転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2022/04/15 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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リスキリングとは?

RESKILLINGを1文字ずつ印字したキューブ10個人生100年時代と言われ、スキルの陳腐化が危惧されている現在、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

注目を集めている「リスキリング」を中心に、長く安定して働くために必要なことを、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに伺いました。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

人生100年時代。今あるスキルが陳腐化するかもしれない

長寿化により「人生100年時代」と言われるようになりました。これは単純に寿命が延びているということだけではなく、100年という長い期間を生きるにあたって、これまで通りの働き方やライフプランの立て方から変化が必要になるかもしれないということも示唆する言葉として使われています。

実際に、「人生100年時代」という言葉と呼応するように、「80歳現役社会」という言葉も見られるようになり、引退年齢が引き上がっても活躍していけるように、これからのキャリアや働き方について見直しを推奨するような動きも出てきています。

この流れの中で、危惧されているのが「スキルの陳腐化」です。

変化や技術進化が目覚ましい現代では、それまでに必要とされていたスキルが突如として目新しさがなくなったり、時代遅れの印象がついたりして価値が減ることが起こりうるのです。

特にAIが重用されるようになったことで、AIに代替されていく仕事なども増えており、従来通りのスキルや、新人時代に身につけたスキルを研鑽するだけでは、思うような活躍ができないかもしれません。

長く安定して働くためには、時代の変化に合わせて、その都度、常に必要とされるスキルを身につける必要があると言えるでしょう。

そこで、今注目を集めているのが「リスキリング」です。

「リスキリング」とは

リスキリングの本質的な意味は、「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」です。

近年では、特にデジタル化と同時に生まれる新しい職業や、仕事の進め方が大幅に変わることが予測されるような職業につくためのスキル習得を指すことが増えています。

注意しておきたいのは、リスキリングは単なる「学び直し」ではないということです。

昨今の「学び」への注目のなかには、個人が関心に基づいて「さまざまな」ことを学ぶこと全体をよしとする言説も多いですが、リスキリングは「これからも職業で価値創出し続けるために」「必要なスキル」を学ぶ、という点が強調されます。

リスキリングに類似の言葉に、アップスキリング、アウトスキリングという言葉もありますが、厳密には以下のように定義が異なります。

アップスキリング・リスキリング・アウトスキリングの違いを説明した図

【出典】
リクルートワークス研究所 「リスキリングとは ―DX時代の人材戦略と世界の潮流―」(PDF)
リクルートワークス研究所 「WORKS -ダウントレンドを乗り越える人事 – 2021年04月発行」(PDF)

リスキリングは、「加速していくデジタル化への対応」という意味合いが強いことも特徴の一つです。

そのため今後は、リスキリングにより、DX 推進部門におけるデジタル技術やデータ活用に精通した人材、 各事業部門において、業務内容に精通しつつ、デジタルで何ができるかを理解し、DXの取り組みをリードする人材、その実行を担っていく人材などが、より注目を集めていくことが予測されます。

長く安定して働くために、リスキリング以外にも必要な力

スキルの陳腐化が危惧されている現在、必要なのはリスキリングだけではありません。

特に今は「VUCA(ブーカ)の時代」とも言われています。

VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つのキーワードの頭文字を取った言葉です。変化が激しく、先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態のことを示します。

これまでの常識や概念を覆す技術やサービスが台頭し、想定外の出来事が次々と起こりうるこの時代においては、得た知識やスキルをどう活かしていくのか、行動や判断を後回しにせず、早く決定し行動をしていく力も必要です。

例えば従来は、目標達成のためにPDCA(Plan:計画→Do:実行→Check:評価→Action:改善)によって継続的な業務の改善を促していましたが、これからはOODA(Observe:観察→Orient:状況把握→Decide:意思決定→Action:行動)によって素早く何度も動くことが必要になってくるとも言われています。

他にも、T字型人材として自身の希少性を高めるという意識も大切でしょう。

T字型人材とは、特定の分野を極め、知識と経験を積み上げながらも、そのほかのジャンルについても知見を持っている人材のことです。

「T」の字の縦軸が専門分野で、横軸が知識の広さを示しています。専門性と視野の広さを併せ持つT字型人材は、さまざまな知識を融合させて新しいアイディアを生み出し、変化にも臨機応変に対応できる力があると期待されています。

これからの時代では、リスキリングによって、デジタルスキルの獲得だけを目標にするのではなく、それを自分の得意分野でどう活かすのかまで考えていくことが大切です。

例えば、企画職としてデジタルマーケティングのスキルを獲得した場合、営業の視点でどうデータを活かして行けば営業部全体の利益向上に貢献できるのか、他の部署とはどんな連携ができるのかなど、事業をより立体的に捉えることができると良いでしょう。

最後に、社会や会社は変化していくことを念頭に、自分はどういう生き方をしていきたいのか意志を持つことも大切です。

会社が求める人材像になるべく、押し付けられて研修を受けたり、嫌々学習をしたりするのは本末転倒です。

人生100年時代、80歳現役社会と言われ、長い年月の労働が予測され、どう変化していくのか未来予測ができないVUCA(ブーカ)の時代だからこそ、押し付けられた理想ではなく、どう生きていきたいのか、どんな働き方をしたいのか、自分にとっての理想を見つめ直すと良いでしょう。

会社のためではなく、自分のためにはどう働き、どう生きていくのが良いのか。そのためにはどんなスキルが必要なのかを自分なりに明確にしていくことが、これからのスキル獲得では大切になるでしょう。

記事作成日:2022年4月22日 EDIT:リクナビNEXT編集部

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