営業職ですが、全く違う業界に転職することは可能でしょうか?【転職相談室】
これまでの経験を活かして同業界、同職種に転職するケースもあれば、あえて新しい環境にチャレンジするというケースもあります。
今回は、「営業職で、全く違う業界に転職することは可能?」というご相談に、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏がお答えします。
目次
営業職ですが、全く違う業界に転職することは可能でしょうか?(Gさん/営業職/28歳)

ポスターやパンフレットなど紙の印刷物と、ホームページなどWebの制作物を扱う会社の営業職として働いています。中小企業のお客様が中心で、予算が少なく担当者もご経験が少ない方が多いために、提案というよりご説明と価格交渉になりがちです。また、新規出店やイベント関連の制作物の場合は、ご挨拶を兼ねて現場に足を運ぶ必要があり、まとまった休みがなかなか取れません。
自分が関わった制作物が納品されたり、お客様に喜んでいただいたりした瞬間は嬉しいのですが、入社して丸5年になり現状を変えたいと思うようになりました。せっかくなら、全く違う業界の営業職にチャレンジしたいのですが、転職は可能でしょうか?
営業の介在価値が大きく、成長中の業界を希望


それと、「ちょっと冒険したA案」「落ち着いた雰囲気のB案」など、デザイナーのプレゼンテーションは提供価値を感じてもらいやすいのですが、「サイトリニューアル:300万円」「イベントの掲示物3点:20万円」など、もともと作りたいものと予算が決まっているケースが多く、営業としての介在価値に自信がありません。ただ価格交渉をしているような気がしています。お客様と対等に提案して、介在価値を感じていただけるような仕事を希望しているのですが…。
営業職は「法人or個人」「有形or無形」の4象限に分けられる

- 個人営業【無形】
- 保険などの金融商品、冠婚葬祭、旅行・レジャーなど
- 個人営業【有形】
- 住宅や自動車など
※より個人向けになると服飾や宝飾品、化粧品など店舗型の販売職も含まれます
- 法人営業【無形】
- IT・Web、人材、広告など
- 法人営業【有形】
- 消費財、工業製品・部品、設備など

「法人無形営業」で全く違う業界のキャリアの選択肢とは?

広告業界の営業職は、主にデジタル広告を通じて顧客のマーケティングを行う仕事です。顧客のニーズに対して、あらゆる広告から最適な商品を提案する代理店営業もありますが、自社メディアや配信・計測・運用ツールなどを持っている企業も多いため、顧客のマーケティング活動に深く関わることもできます。また制作会社で培った「メッセージやデザインを工夫する」といったクリエイティブスキルも広告で活かすことができるでしょう。




冒頭でお伝えした通り、中途採用では経験者の方が選考に有利に働くケースが多くなります。また、全く違う業界をご希望されている場合は、求人情報だけで業務内容を把握することが難しくなるため、興味を持った業界には幅広く応募して選択肢を広げ、面接で直に確認してみることをお勧めします。

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