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1ヶ月で転職(内定)を決めるには、具体的にどうすればいい?

飲み物を片手に書類を見る女性

スピーディーな転職活動に欠かせないスケジュール管理のポイントや、1ヶ月で転職(内定)を決めるための具体的なコツを、組織人事コンサルタントの粟野友樹氏が解説します。

転職の背景や事情は人それぞれです。会社都合の退職や、経済的な事情などにより1ヶ月で転職を決めて早々に働き始めたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

1ヶ月で転職先を決めるメリット・デメリット

1ヶ月で転職先(内定)を決めるのは、比較的タイトなスケジュールではあります。

しかし、決して不可能ではありません。

まずは1ヶ月という短い期間で転職する際のメリット・デメリットを整理していきましょう。

離職中の場合

【1ヶ月で転職先を決めるメリット】

  • ブランク期間が短くて済む
  • 収入面、経済的な不安が少ない
  • メンタル面のストレスが少ない

すでに離職をしている場合に1ヶ月で転職先を決めると、ブランク期間が短くなるので、仕事勘が鈍らず、生活のリズムを大きく変えず転職先に移行できるでしょう。

一般的に転職活動では、ブランク期間が長くなると選考で「就業意欲が高くないのではないか」と懸念される可能性がありますが、その心配も少なくなります。

また、どこにも所属しておらず、仕事がない状態が短ければ短いほど、経済面の不安が減り、精神的なストレスも少なくなるでしょう。

【1ヶ月で転職先を決めるデメリット】

  • 転職活動がハードになる
  • 選択肢を限定することになる可能性がある

短期間で転職先を決めるためには、書類作成、応募、面接・面接対策、内定先の比較などをスピーディーに進める必要があります。そのため、心身ともに転職活動が負担になるかもしれません。

また、1ヶ月という期間にこだわり過ぎてしまうと、タイミングが合わずに希望に合致した求人の選考に進めなかったり、先に内定が出た企業に入社を決めることになったり、複数内定を獲得してじっくり比較検討する時間を持てない、といった可能性もあります。

在籍中の場合

【1ヶ月で転職先を決めるメリット】

  • 現職と転職活動を並行して行う期間が短く、その分、転職活動に関する心身の負担が少ない
  • 現職への不満や物足りなさから転職を希望している場合、早期に悩みを解消でき次のキャリアに向かえる

「この企業で働きたい」「応募する業界・職種を決めている」など明確な意思がある場合は、現職で働きながらも短期間で集中的に転職活動をしやすいというメリットがあるでしょう。

一方で、「いろいろな選択肢を見てみたい」「自分では気づけていない強み・スキル・市場価値などを転職活動を通じて模索したい」「じっくり自分のキャリアプランやキャリアビジョンを整理しながら進めたい」などの場合は、短期間で決めるメリットはあまり大きくないかもしれません。

【1ヶ月で転職先を決めるデメリット】

  • 現職の業務と並行するため、より忙しくハードになる
  • (離職中より)転職活動にさける時間・労力が限られるため、応募・選考に進める企業数が少なく、選択肢の幅が限定される可能性がある
  • 退職交渉の期間が短く、円満退職がしづらい可能性がある

働きながら1ヶ月で転職先を決めるのは、離職中に転職活動をするケースと比較すると、現職業務とのスケジュール調整が大変でしょう。

そのため、就業時間前後や休日をフル活用する必要があるかもしれません。

場合によっては、転職先候補をじっくり比較検討する時間や、企業面談などの機会を持ちづらくなることは、デメリットと言えるでしょう。

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1ヶ月で転職するためのスケジュール

1ヶ月で転職先を決める場合、どのようなスケジュールで動くのが理想なのでしょう。

1週間ごとにやるべきことを見ていきます。

<1ヶ月で転職するためのスケジュール例>

  • 1週目:「情報収集」
  • 2週目:「求人応募」
  • 3週目:「一次・二次面接」
  • 4週目:「内定獲得・比較検討して入社承諾」

1週目:「情報収集」 

1ヶ月で転職先を決めたい場合は、できるだけ早く情報収集を始めることが大切です。

転職市場の相場感、求人情報、転職活動の進め方などを具体的に把握しなければ、転職活動が前に進まないからです。

複数の転職サイト、ビジネスSNS、スカウトサービス、転職エージェントに登録して情報収集を並行して行い、これまでのキャリアの棚卸し・自己分析も進めながら応募書類を作成しましょう。

いつでも応募できる体制を整えることが大切です。

2週目:「求人応募」

1ヶ月で転職先を決めたい場合は、2週目には応募書類が完成しているのが理想的でしょう。

転職先への希望条件の優先順位など、転職活動の方向性がある程度決まったら、希望に合致する求人を見つけ次第、なるべく早く・同じタイミングで応募していきましょう。

企業によって、書類選考のスピードが異なったり、選考回数にもバラつきがあったりしますが、なるべく全ての選考を同時並行で動くことをおすすめします。

ただし、面接が1回など、選考期間が短い企業は、応募するタイミングを少し後にするなど工夫しましょう。

反対に、面接回数が多く選考に時間がかかりそうな企業の場合は、応募の段階で転職活動を急ぎたい背景や「●月◯日入社を希望」と履歴書などに記載し、転職希望時期を伝えるのもひとつの方法です。

その際は、面接の候補日程をいくつか記載するなどして積極的な意向をアピールしましょう。

なお、リクナビNEXTが行ったアンケート(※)によると、1社内定を獲得した人の応募平均社数は7~8社でした。

応募社数に迷った時の一つの目安にしてみるのも良いでしょう。

ただし、手あたり次第にたくさん応募しても、自分と企業の接点をきちんとアピールできなければ内定獲得は難しくなります。

応募しすぎて準備がおろそかにならないよう、適度な調整も大切です。

※【調査概要】リクナビNEXT 転職活動に関するアンケート」 実施期間:2017年3月20日~3月25日 調査機関:楽天リサーチ 調査対象:5年以内に転職した20~30代正社員 男女1000名

3週目:「一次・二次面接」 

1ヶ月で転職先を決めたい場合は、書類選考を通過した企業の中で、志望度が高い企業から優先的に面接を調整していきます

3週目には、一次面接や二次面接に進めていると理想的でしょう。

なお、志望度が高い企業に対しては、転職活動を急ぎたい旨を伝え、最短で選考を進められるように、こちらから積極的に働きかけることが大事です。

例えば、面接の日程調整がスムーズになるように、以下のようにアピールするのも良いでしょう。


「離職中のため1次面接と2次面接を同日調整可能です」
「もしも1次通過をした場合は、2次面接は●日●時~調整可能です」など

4週目:「内定獲得・比較検討して入社承諾」

1ヶ月で転職先を決めたい場合、4週目には内定獲得をした企業を比較検討した上で、入社承諾までできると理想的でしょう。

納得度の高い転職に向けて、できるだけ複数内定を獲得し、比較検討の上決められると良いでしょう。

スムーズに比較検討するためには、複数社の選考を同時並行で進め、同じようなタイミングで内定を獲得できるようにスケジュール調整を意識することが大切です。

また、短期間での転職活動では、入社後のミスマッチ防止のために、冷静に比較検討・判断できる情報・材料をそろえることも重要です。

短時間でもいいので、オファー面談を設けてもらうように企業に働きかけてみましょう。

なお、スピード感を重視するあまり、選考辞退や内定辞退をする企業への対応が疎かにならないように注意も必要です。

必ず辞退理由や選考状況を共有するなどして、連絡せずに辞退することは避けましょう。

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1ヶ月で転職(内定)を決めるためのポイント

1ヶ月で転職を決めるために必要な3つのポイントをご紹介します。

1. 1ヶ月で転職を決めたいと事前に伝える
2. 企業リサーチ・求人応募を自ら主体的に行う
3. 面接回数が少ない企業を選んで応募する

1. 1ヶ月で転職を決めたいと事前に伝える

「1ヶ月という期限内に転職を決めたい」という意向は、先に応募企業の採用担当者、あるいは転職エージェントに伝えましょう

その際、「会社都合で退職を余儀なくされた」「経済的にもできるだけ早く働き始めたい」などの事情があれば、正直に伝えてみるのもいいと思います。

企業によっては、希望に応じて面接日や内定日、入社予定日などをうまく調整してくれるかもしれません。

例えば、オンライン面接であれば1日のうちに複数回の面接を設定してくれたり、選考結果の連絡を早めてもらえたりする可能性もあるでしょう。

2. 企業リサーチ・求人応募を自ら主体的に行う

1ヶ月で転職を決めるためには、企業リサーチや求人応募を自分から積極的に行うことが大切です。

例えば、スカウト・オファーや転職エージェントから求人情報を紹介されるのを、ただ受け身で待っているだけでは、希望のスケジュール通りに進まないかもしれません。

自分でも転職サイトで企業情報や業務内容などを調べるほか、求人情報が出ていない企業に対して中途採用に応募できるかを問い合わせたり、転職エージェントに「こんな条件の求人はありませんか」と具体的に相談したりして、自分から情報を取りに行きましょう。

3. 面接回数が少ない企業を選んで応募する

1ヶ月で内定獲得することが第一優先事項であれば、面接回数が少ない企業を選んで応募するのも一つの方法です。

求人情報や採用ホームページには、選考プロセスの大まかなスケジュールが記してあります。

まずは面接回数や面接方法などを確認してみましょう。

例えば、5~6回の対面面接を経て慎重に決める企業よりも、面接回数が最大2回の企業や、オンライン面接が中心の企業、個人によって柔軟に対応してくれる企業を選んだ方が、1ヶ月で転職先を決めやすくなるでしょう。

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内定獲得後も慎重に比較検討する

1ヶ月という短期間の転職活動では、早急に意思決定をしたいと考えがちです。

しかし、入社後のミスマッチを防ぐためにも内定獲得後の比較検討が大切です。

<比較検討する時の3つのポイント>

  1. 最初に内定をもらった会社に即決しない
  2. 転職後の納得感を高めるために多くの選択肢から比較検討する
  3. 事前に設けた、「1ヶ月」というタイムリミットに縛られ過ぎない

1. 最初に内定をもらった会社に即決しない

転職活動では、事前にタイムリミットを設けて、計画的に行動することが大切です。

ただし、急ぐあまりしっかりと比較検討しないで転職先を決めてしまうことだけは避けましょう

「とにかく早く転職したい」という気持ちは理解できますが、転職自体が目的になると、最初に内定をもらった企業に早急に決めてしまいがちです。

そこが第一志望であり、結果的に本人とうまくフィットすればいいのですが、入社後に「こんな働き方だとは思わなかった」「想像していた業務内容と違う」「社風が合わない」などの理由で、また転職を考えることになってしまうかもしれません。

2. 転職後の納得感を高めるために多くの選択肢から比較検討する

受けたいと思った企業はすべて受けきることをおすすめします。

多くの選択肢から比較検討した上で決めた会社であれば、転職後の納得感が違うからです。

複数企業から内定を得られた場合は、条件面や仕事内容、カルチャーなどをよく比較検討した上で1社に決めていきましょう。

3. 事前に設けた、「1ヶ月」というタイムリミットに縛られ過ぎない

スケジュール管理は重要ですが、「1ヶ月」というタイムリミットに縛られ過ぎて視野が狭くなっていませんか。

「本当に1ヶ月でなくてはいけないのか」「もう数週間であれば延びてもいいのか」と、改めて考えるのも大事です。

1ヶ月にこだわりすぎるあまり妥協して答えを出して転職に失敗してしまったら、中長期的なキャリア形成に大きな影響が出るでしょう。

転職活動の期間を数週間延ばすことが経済状況的に可能であれば、長い社会人キャリアのためにしっかり転職先を比較検討して見極めるようにしましょう。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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