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転職先で信頼関係を築くのが上手い人の特徴とは

ミーティングをしている人々転職後には、どのようなことに気をつければ、上司や同僚と上手く信頼関係を築いていけるのでしょうか。

新しい職場で求められる、「スタンス」「コミュニケーション」「仕事の進め方」について組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに伺いました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職をしたら、信頼関係の構築に意識を向けてみよう

転職後に、「早く結果を出したいのに、空回ってしまう」「新しい職場に馴染めない…」と焦ってしまう人は少なくありません。

特に、入社したばかりの時期は、転職者自身も、まだ組織や仕事を把握できておらず、完全には溶け込めていない状態です。周囲との信頼関係ができていないゼロからのスタートなので、孤独感を抱くこともあるでしょう。

一方で、転職先の上司や同僚にとっても、転職者はこれから人間関係を作っていく相手となります。初めのうちは新しい同僚への期待を持ちつつも、仕事のスタイルや人柄がわからないため様子をうかがっている状況かもしれません。

そんな時は、焦って大きな成果を出そうとするのではなく、まずは与えられた仕事をコツコツと行いつつ、周囲との信頼関係を構築することに注力してみてください。

信頼関係が構築されると、連携が取りやすくなるので、仕事がスムーズに進み、より成果を出しやすくなるでしょう。

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転職先で信頼関係を築くのが上手い人の特徴

まず、転職後に、上司や同僚との信頼関係を築くのが上手い人には、以下のような3つの特徴が挙げられます。

  • 新しい環境にフィットしようと努力をする
  • 適切なコミュニケーションをとれる
  • 仕事をしっかりとやっている

では、それぞれについて、具体的にどんなことに気をつけると良いか、みていきましょう。

1:新しい環境にフィットしようと努力をする(スタンス)

まず重要なのは、新しい職場の文化・風習を受け入れようとするスタンスです。

転職後は、変化への戸惑いから、どうしても仕事のやり方などを前職と比較しがちです。中には、「前職の進め方の方が効率的だな…」と思うこともあるかもしれません。

しかし、会社ごと組織体制や人員、歴史、文化・風習が違うように、それぞれの会社に適した仕事のやり方も違うものです。背景や経緯を理解しないまま、「この会社のやり方は非効率だ」と批判ばかりしていては、いつまでたっても、組織に溶け込むことはできません。

前職とはギャップがあることを最初から認識しておき、まずは転職先のやり方を取り入れてみると良いでしょう。

組織に溶け込むことに失敗しがちな例として、早く成果を出したい、存在感を発揮したい等の気持ちから、前職の業務の進め方等と比較して、入社直後にさまざまな指摘をするケースが挙げられます。

仮に適切で必要な指摘・提案であったとしても、受け取る人の立場になって考え、伝えるタイミングを見計らうのが賢明です。こういった提案は、ある程度組織に溶け込み、信頼を積み重ねてから伝えていくと良いでしょう。

他にも、新しい環境で必要とされる技術や、知識などを積極的に学ぶことも大切です。これまでの自分の知識や経験だけに固執せず、周囲への助言を求めたり、自ら学び直したりする積極的な姿勢を持ちましょう。

2:適切なコミュニケーションをとれる

転職後のコミュニケーションで大切になるのは、「積極性」「周囲への配慮」「謙虚さ」です。

まずは、早い段階から自分をオープンにする積極性を持ちましょう。例えば、最初は挨拶をする程度でもいいので、自組織はもちろん、違う部門・部署等にも繋がりを作っていくのがオススメです。まずは自分から話しかけ、徐々に周囲からも声をかけやすい状態を作れると良いでしょう。

その際には、挨拶や何気ない雑談を気持ちよくできるように、周囲に配慮することも忘れてはいけません。

相手が忙しそうな時に長々と話しこまないといった基本的なマナーはもちろん、その職場に適した清潔感のある服装を心がけるといったことも大切です。

また、転職後には、何かと同僚や上司に教えを請う場面も多いでしょう。その際には、役職や年齢、性別に関わらず、教えてもらうことに感謝を示し、謙虚なコミュニケーションを心がけましょう。

3:仕事をしっかりとやっている(仕事の進め方)

会社は基本的に仕事をする場です。そのため、そこでの信頼を得ようと思えば、自分の仕事にしっかりと取り組むことは必要不可欠です。

まずは基本的な社内ルールや業務を覚え、任せられた仕事はその内容の難易度に関係なく、雑務であっても丁寧に対応するように心がけましょう。

また、期日や約束を守るといった基本的なマナーに加えて、こまめに進捗状況を報告することも大切です。

たまに、転職後に「少しでもよく見られたい」という思いから、完璧を目指しすぎて、納期ギリギリまで仕事を抱えてしまう人がいます。この場合、仮に適切な行動をしていたとしても、その様子が上司に伝わっておらず、「このまま任せていて大丈夫かな?」と相手を不安にさせてしまうケースも少なくありません。

特に転職後は、意識的に進捗報告の機会を設けてみてください。例えば、資料作成を依頼されたら、7〜8割の仕上がりでも早めに上司に確認をしてもらうと良いでしょう。

万が一、方向性がずれていた場合は早期に修正ができますし、順調に進んでいる場合には、残りの時間でより上司の求めている内容へとブラッシュアップが可能です。

仕事の途中経過や中間評価について、上司と共通認識を持つことができれば、余計なストレスや不安をお互いに軽減できます。そうすることで、よりスムーズに仕事を進めることができ、成果も出しやすくなるかもしれません。

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リモートワーク中心の職場で関係構築をするには

働き方の多様化に伴い、リモートワーク中心の職場も増えています。そういった職場に転職した際は、最初に行う自己紹介で、ある程度自分の人となりを開示するようにしましょう

当たり障りのないことだけを伝えるよりも、趣味や休日の過ごし方、好きな音楽など、なんでもいいので自分らしさが伝わる情報を交えておき、周囲からも声をかけやすい印象を作ることが大切です。

他にも、30分程度の雑談も含めた1 on 1でのオンライン面談を同僚と行うのもオススメです。

リモートワークが中心の職場では、同じ部署であっても業務が異なれば、お互いに何をしているのか分からないといったケースも少なくありません。

業務での接点がないと、コミュニケーションの機会も減りがちなので、最初のうちに、積極的に関わり、相手の仕事内容や価値観を把握しておくと良いでしょう。

1 on 1で話す場は、自分についても知ってもらう良い機会です。そこで気が合いそうな人を見つけることができれば、ちょっとした疑問や悩みを相談しやすくなりますし、新しい職場へも馴染みやすくなるでしょう。この場を使って、出社日にランチの約束をするなど、オフラインの場での交流促進にもつなげることができます。

また、仕事においては、上司や同僚を不安にさせないことが大切です。特に、理由が不明なまま連絡がつかない状態を作らないように注意しましょう。

転職したての場合、周囲は、転職者の仕事のスタンスや進め方が分からないので、「どこで、何を、どんな風に仕事しているのか」などの予測が立てられません。まずは、そこをクリアにすることが大切。自分がストレスにならない範囲で、プライベートな予定も含めたスケジュールを開示することも視野に入れてみてください。

例えば、「午前中の業務が長引いたので、13〜14時で遅めの昼休憩をとる」、「私用で18時以降は連絡がつかない」などを公開スケジュール入れておくだけでも良いでしょう。

オンラインがコミュニケーションの中心になる場合は、相手の顔が見えない分、こまめ、かつタイムリーにレスポンスをしていくことが信頼感につながります。

特に仕事でチャットツールを利用している場合には、よりその傾向が高まります。業務で手が離せない時は、ひと言「会議中なので後ほど連絡します」と返信したり、リアクションと呼ばれる絵文字で反応を示す機能を使ったりして、「見ている」ことだけでも、相手に知らせておくと良いでしょう。

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最後に

職場における信頼関係の構築は大切です。信頼関係があることでスムーズに仕事が進み、より成果を出しやすくなることもあります。

そう言われると、「早く信頼関係を築かないと!」と気負って、焦ってしまう人もいるでしょう。

しかし、「周囲と仲良くならないといけないから…」と、自分の大切にしたいことを無理に曲げてまで、上司や同僚の意に従い、気に入られようとする必要はありません。日々の仕事に誠実に取り組み、上司や同僚に感謝の気持ちと謙虚さを持って接していれば、信頼関係は自然と育まれていくものです。

焦りすぎず、自分のペースも大切にしながら、転職先での時間を過ごしてみてください。

記事作成日:2022年12月19日 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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