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志望動機は後付けで考えてもいいですか?【転職相談室】

履歴書に記入する女性の手勤務地、ネームバリューなどの条件を重視した転職活動では、書類選考が通過してから志望動機の対策に戸惑う場合があるようです。

初めて転職活動を始めたものの、志望動機の内容に深みが出ないというご相談に、キャリア形成のプロフェッショナルSegurosの粟野友樹氏がお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

条件面以外の志望動機は、後付けで考えていい?(Sさん/26歳/女性/事務職)

相談者
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■相談内容
結婚し、今の会社の働き方が合わないため、転職活動を始めました。リモートワークができて、通勤時間が短いことが優先条件で、ネームバリューがあり、福利厚生が整っていて、年収が今より下がらない会社を探しています。
条件から応募企業を判断しているので、1社1社の志望動機は明確にないのですが、しっかり考えてから書類応募すべきでしょうか?書類選考を通過した会社だけ、後付けで考えてもいいでしょうか?

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企業選びの軸が定まっていれば、具体的な志望動機は後で考えてもOK

アドバイザー
アドバイザー
最近は働き方が多様化しているので、リモートワークの導入やジョブ型雇用、副業の可否など、働き方を重視する人も増えていますね。Sさんの場合は、ライフステージが変わったことで、より一層今までの働き方が合わなくなっているのかもしれません。

 

志望動機を各企業向けに考えてから書類応募すべきか、というご質問については、書類選考を通過してから考えていけば大丈夫です。転職活動では募集人数が埋まれば求人を締め切ることもあるため、まず応募して意思を伝え、タイミングを逃さないことが大切です。

 

また、事務職は希望者が多いので、書類選考の通過率も低くなりがちです。そのすべてに志望動機を考えていくのは、負担がかかり過ぎるのではないでしょうか。

そうなのですね。では、条件の合う求人を見つけたら、まずは応募して、書類選考の結果が出てから、志望動機を考えていけばいいのですね。
相談者
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アドバイザー
アドバイザー
はい。書類選考通過後の面接では必ず志望動機を聞かれますが、志望動機として条件面だけを伝えると印象がよくありませんので、現職を辞めたい理由である、「通勤時間が長くてリモートワークができないこと」については、「社員の主体性を重んじる職場で働きたい」など、前向きな言葉に言い換えをするといいでしょう。

 

また、働き方が合わない、という辞める理由だけでなく、職場を変えて何を実現したいのか、という「転職理由」を考えておくことをお勧めします。

転職理由ですか?辞める理由だけではなく、次に何をしたいか?ということですね。特に明確なものはないのですが……、強いて言えば、資格があれば、子どもが生まれても職場環境に影響されず、長く働けるのかと考えたりします。
相談者
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アドバイザー
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資格を持つことが仕事につながりやすい、弁護士や建築士などの業務独占資格ですと、取得するのに時間がかかりますが、簿記やMicrosoft Officeの資格などでしたら、コアスキルがわかりやすく、スキルのレベル感も伝わりやすいですね。

 

興味のある業務について、資格を取りながら専門性を高めていけば、あと40年以上働いていく中でも、変化に対応する備えができます。もちろん、時間をかけて難易度の高い資格に挑戦するという方法も一つですね。

今のペースで生活をしていくなら、あと40年以上働くんですね。そうすると、働き方の条件だけで選ぶのではなく、もっと先のことを考えて仕事を選んだ方がいいのかもしれません。転職活動で実現したいことを改めて考えてみようと思います。
相談者
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志望動機の基本的な考え方

アドバイザー
アドバイザー
そうですね。転職活動で実現したいこと=転職の軸を持って企業を選んでいくと、応募書類に書く志望動機と、面接で話す志望動機の整合性が取りやすくなります。

 

応募している書類が通過したら、面接で話せるように志望動機を考えることになりますので、志望動機の基本的な考え方を4つのステップに分解しましたので、理解しておきましょう。

1.志望動機の基本構成

まず、志望動機とは、応募する企業に入社意欲を伝え、入社後の活躍イメージを持ってもらうための項目です。
志望動機を作成する際は、次の3つを意識しておくと、動機がより明確になります。

  • 応募企業を選んだ理由
  • 活かせる経験・スキル
  • 入社後に実現したいこと

2. 応募企業ならではの魅力や共感できる特徴を見つけよう

応募企業ならではの魅力・特徴を書くためには、あらかじめ深く理解しておく必要があります。

業界や商品・サービスだけでなく、企業理念や事業戦略などできる限り調べ、自分の言葉で志望動機として伝えることで、「他の会社ではなく、なぜこの会社のこの仕事を希望するのか?」という問いに対する、明確な答えを示すことができます。

「ライバル企業と比べた独自の強み」「経営者の理念やメッセージ」「経営状況や今後の事業に対する取り組み」「商品・サービスの魅力」を求人票、ホームページ、SNSを通してよく調べてみましょう。

3.自分の経験スキルが活かせるポイントを見つけよう

企業をしっかり研究したら、自分の経験やスキル・知識がその企業でどのように貢献できるのかを考えてみましょう。

応募企業の求人情報を確認し、「募集要項」「仕事内容」「求める人物像」から、自分が当てはまると思うものを探し、実際に経験したことと紐づけていきましょう。人間関係の構築に関するスキルも大事な要素です。

4.入社後に実現したいことを加えて完成させよう

企業を選んだ理由を見つけ、活かせる経験・スキルを考えたら、入社後に実現したいことを加えて、志望動機を完成させましょう。

【参考記事】

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伝え方を工夫した方が良い志望動機もある

もし、書類選考を通過した際、よく調べてみたら、あまり志望度が高くない企業だった場合、どのように志望動機を考えたらいいでしょうか。
相談者
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アドバイザー
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志望度が高くないからと言って、志望動機が無いと正直に言ってしまうと、当然採用されないので考慮が必要です。おそらく条件面は希望に合っているということなのでしょうから、言葉を言い換えて伝えるといいでしょう。いくつか例をご紹介します。

  • 福利厚生が魅力的だった場合→「社員思いの会社だと感じたため」など。
  • 会社の規模や知名度、安定性に着目→「中長期的に貴社/御社でキャリア形成していけると感じたため」など。
  • 年収が希望に合っている→「個人の頑張りが評価される」など。

どれも、事業や仕事を理解し、応募先企業で事業に貢献しながら成長したいという前向きな姿勢を伝えていきましょう。

そのように言い換えればいいのですね。書類選考の後に志望動機を考えてもいいことがわかりましたし、志望動機の整理の仕方もわかったので、まずは転職の軸から見直してみます。ありがとうございました。
相談者
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記事作成日:2021年2月18日 WRITER:衣笠可奈子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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