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転職したいが管理職にはなりたくない。転職活動で注意すべきポイントは?【転職相談室】

街なかで腕組みをし考え込む若手社会人「管理職になりたくない。専門職として働き続けたい」という志向の人は多数いらっしゃるようです。

今回は、「管理職になる道を避けて転職したい……」というお悩みに、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がお応えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職したいですが管理職にはなりたくないです。転職活動で注意すべきポイントを教えてください(Sさん/男性/29歳/営業職)

相談者
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■相談内容
これまで管理職の経験はなく、これからも管理職にはなりたくないと考えています。転職を考えていますが、転職先の企業で管理職を目指すようにプレッシャーをかけられることは避けたいです。企業選びの際、どんなことに気を付ければいいでしょうか。

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まずは管理職になりたくない理由をしっかりと見直す

アドバイザー
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まず確認しておきたいのですが、なぜ管理職になりたくないのですか?
今の会社の課長や部長を見ていて、こんな風になりたくないと思うからです。上と下の板挟みになって苦労しているので。それに僕は先頭に立ってメンバーをガンガン引っ張っていけるようなタイプではないと自覚しています。そういう役割を担うのはストレスに感じてしまいます。
相談者
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企業により管理職のあり方や仕事内容は異なる

アドバイザー
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なるほど、Sさんの志向は理解しました。ただ、今の会社の管理職のイメージにとらわれて、管理職の道を避けてしまうのはもったいないと思いますよ。管理職の立ち位置やマネジメントスタイルは会社によって異なるものです。
Sさんの会社では、先頭に立って引っ張っていくタイプの方が管理職になっているのかもしれませんが、最近では、メンバーが個々の考えで活動し、管理職は「サポートする」というスタイルで組織運営を行う企業も増えています。
「上と下の板挟み」というイメージも持っていらっしゃるようですが、フラットな組織で、裁量権を持って組織運営しているマネジャーもいます。

管理職になるメリットも考えてみる

でも、管理職になっていいことってあるんでしょうか。
相談者
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アドバイザー
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やはり給与は上がります。厚生労働省が行っている「賃金構造基本統計調査(令和元年)」によると、100人規模以上の企業においての平均年収は、非役職者で314万円、課長級で532万円、部長級で666万円強と、かなりの格差があります。
何より、管理職を務めることで、戦略策定・業務改善・メンバー育成などレベルが高い経験を幅広く積むことができるため、将来のキャリアの選択肢が広がるでしょう。

基本的に企業は管理職を求めている

将来のキャリアの選択肢……ですか。いずれまた転職するとなると、管理職の経験があるほうが有利でしょうか。
相談者
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アドバイザー
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30代後半や40代以上の応募者に対しては、「マネジメント経験」を求める割合は高くなります。どんな組織にも管理職は一定数必要ですから、それを担える人はプラス評価につながります。
リクルートワークス研究所が実施している「ワーキングパーソン調査2014」のデータを見ても、管理職に就いている人の比率は、30代前半で3.8%、40代で18.9%、そして50代になると32.2%と3人に1人に上ります。企業が長く経験を積んだ人にマネジメントを担ってほしいと考えていることの表れではないでしょうか。
これらを踏まえると、管理職になるキャリアも視野に入れておいたほうが、将来の可能性を閉ざさずに済むと思います。
確かに、そこまで先のことは考えていませんでした。管理職になることも想定した上で、いろいろな会社の組織形態や風土を研究してみたいと思います。
相談者
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管理職に就くのを避けたい場合、転職先選びのポイントは?

Sさんは、「管理職も視野に入れたキャリアを考える」とのことですが、「やはり管理職になることは避けたい」という方もいらっしゃると思います。その場合、転職活動でどんなポイントを意識すればいいかをお伝えします。

採用ページで「キャリアパス」を確認する

自社サイトで入社後の「キャリアパス」を紹介している企業も多いので、興味がある企業の「採用ページ」をチェックしてみましょう。新卒採用ページに掲載されているケースが多いので、そちらにも目を通してみてください。

「スペシャリスト」「プロフェッショナル」などを目指すキャリアパスが用意されていたり、社歴が長くても「専門職」として活躍している社員が紹介されていたりすれば、管理職以外の働き方を続けていける可能性が高いと言えます。

プレイングマネジャーの求人に注目する

「管理職にはならず、現場の第一線に立ち続けたい」という方であれば、「プレイングマネジャー」を求めている企業を選ぶ手もあります。専門スキルを発揮しながら、マネジメントの経験も積むことができます。

拡大中のベンチャー企業などは、プレイングマネジャーが裁量権を持って活動できる風土であることが多いので、会社の成長ステージにも注目してみてください。

専門職としてフリーランスで活動する道も

管理職になりたくないのであれば、組織に属さず、フリーランスとして活動していく道もあります。

近年は、企業側も正社員雇用にこだわらず、業務委託で専門人材を活用するケースが増えています。企業とフリーランス人材のマッチングサービスも登場しています。

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管理職になりたくない人が、面接で注意すべきポイントは?

最後に、管理職に就きたくないという方が、面接でどのような点に注意すれば良いのかについて解説したいと思います。

転職理由の伝え方に気をつける

今の会社で、管理職を目指すことを求められるのを苦痛に感じて転職を決めた場合、その理由をストレートに伝えるのは避けた方が良いでしょう。「管理職になりたくなかったので」という転職理由はネガティブな印象を与えるので、相手企業の期待値が下がってしまう可能性があります。

転職によって、自分のスキルをどう活かしたいか、今後どんな経験を積んでどう成長したいか……など、前向きな動機を伝えましょう。

管理職になる意思を問われたとき、否定しない

面接では、「いずれ管理職になる気はあるか」という質問をされることもあります。このとき、きっぱり否定しないようにしましょう。

「マネジメントにも興味はあるが、当面はプレイヤーとしてスキルを磨き、業績を挙げて貢献した上で、次のステップを考えたい」といった伝え方をするといいでしょう。

まとめ

「管理職」という仕事に対し、くれぐれもイメージだけで判断しないでください。自分に合うマネジメントスタイルが見つかれば、やりがいを持って管理職を務められるかもしれません。

それでも、専門職の道を極めていきたいのであれば、専門職という働き方を尊重してくれる企業を選ぶか、独立も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

記事作成日:2021年2月22日 WRITER:青木典子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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