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オンライン面接で生じやすい転職後のギャップとは?ギャップを生じさせない為のアドバイス

PCをチェックする女性オンライン面接が普及したことで、「職場の雰囲気をつかみづらい」「一緒に働く人のイメージが持てない」といった不安を抱える人は少なくありません。

入社後のギャップを減らすために、オンライン面接では何を確認すべきなのか、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに聞きました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

求職者のオンライン面接に対する捉え方

そもそも、オンライン面接を経験した転職者は、オンライン面接をどう捉えているのでしょう。

株式会社リクルートが全国の20~60代の就業者948名を対象に、「Web面接について感じていること(2020年実施)」のアンケート調査を行ったところ、「対面で会う機会が欲しい」と思う人は66.2%でしたが、「全て対面が良い」と思う人は25.9%と、4人に1人の割合に留まりました。

対面が良い理由として、「入社する前に、自分の働く場所は直接確認しておきたい」(73.9%)、「上司には直接会っておきたい」(70.0%)という意向があることがわかりました。

※参考:Web 面接について感じていることのアンケート調査(2020年8月実施)https://www.recruit.co.jp/newsroom/recruitcareer/news/20201014fcy8m.pdf

Web面接に対して「利用するのは効率的で良い」との意見がある反面、「社内の様子や人間関係が伝わりづらいので、直接会いたい」と考える人が多いことがわかります。

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オンライン面接では転職後のギャップが生じやすい?

オンラインコミュニケーションの特徴には雑談がしにくい、という点が挙げられます。

雑談を通じてわかる社風・人間性などが伝わりづらく、五感を使って雰囲気を察することには適していないため、オンライン面接を経て転職する際に、オフィス空間や働く人の様子にギャップを感じる人は少なくありません。

それに、オンライン面接では、求職者と採用担当者が同時に発言すると、音声がかぶって聞こえなくなるなど、間合いの取り方も難しくなります。

つまりは、相手の反応が読み取りにくく、リアクションに若干のタイムラグがあることも、雑談のしにくさにつながっているのでしょう。

また、相手の表情や目線、声質や姿勢、背格好といった非言語的な情報伝達においては、オンライン面接は対面にどうしても劣ってしまいます。

そもそもオンライン面接は、情報共有の場を目的として設定されるケースが多い傾向にあるため、ざっくばらんに話すよりも、マニュアルやアジェンダに従い、順番通りに話す方が適している、と考える人も少なくありません。

また、仕事内容やミッション、必要とされる経験やスキル、福利厚生の内容や給与などの条件面について話す際、オンラインでも十分に情報を得ることができ、話の内容にもフォーカスしやすいので、情報共有の場においてオンライン面接は有効な手段(方法)といえるでしょう。

一方、対面の面接場面のように、「ちょっとお聞きして良いでしょうか」と、その場で気になったことを比較的気軽に質問しづらい面もあるので、知りたいこと、伝えたいことをしっかりと事前に整理し、面接に臨む姿勢が大切です。

ちなみに、アンケート調査では、「面接は、Web でも直接会っても変わらない」と答える人が、テレワーク経験のない人では24.3%、テレワーク経験者では34.9%と、10.6 ポイントの差が出ました。

これには、テレワーク経験者ならではのオンラインの目的的なコミュニケーションへの慣れが影響していると考えられます。

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ギャップを生じさせない為にできること

では、オンライン面接をする際、入社後のギャップを避けるためにはどのようなコミュニケーションを心がけるべきなのかを3つご紹介します。

①上司や現場担当者と会話させてもらえないか打診する

前述のとおり、オンライン面接では、五感から得られる情報が量・質ともに限定されます。

そのため、対面のように会社の雰囲気を感じ取ることが難しく、オンライン面接と現場にギャップを感じることもあるでしょう。

ギャップを最小限にするためには、選考の段階で、具体的な仕事内容やミッション、期待される役割を理解しておくことが大切です。

最近では、企業側もミスマッチ回避のため、配属先の上司や現場担当者と求職者の面談を設定するケースも少なくありません。

そのため、どんな上司や現場担当者と共に働くか知りたい場合は、人事・採用担当者に「もし可能であれば、上司や現場担当者の方とも面接でお会いすることはできますか」と打診してみるとよいでしょう。

どんな上司や現場担当者と、どんなチーム体制で仕事を進めるのか、どんな仕事内容なのかを事前にイメージしておくことが重要です。

②入社後のフロー、新人研修などの教育制度が整っているかを確認する

入社後のフローを予め確認することは、入社後に起こり得るギャップの軽減にもつながります。

オンライン面接では、配属されるまでの流れや仕事の任され方、プロジェクトに参画するタイミングなどを必ず確認しましょう。

また、入社後のフローと併せて、社員研修や育成プランについても聞いておくとよいです。

例えば、入社後の新人研修や、1ヶ月後・3ヶ月後など定期的なフォローアップ面談、人事部によるフォローや、他部署とのコミュニケーションの機会があるのかどうかを確認しておきましょう。

もしも、入社後もリモートワークが多い場合は、社内コミュニケーションツールでどのような相談ができるのかも理解しておくと安心です。

③企業側に評価ポイントや懸念点などを聞き、入社後のイメージを具体化する

オンライン面接では、相手の反応が見えにくいため、「自分の強みやスキル・経験が本当に伝わっているのだろうか」と不安になることが少なくありません。

そこで、面接の際は、自分のどんな点を評価し、どこに懸念を感じているのかを教えてもらったり、自分の強み・弱み、できること・できないことを資料にまとめて共有したりと、企業側と共通の認識を持てているのかをきちんと言語化していきしょう。

くれぐれも入社後に期待されていることや評価されていることに認識のズレがあった…という事態にならないことが大切です。

もしも面接が1回で終わり、内定が出た場合や、面接後に不安要素や疑問点などが生じた場合は、採用担当者に質問メールを送ってみるのも一つの方法です。

メールを送る際は、「〇〇についてもっと知りたいので、こういう面談の機会を追加していただけますか」「オフィス訪問を一度させていただいてもよいでしょうか」「〇〇についていくつか質問してもいいですか」など、きちんと要望を伝え、入社後のイメージをより具体化させていくことが大事です。

まとめ

転職活動において準備すべきことは、オンライン面接でも、対面面接でも基本的に変わりませんが、オンラインだと社風や人柄などへの理解が深まりにくいと懸念しているのは企業側も同じでしょう。

オンライン面接で生じやすい転職後のギャップを避けるためにも、上司・現場担当者、メンバーとの面談設定はもちろんのこと、自分に求められる役割や強み、懸念点などは事前にしっかりとすり合わせしておくことをおすすめします。

記事作成日:2021年7月6日 WRITER:田中瑠子 EDIT:リクナビNEXT編集部

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