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「現職に飽きた」と感じたときの対処法

肘をついてうつむく女性何か大きな不満があるわけではないのに、「現職に飽きた」と感じてしまうことは意外にもよくあるケース。大切なのは原因に合った対処をとることです。

転職を検討する際の注意点も含め、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏にお聞きしました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

「飽きた」と感じやすいのはどんなとき?

人間関係や給与面などで大きな不満を抱えているわけではないけれど、「今の仕事に飽きてしまった」と感じることは、長く会社勤めをしていれば往々にしてあるものです。

一方で、人によって飽きたと感じやすい場面はさまざまです。よりよい対処法をとるために、まずは自分がどのような場面で飽きを感じやすいのかを考えて自己分析してみましょう。

【仕事に飽きたと感じやすい場面の例】

  • 同じ業務が繰り返されるとき
    習慣化・定型化でその仕事に慣れてしまうと、マンネリ感から飽きたと感じることも。
  • 新しいことにチャレンジする機会がないとき
    業務量が少ない場合や、簡単で単調な業務だけにとどまっていると、仕事での成長をのぞめずに飽きにつながることも。
  • 環境が変わらないとき
    新メンバーが入ってこないなど、変化のない人間関係は飽きを感じさせる要因となり得ます。
  • 学びがなくなったとき
    フィードバックや評価がもらえない環境であれば、改善策や次の目標が見つからなくなり、仕事の飽きにつながる場合もあります。

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仕事に飽きてしまったときの対処法

仕事に飽きたことで、自分は怠けているのではないか、モチベーションが低くてダメなんじゃないかと考える方がいますが、決してネガティブにとらえる必要はありません。

飽きることは成長を欲している、仕事内容や人間関係、職場環境における変化を求めている、ということでもあり、むしろ自分のキャリアを考えるよきタイミングでありチャンスなのです。

まずは周囲(上司・先輩・同僚・知人など)に相談し、原因に合わせた対処をしていくといいでしょう。

目的意識を持つ

業務量が少なくて暇な時間が多い、学びがなくなったといったことで、仕事に飽きを感じているならば、「この仕事に就いた目的は何だったのか」と初心を振り返ってみるのも一つの方法です。

目的意識を持って仕事にのぞめば、次にやるべきことが可視化され、飽きるという気持ちが解消されるかもしれません。会社に目標管理の仕組みがあればそれを利用して振り返りを行なってみてもいいでしょう。

内省を繰り返すことで、やろうと思っていたのに忘れていたことを思い出すきっかけにもなります。例えば、専門知識をつけるために簿記の勉強をしようと思っていた、今の仕事のなかで創意工夫できることがあったなど、あらたに取り組む課題や目標が見えてくると仕事への意識も変わってきます。

いろいろ考えてみても目標を見つけられない場合は、エース級の社員や他業種の方から刺激をもらうという手もあります。その方々がどのような目的意識を持って仕事をしているのかを聞き、自分と比較してみるだけでも参考になるでしょう。

業務範囲を変えてみる

同じ業務の繰り返しによるマンネリ化が飽きたと感じる原因であるならば、業務範囲を変えてみるという対処法があります。もちろん組織の中では上司に相談しなければできないことも多いのですが、個人の範疇でできることもあります。

例えば、営業職であれば担当しているお客様の課題をゼロベースで考え、これまでの業務になかった提案をしてみるなどです。他にも、業界の情報を集め整理して部内に共有する、後輩の研修役を買って出るといったことでもいいでしょう。

これまでの業務範囲になかったことをあえてやってみるだけで、新しい気づきや発見があるかもしれません。そのアクションに対して周りからフィードバックを受けると、自分に向いていることを見つけたり、もう少し勉強したくなったりすることも出てくるでしょう。

より負荷の高い仕事にチャレンジしてみる

単調な業務内容に飽きを感じる原因があるならば、現職のなかで少し負荷の高い仕事にチャレンジしてみるという対処法があります。

例えば、社内対応がメインのアシスタント職であれば、社外対応の仕事も担当したいと申し出てみる、入力業務など指示に従うだけの仕事であれば、労働環境改善のような社内向けミニプロジェクトの企画者や責任者に手を挙げてみるといったことです。

また、これまでよりも責任のある業務に関わることで、自分の意外な能力や適正に気づくこともあるかもしれません。

部署異動ができないか相談してみる

変化のない人間関係に飽きを感じている場合は、部署異動ができないか相談してみましょう。

例えば、同じ部門であっても、上司の考え方やメンバーの持っている知識やスキルが違えば、チームごとに仕事のやり方が全く違うということがあります。部門内でチームを変えてもらうだけでも、仕事の定義や見方が変わって、飽きを感じなくなるかもしれません。

転職を検討する

いろいろ対処をとってみても問題は解決せず、自分のキャリアにとってよりよい選択なのであれば、転職を検討してもいいでしょう。

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転職を考える場合のアドバイス

転職した先で同じことを繰り返さないためにも、下記の点に気をつけて転職活動を始めましょう。

「飽き」となった原因を軸に転職先を決めていく

転職によって働く環境が変われば、当然「飽き」を解消することができます。しかし、根本的な原因が解決されないままの転職では、その効果は一時的なもの。慣れてくればまた同じように飽きるという課題にぶつかってしまいます。慣れてきた後も飽きずに働ける対策が講じられるかどうかも軸にして転職先を選んでいきましょう。

例えば、仕事のマンネリ化に飽きる原因があるのなら、新規事業が多い、留職制度がある、複数のキャリアパス制度があるといった会社を選ぶのも一つでしょう。変わらない人間関係に飽きを感じるならば、他部署に異動しやすい環境がある会社へ転職するという道もあるかと思います。

新しいことにチャレンジできず飽きてしまったのなら、社内起業を歓迎している、年功序列ではなく若手でも昇進できる制度があるなど、チャレンジに前向きな風土がある会社を選ぶというのも選択肢として挙げられるかと思います。

このとき、単に「今風で新しそうな仕事だったから」といったように短絡的に転職先を選ぶのは、転職を繰り返す可能性が出てくるので避けましょう。飽きたと感じる原因を把握し、軸を定めた上で検討するようにしましょう。

転職理由は他責的にならないよう注意する

仕事に飽きたという気持ちだけで転職活動に入ってしまうと、無意識のうちに他責的な話し方をしてしまう恐れがあります。

例えば、飽きてしまったのは与えられた仕事のせい(自分は悪くない)、活躍する場所を用意してくれなかった会社のせいといったことです。きちんと内省をして、飽きた原因と対策を考えてから転職活動に入ることをおすすめします。

また、面接で転職理由を問われた際は、「今の仕事に飽きたから」ではなく、前向きな理由で伝えられるよう言い方にも工夫しておきましょう。

記事作成日:2021年10月8日 WRITER:タナカトウコ EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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