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仕事の辞めどきの見極め方・考え方

パソコンの前で仕事をする人

仕事を辞めたいと思いつつも、「まだ現職でできることがあるのか」「今は動く時期ではないか」など、辞めどきを見極めるのは難しいものです。

どのような観点で決断をしていくべきなのか、組織人事コンサルタントの粟野友樹氏が解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

仕事の辞めどきを見極めるためのヒント

仕事の辞めどきに迷っている場合、まずすべきは現状の整理です。なぜ辞めたいと思っているのかを書き出していきましょう

1つの方法として「ポジティブな理由とネガティブな理由に分ける」というのも有効です。

ポジティブな理由としては、

  • 現職でやりたいことをやりきった
  • 現職で出来ない新しいやりたいことが見つかった
  • 後任も育成済みで自分がいなくても問題ない

などがあるでしょう。

ネガティブな理由には、

  • 人間関係のストレスが大きい
  • 経営状況が不安定、業界規模が縮小している

などが考えられます。

ほかに、子育てや介護、パートナーの転勤などプライベートの変化により、仕事の辞めどきを考えている方もいるでしょう。

では、それぞれの状況に対して、どのようなポイントで辞めどきを判断できるかを考えていきましょう。

「現職でやりたいことをやりきった」ケース

もともと持っていた目標を達成した場合、「やりきったから次のチャレンジをしよう」と思う方は少なくありません。

例えば、「担当サービスのローンチを終えた」「サービスを一定規模まで拡大した」「営業成績で全社MVPを獲得した」など。「今の仕事を3年続けたら次を考えようと決めていた」という方もいるでしょう。

「やりきった」と思えるかどうかは、

  • これ以上、今の仕事に意欲を掻き立てられない
  • 将来のキャリアパスが描けない
  • 新たな目標を描けない、成長実感が得られない

などの心境の変化からも判断できるかもしれません。

「現職で出来ない新しいやりたいことが見つかった」ケース

日頃からキャリアに関する情報収集をしている場合、自分の目指すキャリアに合致する仕事を目にするようになると、次に向けて動こうと思えるでしょう。

そこから更に辞めどきを探りたいということであれば、転職サイトに登録したり、転職エージェントに相談したりして、自分一人ではたどり着けない情報に触れる機会を多く作ることも一つの方法です。

より多角的な比較検討、そして納得感のある選択ができます。

こうして情報収集に時間をかけた上で、新たに興味関心のある領域を明確に定められたのなら、辞めどきと言えるかもしれません。

「後任も育成済みで自分がいなくても問題ない」ケース

後任の育成を終え、次に動こうと考える方もいるでしょう。メンバーの昇進や活躍は一つの判断基準になります。

また、組織内の役割や、任される仕事が減ってきたり、不本意な異動があったりしたことを機に、「この組織でできることはやりきった」と判断する方もいます。

「人間関係のストレスが大きい」ケース

体調に具体的な不調が現れたり、パフォーマンスに明らかな悪影響が及んだりするのであれば、無理に現状に留まる必要はありません。

場合によっては、産業医など専門家に相談して、客観的な診断をもらうことも大切です。

「経営状況が不安定、業界規模が縮小している」ケース

「離職者が増えている」「採用をストップした」など、経営状況の悪化が具体的な事象として出ている場合は、次の選択を考えるときと言えるかもしれません。

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仕事を辞めたいとき・迷ったときには「転職理由」を明確にしよう

「仕事を辞めたい」と思うとき、なんとなく現状に不満があるだけで、転職理由が明確になっていない人も多くいます。

辞めるかどうかを迷ったときには、なぜ転職したいのかを改めて考え、実現したいキャリアパスや目標に対して、現職に留まることも選択肢に入れながら他社比較を進めることが大切です。

リクルートワークス研究所が行った「2023年度 全国就業実態パネル調査(※)」では、なぜ転職したいのに転職しないのかというテーマでアンケートを実施しています。

それによると、「転職したい」という人のうち83~87%が、1年後も転職していないことがわかりました。

25~34歳を例にすると、転職していない理由として、「自分にあった仕事がわからない」が20.8%で最多に。次いで、「思ったよりも手間がかかって進んでいない」(12.8%)、「賃金・給料が希望にあわない」(8.1%)、「現職に引き留められている」(7.7%)、「希望する種類・内容の仕事がない」(7.4%)となりました。

(※)出典:「なぜ転職したいのに転職しないのか(PDF)」P7 リクルートワークス研究所(2023年)

この回答結果から、転職したいといいながらも、新たな仕事とのマッチングができていない実態が読み取れます。

背景の一つとして考えられるのは、自分にあった仕事を探すための情報収集や、第三者への相談などの行動が不足している、ということです。

同じような理由を抱えている場合は、転職エージェントなど、プロの意見を聞くことを一度検討してみるといいでしょう。

先ほども述べましたが、自分一人ではたどり着けない企業情報に触れられたり、自分に合った仕事の見つけ方をアドバイスしてくれたりと第三者ならではの視点が得られます。

もやもやとした転職理由ややりたいことを整理するきっかけにもなりますし、もちろん、辞めどきを相談してみることもできます。

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最後は自分で決めよう

ただ、大事なことは、最後の判断は自分で行うこと。

転職市場のトレンドに無闇に乗ったり、知人の成功体験に感化されて転職を即決したりすると、入社後に不満を感じやすくなります。

自分が決めた、と思えれば、多少のミスマッチや苦労も乗り越えようと踏ん張れます。

でも、周りに流されて決めたことは、「こんなはずじゃなかった」と他責にして考えやすくなります。

「辞めどき」に対し、納得のいく選択をするためには、自分から主体的に動いて幅広い情報に触れ、現職も含めて比較検討することが大切です。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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