面接時にマスクは着けていてもOK?マナーや話し方のポイントも解説
コロナ禍でオンライン面接が増える中、対面形式でのマスクの着用について気になるという方もいらっしゃるかと思います。
「面接でマスクを着けていても良い?」「マスクの色のチョイスは?」「マスク着用時の注意点は?」など、よくある疑問について、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏にお答えいただきました。
面接でのマスク着用は企業の判断に委ねよう
新型コロナウイルス拡大前後で、「マスク着用」に関する考え方が大きく変わってきました。マスクを面接で着用すべきか、悩む方もいらっしゃることでしょう。
2023年3月13日以降は「マスク着用は個人の選択に委ねられている」、と厚生労働省から指針が出ており、対面面接を行うときの「マスク着用」においても、明確なルールは決まっておりません。
そのため、面接でのマスク着用については企業によって考え方が様々な可能性があるので、企業側からマスクの着用をお願いされた場合は着用し、指示がなく判断に迷う場合は、どちらにも対応できるように備えておきましょう。
可能であれば面接の前に、マスク着用の要否についてを確認しておくと、迷わずに選択できるのでおすすめです。
マスクの色は控えめで無地のものを
以前とは違って、様々な色やデザインのマスクが流通しています。面接時のマスク選びに悩んだ時は、「ビジネスの場にそぐわしいかどうか」という視点で選ぶといいでしょう。
白、グレー、薄いブルーなど控えめな色で無地のマスクが無難です。キャラクター入りや派手な柄物など主張しすぎるデザインのマスクは避けたほうがいいでしょう。
マスクを着けて話す際のポイント
・いつも以上にはきはきと大きめの声で話す
マスクを着用することで声がこもり、相手に聞こえにくくなることがあります。面接官との受け答えをスムーズにするためにも、相手に声が届くことを意識して、はっきりと聞き取りやすいトーンで話すようにしましょう。
・アイコンタクト、ジェスチャーにも気を配る
マスクで顔が隠れている分、相手に表情が伝わりづらくなる可能性があります。面接官とはしっかりとアイコンタクトをとって、話をする際のジェスチャーにも気を配ってみましょう。事前に鏡の前でイメージトレーニングをしておくのもいいと思います。
・マスク着用時も笑顔を忘れずに
口元の表情は目元にも連動して表れます。目元の表情を明るくするためにも、面接時は、マスクの下でも口角を上げた笑顔でいるようにしましょう。
・顔が見えないため、目元の印象を意識する
マスクで隠れていないのは、目元から上だけです。そのため、眉毛を整えるなど、目元の印象を意識しましょう。
・マスクを外すことも想定しておく
感染予防の観点で考えると、面接時にマスクを外すよう要望されることは少ないかと思います。しかし、本人確認のために一時的にマスクを外すといったことも想定されるため、ゼロとは言い切れません。その時になって慌てることがないよう、面接前に汗を拭いておく、メイクを整えておく、男性の方はひげをそっておくなど、マスクを外す想定もしておくといいでしょう。
オンライン面接ではマスクは外す
オンライン面接では、面接官と直接会うわけではないので、マスクの着用は必要ありません。はじめからマスクを外して面接に臨みましょう。
面接担当者は、話す内容だけではなく、表情や話し方も含めて総合的に人柄を判断しています。通常の面接と同じように、服装や話す内容などの準備を整えた上で面接に臨みましょう。
面接前に準備しておきたいこと
最後に、対面での面接を受ける前に準備しておきたいことについて解説します。マスクの準備だけでなく、服装のチェックや面接会場までのアクセスなども見落としがちなポイントですので、そちらもあわせてご紹介します。面接当日になって慌てることのないよう事前に確認をしておきましょう。
・面接時に着用するマスクの確認
紙のマスクを着用する際は、本番前に新しいものに付け替えられるよう、面接会場まで持参するのがおすすめです。買い替える場合はマスクのサイズに注意して選ぶことも忘れずに。布のマスクを着ける場合は、前日に洗っておくなど、当日に清潔な状態で着用できるよう準備しておきましょう。
・面接で身につける服装や小物の清潔感チェック
面接では、身なりの「清潔感」に気を配ることが大切です。スーツのしわやシミ・汚れはもちろんですが、明らかにサイズ違いである場合も、だらしない印象を与えてしまいます。
見落としがちなのは、普段から使い込んでいる小物の汚れや傷みです。履きつぶした靴やほころびのあるバッグなども、清潔な印象は与えません。面接に着ていく服や小物は客観的に見て清潔感があるかどうか、あらかじめ余裕をもって確認しておくと安心でしょう。
・筆記用具、メモ帳、応募書類の持参を
面接で聞いた内容や選考日程など忘れないためのメモは必須。慌てないためにも、筆記用具とメモ帳は必ず持参しましょう。また、応募した職務経歴書などを持参しておくと面接前に確認できるので安心です。
・面接会場までのアクセス・所要時間の確認
面接において遅刻は厳禁です。道に迷う可能性や、不測の事態による交通機関の遅延など、予想以上に時間がかかることがあります。会場への到着がギリギリになって焦ることがないよう、電車やバスには余裕を持った時間で乗車できるよう、事前に調べておきましょう。会場に早めに到着して、トイレで身だしなみを整える程度の時間があるのが理想的です。
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