転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2017/08/18 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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残業代も出ない職場から、未経験でエンジニアに転職し年収は約2倍に

ケイスケさん(仮名):26歳 事務職→エンジニア

賞与も残業代も出ない職場環境。4年目に転職を決意

ぎりぎりまで大学院進学を考えていたケイスケさんは、満足に就職活動ができず最終的に研究室の教授に紹介された会社に就職した。技術職の採用とばかり思っていたが、配属された部署は専攻とは無関係の総務部。きちんとした研修もなく、入社したその日から「あれやって」「これやって」と上司の命じるまま雑務をこなす日々が続いた。毎日の残業は3時間程度で、休日出社も珍しくなかったが、残業も休日出勤も手当は全く出ない。常に人手不足の小さな会社で、希望する技術職に異動する望みは薄そうだった。不満は積み重なっていったが、「社会人1年目ならこんなものか」と自分に言い聞かせながら懸命に働いた。

入社2年目を迎えた時、「昇給ゼロ」の現実に愕然とする。給与が上がらない理由も、「2年目こそは」と期待していたボーナスが出ないことも、何の説明もなくやり過ごされた。人事と話す機会もなく、配属や今後のキャリアについての相談の場もない。何より、査定の基準が知らされない。このころから転職を意識し始めたが、それでも両親の「3年間は頑張れ」との言葉に従って何とか続けた。そして4年目の春。入社以来全く変わらない給与明細を前にして、心の糸がプツンと切れた。「次の会社は決まってなかったけれど、もう我慢の限界。初めて社長に不満をぶちまけたものの相手にしてもらえず、最後は喧嘩別れのような形で辞めました。」

大学の専攻知識を活かしてエンジニアに転職し、年収も約2倍に


転職活動は、大手企業でエンジニア職の求人を片っ端から探した。「規模の大きな会社なら、人事制度や待遇が整備されており、前職のような理不尽な目に遭わないだろう」という思いからだった。対象領域は大学で専攻した電気・電子工学系はもちろん、ITや土木系の求人にも目を通した。転職エージェントにも登録し面談したが、エンジニアは未経験のため、希望する条件で紹介できる求人はないと言われてしまった。それでも大学時代の専攻である電気・機械の業種を軸に、大手企業の正社員に的を絞り、応募を続けた。応募した企業は20社を超える。

書類選考から面接に通過したのは10社。最終的には外資系の鉄鋼製品メーカーで、工場にある機械のメンテナンスを行う専門職に就くことができた。待遇面についても、年収が300万円弱から550万円とほぼ2倍近くにアップした。年収が上がったことで、以前より広い部屋に引っ越しすることができて、貯金もできるようになった。立地の良い立派なオフィスに通うのも嬉しく、研修中の職場では、いずれ勤務する工場の上司が顔を見せるたびに、なにかと気を配ってくれることに感激している。年収にも満足しているが、それよりも評価制度が明確なことが一番の魅力だという。

「後悔があるとすれば、大学生の時に、今回のように積極的に就職活動をすればよかったということ。たくさん受けて、会社を比較してみて、自分は何がやりたいのかをもっと深く考えておけば良かった。大手企業だからと気後れするのではなく、まずはいろいろ応募してみて、実際に面接に行ってみなければ採用の本気度もわかりません。それに、社員や採用担当と会って初めて気づくこともある。転職は『チャレンジあるのみ』のひと言ですね」。

転職活動を振り返って

未経験でも年収アップの転職ができた要因のひとつとして、そもそもケイスケさんは就職時に会社の比較検討などを行わずに入社していることが挙げられる。ほかの会社と比較することなく、かつ人事制度や待遇面が未整備な会社だったことで、そもそもケイスケさんは、人材としての市場価値よりも低い年収となっていたのかもしれない。現在の待遇が自身のスキルや経験の市場価値に見合っているかどうかを分析することは、キャリアを考える上で重要なポイント。転職を検討している方もそうでない方も、「人材としての市場価値」という観点で自身のキャリアを振り返ってみては。