転職初日に緊張しないために!前日までに確認しておきたいポイント
転職先企業への出社初日。期待が高まる一方で、すぐに職場になじめるか、仕事はこなせるのかと不安を感じる人は多くいます。
直前にあわてることのないよう、初日を迎えるまでにどのような準備が必要なのか、心構えとともに確認していきましょう。
転職初日の心構え
新しい職場では、これから一緒に働くメンバーに良い印象を与えたいと思いますよね。
仕事に対する意気込みを見せる上でも、初日の振る舞いは大切です。緊張してしまい、普段の自分を見せることができないこともあるかもしれませんが、まずは社会人として最低限、良識ある振る舞いを心がけましょう。
以下で、前日までに準備しておきたい持ち物、気をつけたい身だしなみ、挨拶・自己紹介などの仕方について順を追ってご紹介します。
転職初日の持ち物&身だしなみをチェック
まず持ち物と服装・身だしなみの確認ポイントをまとめます。
(1)持ち物チェックリスト
転職初日の持ち物は、転職先企業から指示がある場合がほとんどです。手元に届いた入社案内の書類を確認し、必要なものは忘れず準備しましょう。
当日慌てないためにも、前日までに準備しておくと安心です。一般的に持参すべきものは以下のとおりです。
筆記用具・印鑑
普段、スマホにメモする習慣がある場合でも、ペンなどの筆記用具は必ず持っておきましょう。
その場で、受け取った書類にサインをする必要がある場面もあります。消せるボールペンは便利ですが、提出書類にサインする場合には適さないので注意しましょう。
長く使っていないペンはインクが出るかどうかも事前チェックを。提出書類では、サインのほかに印鑑が必要になる場合があるので、忘れずに持って行きましょう。
メモ帳、ノート
職場のルールや業務内容などの説明など受けるときに便利です。
「スマホにメモ」は便利ですが、相手の世代によって、あるいはその会社の風土によって違和感を持たれる可能性があります。
クリアファイル
入社後のオリエンテーションでは、多くの書類を受け取る可能性があります。
そのまま持ち帰らなくてはならない場合も考慮し、ファイルを用意しておくと便利でしょう。
入社手続き用の書類
入社時の提出書類として、一般的に以下が求められます。
入社案内に記載がある場合には、必ず準備しておきましょう。中には、直前の勤め先会社から受け取らなくてはいけないものもあります。
- 年金手帳(自分で保管していない場合は、前の会社から受け取る)
- 雇用保険受給資格者証(退職時に前の会社から受け取る)
- 源泉徴収票(退職時に前の会社から受け取る)
- 健康診断書
- 住民票記載事項の証明書
- 社員証に貼る写真
- 給与振り込み用の銀行通帳のコピー
退職や入社など転職で必要となる書類一覧
(2)服装・身だしなみは?
職場の服装は、会社のカルチャーによって大きく異なります。転職初日にどんな服装で行くべきか気になる場合は、事前に人事担当者に確認しておくとよいでしょう。
また、入社先の企業サイトの採用ページなどには、職場の様子や社員が掲載されていることも。それを見て雰囲気をつかむ手もあります。
また、業種や職種によっては、制服や作業着が支給される場合もありますので、それに適した着替えやアンダーウェアを選ぶようにしましょう。
身だしなみは、初対面の方に与える第一印象を大きく左右します。スーツの場合でも、カジュアルな場合でも、大切なのは「清潔感」。しっかりと整えられているか、転職初日の朝は、以下のポイントをチェックしておきましょう。
- 服にホコリ、シミ、糸のほつれなどがないか
- 襟や袖口に黄ばみ、黒ずみがないか
- シワが寄っていないか
- 髪に寝ぐせがついていないか。※後頭部も要確認
- 靴に汚れがついていないか
- (男性)ひげのそり残しがないか
- (女性)メイクやネイルが派手すぎないか
<見落としがちなポイント>
- 夏場は、すぐに汗を拭えるようにハンカチを持っておく
- サイズが合っていない服は、周囲に違和感を与えるのでジャストサイズの服を
- 高級ブランドの服や小物は、企業風土によってはなじまないこともある
初日の「挨拶文」のポイントと例文
転職初日には、一緒に働くメンバーに向けて「挨拶」「自己紹介」の時間がある場合がほとんどです。
早い段階で打ち解け、仲間として受け入れられやすくなるよう、挨拶や自己紹介で心がけておきたいポイントをご紹介します。
挨拶・自己紹介に盛り込むとよいポイントは次のとおりです。
- 氏名
…職場によるが、呼ばれ慣れたニックネームなどを聞かれる場合も - 前職と担当業務
- これから担当する業務、仕事への意気込み、目標
- 同僚との「会話の糸口」になりそうな自分の情報
…趣味、特技、好きなもの、夢中になっていること、など
盛り込むポイントによって、印象も変わります。同一人物の自己紹介パターンとして、下の<1><2>の例文をチェックしてみましょう。
例文1 前職の仕事内容や経験を中心に話すパターン
初めまして。○○○○と申します。
前職ではWebディレクターとして、△△△サイトの企画・運営を行っていました。この会社では、□□□サイトの運営に携わらせていただきます。とても情報が充実していて、役に立つサイトだと思っています。
より多くの人に知っていただけるよう、アクセス数の増加を目指します。
どうぞよろしくお願いいたします。
例文2 趣味や特技などを中心に話すパターン
初めまして。○○○○と申します。
前職ではWebディレクターとして、△△△サイトの企画・運営を行っていました。〇〇部に配属予定です。業務は□□さんから随時引き継ぎます。
私事ですが、去年ランニングを始めました。毎朝3km、休日には10km走っています。今年はフルマラソンに出場したいと思っていて、まずは5時間を切ることを目標としています。
同じ趣味の方がいらっしゃれば、ぜひ一度一緒に走りに行きましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。
まれに、初日から勤務地以外で研修に入るなどの理由から、直接メンバーに会うことができず、メールで挨拶を済ませなくてはいけないこともあります。
その場合も例文を参考に、ポイントを押さえておくと、受け手も返信しやすく、コミュニケーションが生まれやすくなるでしょう。
転職初日に関するQ&A
心構えから持ち物、服装・身だしなみ、挨拶文と紹介してきましたが、不安な方も多いはず。ここでは、転職初日に浮かびがちなギモンについてお答えしていきます。
Q. 新しい職場に「手みやげ」や「菓子折り」は必要?
A.一般的には必要ありません。しかし、コミュニケーションツールのひとつとして役立つ可能性はあります。例えば、配属されるチームの人数分の菓子折りを持参し、「これからお世話になります」という挨拶を添えて配れば、会話のきっかけになります。
Q. 転職初日の出社は、何時がベストなの?
A.指示された出社時間の10分程度前が適切。時間ギリギリに到着してしまうのも落ち着かないものですが、だからと言ってあまりに早く着きすぎると、受け入れ側の体制が整っていないこともあります。
Q. 転職初日から業務が始まることはあるの?
A.初日は、オリエンテーションやメンバーへの挨拶などで終わることが多いようです。とはいえ、企業や職場によって、早速業務に入ることもないとは言い切れません。その場合は、業務の進め方や規則などの説明を受けるところから始まりますので、筆記用具・メモ帳を用意しておきましょう。
WRITER:青木 典子 EDIT:リクナビNEXT編集部
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