年々増加。2017年度以降は「異業種×異職種」への転職パターンが最も多いという結果になりました。2020年度では、全体の36.1%が「異業種×異職種」への転職であり、多くのビジネスパーソンが業種・職種にこだわらない転職を実現しています。

転職時の業種・職種異同のパターン別割合推移

※出典
『リクルートエージェント』転職決定者データ分析 10年間で起きた中途採用市場の構造変化 「異業種×異職種」転職が約10年間で11.9pt増加、最多に 業界や職種を越えた「越境転職」が加速

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越境転職が増加している背景

越境転職が増えている背景には、ビジネス環境の大きな変化があります。

急激な少子高齢化、労働人口の減少、デジタル社会への転換、AIの進展…日本のビジネス環境は、大きく変化しています。それに伴い、すべての産業・企業がビジネスの在り方を変革するIX(インダストリアル・トランスフォーメーション=産業変革)、CX(コーポレート・トランスフォーメーション=企業変革)に直面しています。

例えば自動車メーカーは、車を作るだけでなく「MaaS」(Mobility as a Service)を推進。「移動のサービス」を提供する会社に変革しつつあります。その結果、採用ターゲットは自動車業界経験者よりもMaaSを担うデジタル人材が中心になります。社内にはいない「異能人材」を越境採用しようとしているのです。

ビジネスパーソン側の意識の変化もあります。

「人生100年時代」において、個人の健康寿命も延びています。一生涯において20歳ぐらいから80歳近くまで、実に60年間ほど働くのが当たり前になると見られています。

多くのビジネスパーソンが重視しているのは、働く場所にこだわらずやりたい仕事に没頭しながら自分を成長させられるような働き方。終身雇用ではなく「終身成長」を実現するため、これまでの業種や職種経験にとらわれず、成長機会を提供してくれる産業や企業を目指して越境する人が増えているのです。

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年代や職種ごとに見る越境転職の特徴

『リクルートエージェント』の転職決定者分析をもとに、年代や職種ごとの越境転職の傾向を見てみましょう。

年代別

年代別_転職時の業種・職種異同のパターン別割合

2020年度の年代別の転職状況を見ると、20代前半では異業種・異職種転職が最も多く、半数以上が越境転職を実現。20代後半も38.7%となっています。ポテンシャルが評価される20代は、もともと越境転職が多いのが特徴ですが、近年は異業種・異職種の知見が買われているケースも増えていると見られます。

一方で、30代においても異業種・異職種の割合が増加しています。前述のとおり、企業の生き残りをかけた異能人材採用が活発化する中で、1つの分野で一定量の経験とスキルを積んだ30代が、高く評価されているとみられます。

職種別

経験職種別_転職時の業種・職種異同のパターン別割合

経験職種別にみると、マーケティングや企画系職種の越境転職の多さが目立ちます。例えばデジタルマーケティングの知識など、これまでの経験やスキルをベースにDX人材へと転身する例が増えていると見られます。

オフィスワーク事務職の越境転職率も高いですが、これは働く個人の意識変革が影響していると考えられます。AIの進化などで事務職のニーズは減少すると見られ、将来を見据えて企画系職種や事務系スペシャリストへと転身を図る人が増えていると予想されます。

なお、越境転職が最も多い接客・販売・店長・コールセンターといったサービス系職種は、構造的な人材不足でもともと人材流動性が高い分野。入ってくる人も多いが出る人も多いのが特徴です。

DX推進で注目されるエンジニアは、慢性的な人手不足を受けて同業他社が厚待遇で採用するケースが多く、同業種・同職種転職の比率が比較的多いですが、異業種・異職種転職も3割近くあります。自身の技術力を武器に異能人材として越境転職し、さらなる成長を志すエンジニアが増えていると見られます。

越境転職の注意点

「越境転職」という言葉がメディアなどで多く取り上げられるようになり、「越境が流行っているようだから自分も異業種・異職種に転身してステップアップしたい」と考える人が増えているようですが、安易に越境を目指すのは注意が必要です。

まずは自身のスキルや経験、強みなどをベースにキャリアビジョンを描き、それを実現するためにはどのようなステップを踏めばいいのか考えることが大切。その結果、異業種・異職種を経験したほうがいいと思えたら、越境転職を目指しましょう。くれぐれも「越境ありき」でキャリアを考えないことです。

「異能人材として評価されそう」「経験を活かしつつ異分野で成長できそう」など明るいイメージばかりを持って越境転職したものの、新しい分野になかなか適応できず、成果が出せずに苦労するケースもあります。

前述のようにしっかりビジョンを描いて行動すること、そして転職したらこれまでのプライドはいったん横において、一から新しい分野を覚えようとする姿勢が、何より大切と言えます。

「越境人材」として活躍するための、キャリアステップの考え方

まずは、自身の経験を振り返って棚卸し、強み、持ち味、そしてどのようなことにやりがい・醍醐味を感じているのか整理すること。そして、特定の業種・職種にとらわれない「ポータブルスキル」と、職種に紐づいた専門的な「テクニカルスキル」を洗い出すことが大切です。

つまり、通常の転職と同様に、越境転職においてもまずは「自分を知る」がベースになります。

自分を知ることで、どのような仕事、どのような役割にワクワクし、やりがいを感じるのかがわかり、今後どのようなステップを歩みたいのかが見えてくるはずです。そのうえで、自分が活躍できる場が異業種・異職種にもありそうだと感じたら、一つの選択肢として越境転職を検討するといいでしょう。

ただ、熱い思いをもって転職したものの、新しい役割になかなかなじめず苦労するケースは少なからずあります。入社後ギャップを軽減するためにも、転職前に異業種・異職種に触れて「予行演習」をしておくといいでしょう。

例えば、社会人インターンシップに参加したり、副業・兼業で他社の業務を経験したり、社会人大学院やビジネススクールで異業種・異職種の人と交流し意見交換を行う、などが挙げられます。

転職前にプチ越境経験をするなかで、「こんなキャリアの可能性もあるのだ」と気づきを得たり、こんなスキルや経験をもっと磨かなければと実感できたりするなど、越境時代のキャリアビジョン構築に役立つ経験が得られるでしょう。

もちろん、これは社外だけでなく「社内」で経験することも可能です。社内の横断プロジェクトに手を上げる、勉強会やセミナーを企画するなどして、普段かかわりのない別の部署の人と交流するのも、視野を広げる良いきっかけになります。

また、別の部署に異動願いを出す、グループ会社に出向するなどして「社内越境」するのも一つの方法。リスクを抑えつつ、越境人材として経験値を上げる方法として、選択肢に入れてみるのもいいでしょう。

記事作成日:2023年4月17日 EDIT:リクナビNEXT編集部

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