転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載!

中退した場合の履歴書への書き方│ケース別・理由の記載方法あり

履歴書の学歴職歴欄のイメージ

大学や専門学校を中退した場合、履歴書の学歴欄にはどのように書いたら良いのでしょうか。中には、学校を卒業したわけではないので、履歴書に書くべきか悩んでいる方もいます。

実際にはむしろ書かなければいけない情報であり、基本ルールに従って記載すれば何の問題もありません。

本記事では、学校を中退した場合の履歴書の書き方について、組織人事コンサルティングSeguroの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

中退した場合の履歴書職歴欄の書き方見本

▼「高校中退、理由記載なし」の記載例

※高校中退の場合、最終学歴が中学校であればそれを記載します。
学歴
20XX年X月**県**市立**中学校 卒業
20XX年X月**県立**高等学校 入学
20XX年X月**県立**高等学校 中途退学

▼「大学中退、理由記載あり」の記載例

学歴
20XX年X月**県立**高等学校 卒業
20XX年X月**大学**学部**学科 入学
20XX年X月**大学**学部**学科 中途退学(家庭の事情により退学)

中途退学した場合でも、その事実は履歴書に正しく記載する必要があります

記載しないことにより、学歴の空白期間が不自然に見えたり、経歴詐称と受け取られたりする可能性もあるためです。

記載する際の基本ルールは以下の通りです。

  • 「入学」と「中途退学」の両方を記載します。(「中退」と略するのはNG)
  • 中退の理由は、やむを得ない事情やポジティブな内容であれば記載しておきましょう。
  • 特別な事情がなければ、理由は記載しなくても問題ありません。

たった3分、あなたの適職は?

かんたん適職診断

【ケース別】中退した場合の履歴書職歴欄の書き方とポイント

冒頭に紹介した例以外にも、中途退学には様々なケースが考えられます。

ここでは、ケース別の書き方を紹介します。

やむを得ない理由を伝えておきたいケース

中退の理由がやむを得ない事情や、前向きな判断によるものであれば、簡潔に記載しても差し支えありません

「高校」「大学」「専門学校」「大学院」など、どの種類の学校であっても基本的に中退理由の記載場所は共通です。

就業するにあたり、現在は支障がないことを伝えたい場合は「本人希望欄」や「特記事項欄」に記載しましょう

▼記載例:経済的理由による中途退学

学歴
20XX年X月**県立**高等学校 卒業
20XX年X月**大学**学部**学科 入学
20XX年X月**大学**学部**学科 中途退学(家庭の経済的事情により退学)

▼記載例:療養による中途退学

学歴
20XX年X月**県立**高等学校 卒業
20XX年X月**専門学校 情報処理科 入学
20XX年X月**専門学校 情報処理科 中途退学(病気治療のため退学、現在は完治)

▼記載例:介護生活を送っていたケース

学歴
20XX年X月**県**市立**中学校 卒業
20XX年X月**県立**高等学校 入学
20XX年X月**県立**高等学校 中途退学(家族の介護のため退学)

進路変更するため中退したケース

学びたい専門分野が明確になったなどの理由で中退し、転学を経験した場合は、前向きな理由として以下のように記載することができます。

▼記載例:別の学校に再進学したケース

学歴
20XX年X月**県立**高等学校 卒業
20XX年X月**短期大学**学科 入学
20XX年X月**短期大学**学科 中途退学(専門性を深めるため転学を決意し退学)
20XX年X月**大学**学部**学科 入学

▼記載例:海外の学校へ進路変更するために中途退学

学歴
20XX年X月**県立**高等学校 卒業
20XX年X月**大学**学部**学科 入学
20XX年X月**大学**学部**学科 中途退学(アメリカ合衆国の大学に進学するため)
20XX年X月アメリカ合衆国**大学**学部**学科 入学
20XX年X月アメリカ合衆国**大学**学部**学科 卒業

起業準備のため中退したケース

起業するために学校や大学院を中退場合した場合も、ポジティブな理由として記載できます。

詳しい経緯や実績は、職務経歴書や面接で伝えてください。

▼記載例:起業準備のための中途退学

学歴
20XX年X月**県立**高等学校 卒業
20XX年X月**大学**学部**学科 入学
20XX年X月**大学**学部**学科 卒業
20XX年X月**大学大学院**研究科**専攻 修士課程 入学
20XX年X月**大学大学院**研究科**専攻 修士課程 中途退学(起業準備のため退学)

中退前後に高等学校卒業程度認定(旧大学入学資格検定)を取得したケース

高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)を取得している場合は、履歴書の学歴欄にその旨を記載できます。

学歴
20XX年X月**県**市立**中学校 卒業
20XX年X月**県立**高等学校 入学
20XX年X月**県立**高等学校 中途退学
20XX年X月高等学校卒業程度認定試験 合格

中退後に資格取得を行ったケース

資格取得に向けて勉強していた場合も、目的が明確であれば評価されることがあります。

履歴書に記載することで、学び直しの姿勢が伝わります。

取得した資格は履歴書の「免許・資格欄」に記載しましょう。

学歴
20XX年X月**県**市立**中学校 卒業
20XX年X月**県立**高等学校 入学
20XX年X月**県立**高等学校 中途退学(宅地建物取引士資格取得の勉強に専念するため退学)

8,568通り、あなたはどのタイプ?

グッドポイント診断

中退を記載する場合によくある質問

Q. 中退と書くと印象が悪くならないか心配です。

中退そのものがマイナス評価になるわけではありません。
企業は応募者の経歴を通し、その背景や考え方、そこから何を学んだかを知りたいと考えています。
中退も経歴の一つとしてとらえられるため、スキルや強みなどアピールすべき点をしっかり伝えことができれば大丈夫です
ただし、応募条件に「大卒以上」などの学歴要件がある場合は、高卒と判断し対象外とすることもあります。

Q. 中退理由は履歴書に書いたほうがいい?

基本的には記載不要です。
ただし、やむを得ない事情や前向きな理由がある場合は、簡潔に記載しても問題ありません。

Q. 中退について面接で聞かれた時はどう答えればいい?

嘘をつかず、正直に答えることが大切です。
その上で「その経験から何を学んだか」「今後にどう活かしたいか」といった視点で話すと、前向きな印象につながります

転職・求人 トップ > 転職成功ノウハウ > 職務経歴書・履歴書を用意する > 履歴書の書き方 > ケース別の書き方 > 中退した場合の履歴書への書き方│ケース別・理由の記載方法あり

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

グッドポイント診断で、あなたの隠れた強みを診断してみましょう。

診断結果は8,568通り。あなたはどのタイプ?

リクナビNEXTで応募書類を自動作成

レジュメをカンタンに作成

履歴書と職務経歴書を作成するのが面倒な方は、リクナビNEXTにレジュメ登録するのがお勧めです。

新機能
・AI要約でワンタップで職務要約を自動生成
・AIと3分話すだけで「業務内容」を自動生成

リクナビNEXTに、プロフィールや職務経歴などを入力すると、入力された内容に従って自動で書類(レジュメ)が作成され、PDF形式でダウンロードすることが可能です。 ※『レジュメ』とは、リクルートの求職活動支援サービス共通で利用できる、職務経歴書機能です。

作成はこちらから:あなたのレジュメを簡単作成(無料)
すでに会員の方はこちら:レジュメダウンロード画面へ

イベント・セミナー※リクルートエージェントに遷移します

RAGイベント

申込締切日が近いイベント・セミナー

イベント情報を更新中