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「もっと新しいことに挑戦したい」と転職する人への注意点

今の環境にはない新しいことに挑戦したい!と転職を検討する際に、注意すべきことや転職成功のためのポイントを組織人事コンサルタントの粟野友樹さんが解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職で挑戦したい「新しいこと」のレベルを定めよう

転職で「新しいことに挑戦したい」という場合、人によって「新しいこと」の内容はさまざまです。まずは、どんなチャレンジを考えているのかを整理するところから始めましょう。「新しいこと」には大きく3つのレベルがあります。

  1.  まったく未経験の分野にゼロから飛び込みたい
    (例:営業事務→アパレルスタッフ)
  2. 今までのスキルを活かして、少し派生した関連分野に挑戦したい
    (例:営業事務→営業、営業→営業企画、IT営業→ITコンサルタント)
  3. これまでと同じ職種分野で、仕事の幅を広げたい
    (例:資料作成中心の営業事務→営業同行までする営業事務、営業リーダー→営業マネジャー)

現職に不満がある場合、「業界も職種もリセットして、まったく新しい仕事に就きたい」と希望することもあるでしょう。

しかし、最初は「今の環境、仕事内容から離れたい」という思いが強かったとしても、転職で叶えたいことを掘り下げていくと、実は「少し派生した関連分野への転職」「これまでと同じ職種分野で仕事の幅を広げる転職」でも希望を叶えられるケースは多くあります。

同じ業界内・同じ職種でも、会社が変われば、社風や働いている人の特徴、仕事の進め方、働く職場環境など、あらゆる要素が変わります。よく調べて知っていくと「この会社なら面白そう!」と捉え方が変わっていくことも少なくありません。

どのレベルを目指すのかによって転職難易度も変わるので、それぞれの違いと注意すべきポイントを見ていきましょう。

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「まったく未経験の分野にゼロから飛び込む」場合の注意点

<企業の採用担当からはどう見えるのか>

全くの未経験の場合には、中途採用であっても新卒採用と同様に教育・育成が必要です。そのため、「同じくらいの能力・人柄なのであれば、未経験者より経験者を採用したい」と考える採用担当者は少なくないでしょう。

<この転職を成功させるポイント>

未経験からの転職には、明確な転職理由、志望理由が欠かせません。「前職(現職)に不満がある」ことが転職活動を始める起点だったとしても、ネガティブな理由のままでは採用に至ることは難しいでしょう。新しい業界、職種に興味を持った理由を整理し、次のフィールドで何を実現したいのかを言語化しましょう

その際には、学び直すためにどれほど努力できるかも伝えられるといいでしょう。意欲だけではなく「足りないスキルは資格取得で補えるように勉強している」「現職でこんな業務にも挑戦して幅を広げている」など具体的な行動があると、より説得力が生まれます。

また、転職の難易度は比較的高いため、条件を絞りすぎず、広く企業を探してみることも大切です。場合によっては、年収などが場合によっては下がることも頭に入れておきましょう。

転職の可能性を広げるために、IT業界などの成長が著しい業界や、採用人数の多い職種、人材不足の業界や企業など、「未経験歓迎」「第二新卒歓迎」などの求人に応募してみるのも一つの方法です(もちろん、やりたいことと合致することが前提となります)。

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「今までのスキルを活かして、少し派生した関連分野に挑戦する」場合の注意点

<企業の採用担当からはどう見えるのか>

採用担当者からすると、これまでの経験やスキルとの接点があるため、まったくの未経験者よりも、入社後の活躍をイメージしやすくなります。そのため、全くの未経験分野への転職よりも、転職難易度は下がると言えるでしょう。

<この転職を成功させるポイント>

業界研究・企業研究を深め、「新しい環境で何を求められるか」を理解することが重要です。その上で、職務経歴書や面接で、自分のスキルをどう活かせるかを具体的に伝えましょう。

【例① IT領域の営業職から、ITコンサルタントに挑戦する場合】
コンサルタントは、顧客課題を分析し提案する課題解決力、プレゼンテーション力が求められます。そのため、これまでの営業経験の中でも、「お客様の課題を引き出しソリューション提案につなげた事例」を前面に出すなど、工夫が必要です。
【例② 人材業界の営業から、事業会社の人事に挑戦する場合】
営業実績のアピールよりも、人事の仕事の流れや課題をよく理解していることが価値になります。営業として、多くの人事担当者に接してきたからこそ、感じた課題を伝え、「入社後にこんな取り組みをしたい」と伝えると良いでしょう。
【例③ 経理事務から、経理・財務担当者に挑戦する場合】
経理事務として幅広い業務サポートしてきたことで、経理業務全体の流れを理解しているとアピールできます。経理としての専門的なスキルは、「資格取得に向けた勉強で補っている」など、+αで努力している姿勢を伝えましょう。

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「これまでと同じ職種分野で、仕事の幅を広げる」場合の注意点

<企業の採用担当からはどう見えるのか>

採用担当者からは、職種経験があるため、即戦力人材と見られる可能性が高くなります。そのため、新しいことに挑戦しつつも、他の選択肢に比べると比較的転職しやすいと言えるでしょう。

ただし、同じ職種とはいえ、企業によって求められる要素や、目標設定の仕方、仕事の進め方は異なります。即戦力として期待されるからこそ、「うちの会社のやり方に合致するかどうか」をより細かくチェックされると考えておきましょう。

<この転職を成功させるポイント>

選考段階で、仕事内容や自分の業務範囲をしっかり確認し、その環境の中で成果を発揮できるかをアピールする必要があります。

【例:中小企業向けの法人営業から、大手企業向けの法人営業に挑戦する場合】
中小企業担当として、「お客様と家族のような付き合いを重ね、信頼関係を築いて成果につなげてきた」としても、転職先の大手向け営業ではマッチしない可能性もあります。ウェットな関係を築くスタイルが足かせになってしまうこともあるので、求められる要素をきちんと理解した上で、自分の強みを整理しましょう。

現職でも「新しいことに挑戦」できる可能性はある

ここまで転職時の注意点を見てきましたが、「新しいことに挑戦する」ためには、転職しか方法がないというわけではありません。

現職で部署異動の希望を出すことや、職務範囲を広げたいと上司や人事に相談することも選択肢の一つです。副業・兼業が認められている環境であれば、まずは副業でやりたかったことを小さく始めてみるのも良いでしょう。

記事作成日:2023年10月13日 WRITER:田中瑠子 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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