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転職先でいつも人間関係の運が悪いと感じてしまう方へ

公園で考えごとをする人

「運が悪い」と言いたくなるくらい職場の人間関係に恵まれないのは、2つの要素でミスマッチが起きているから。

ミスマッチの原因を踏まえ、転職先で人間関係に恵まれるためには何をすべきか、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんが解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

人間関係の運が悪いと感じるのは、2つのミスマッチが原因

年収などの希望条件を満たし、やりがいのある仕事を見つけて、意気揚々と転職したのに、職場の人間関係にはだけは恵まれなかった──こういった経験をしたことがある人もいるでしょう。

転職先の人間関係は、入社前に確認しづらい項目の一つです。

どんな人が同僚になるのかは、まさに運任せ、とも言えるかもしれません。

「人間関係の運が悪い」と思わず嘆いてしまうような状況は、一体どうして生まれてしまうのでしょうか。

その原因は、以下の2つのミスマッチにあると考えられます。

  • 会社や所属する部署など、組織全体とのミスマッチ
  • 上司や同僚など、特定の構成員個人とのミスマッチ

組織や構成員とのミスマッチが起きる4つの理由

組織や構成員個人とミスマッチが起きる主な原因は、4つあります。

1. 社風が合わない

経営方針などから生まれる社風は、特に組織全体への影響が強い要素となります。

例えば、風通しの良い社風、個々人の実績を重視する社風、年功や伝統を重んじる社風などがありますが、ここが自分の志向とズレていると、良好な人間関係を築くことが難しくなり、結果として仕事もやりづらくなる可能性が高まります。

2. 仕事の進め方が合わない

これは、組織とのミスマッチにも、構成員個人とのミスマッチにもつながります。

同じ目標を持っていても、計画性重視なのか、スピード重視なのかによって選択する行動やプロセスは変わるでしょう。

協働を得意とする人が、縦割り分担で仕事を進める組織や人と一緒に仕事をすると、物足りなさを感じるかもしれません。

細かく管理されるマイクロマネジメントで成果を出せる人もいれば、放任主義の環境で自分なりに試行錯誤した方が成果を出せるという人もいるでしょう。

仕事の進め方が周囲と合わないのは、大きなストレスとなり得ます。

3. 組織構成員の特徴と合わない

組織構成員の特徴とは、年代や性別やバックグラウンドなどを指します。

ここが、あまりにもかけ離れていると、異質とされて理解されない、話が合わないというケースもあります。

他にも、仕事への意欲や、能力レベルなども含まれます。

仕事へのモチベーションが高い人と、仕事よりもプライベートを優先させたい人とでは、一緒に仕事をしていてもスタンスの違いからすれ違いが発生する可能性があります。

4. 相性が合わない

性格やコミュニケーションスタイルなどが、どうしても合わないというケースもあります。

例えば、ソーシャルスタイル理論による4つの行動傾向のタイプ(ドライビング、エクスプレッシブ、エミアブル、アナリティカル)の違いによってミスマッチを感じる場面もあるでしょう。

ドライビング:自己主張が強く、感情表出が弱い、現実派。生まれついてのリーダー気質で、指図されることを嫌う傾向がある。

エクスプレッシブ:自己主張が強く、感情表出も強い、感覚派。細かいことは気にしない楽観的なムードメーカーで、沈黙が苦手な傾向がある。

エミアブル:自己主張が弱く、感情表出が強い、協調派。共感上手で聞き上手で、人間関係に波風を立てるのを嫌う傾向がある。

アナリティカル:自己主張が弱く、感情表出も弱い、思考派。ミスなく正確に物事を進めることを好む職人気質で、人に振り回されることを嫌う傾向がある。

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人間関係で苦労しないために、転職活動時に出来ること

前述の通り、「人間関係の運が悪い」と思ってしまう状況は、組織や構成員とのミスマッチが起きている状況です。

そしてこれらのミスマッチは、「社風」「仕事の進め方」「構成員の特徴」「相性」の4つが合わないことで生じると解説しました。

つまり、転職先の人間関係で苦労しないためには、この4つの要素が自分と合うかどうかを確認することが大切になります。

具体的には、以下のような観点を確認すると良いでしょう。

  • 社風
  • 好まれる仕事の進め方
  • 上司のマネジメント方針
  • 会社全体や、所属予定の部署の構成員の特徴(年代、性別、転職経験者の割合、趣味や嗜好、仕事へのスタンスなど)
  • どんな人が活躍しているのか
  • 所属予定の部署やチームの雰囲気
  • 過去に人間関係で苦労した時と同じ状況ではないか、など

また、人事や面接担当者、転職エージェントなどから情報を得るだけではなく、自分で実際の雰囲気を掴んでおくことも大切です。

転職後に上司や同僚となる可能性がある複数の人と面談をセットしてもらったり、スカウトサービスを活用してカジュアル面談やオフィス訪問を設定したりするといいでしょう。

他には、リファラル採用に応募してみるのも、一つの手です。

仕事の内容・働き方・職場環境・人事制度について、紹介者を通して確認することで、リアルな実態を理解することができるでしょう。

面接で質問した場合も、企業はより率直に会社の実態を回答してくれるでしょう。

転職活動は、焦ったり視野が狭くなったりすると、大切なことを見落としがちになります。

年収や仕事内容などの条件だけで転職先を決めてしまわないように、じっくりと比較検討して決めることも重要でしょう。

視野を狭めないために、家族や友人、転職エージェントなど、客観的なアドバイスをくれる人と定期的に話してみるのも良いでしょう。

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人間関係に恵まれず、「運が悪い」と思った時の対処法

職場の人間関係は、確かに運による要素もあるでしょう。

しかし、うまくいかないことを、すべて「運が悪かった」と他責にしていては、改善できることも改善できなくなります。

不満ばかりを募らせていては、何回転職をしても「やっぱり人間関係の運に恵まれなかった」と嘆くことになりかねません。

「自分に100%合う会社はない」と、割り切ることも必要なのではないでしょうか。

「組織や特定の個人と合わない」と感じた時には、不運を嘆くだけではなく、その時にできる行動をとるようにすると良いでしょう。

腹を割って向き合う、距離をとる、割り切って仕事だけに集中するなど、さまざまな対処法があるはずです。

他にも、社内での異動希望を出す、社外の人との関係性を作ってほかに安心できる場所を作るなども良いでしょう。

もちろん、そういったことを経て、最終的には転職を選択するのも一つの手です。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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